たった1つの、誰もが疑いようのない、「道標」
皆さんこんばんわ、あやすけです。
突然ですが、私は「漫画」が大好きです。もう本当に、これでもかこれでもかと言うくらいに、漫画を読み漁っていた時期がありました。最近は、そんな時間が減ってきたなぁと心にふと湧いてきて、それなら記事を書いて見ようという想いに至りました・・・花の金曜日にね(笑) 他にやりたいと思うこと、いまこの瞬間に無いんですよ。私はそういう分類に属する人種です。
好きなんですよね、漫画。
「なんで好きなの?」・・・はい、そんなの決まっているじゃないですか。誰かや何かを好きになることに、理由なんてありません。好きなんです。ただそれだけです。
「役に立つから」とか「儲かるから」とか「自分のスキルアップに繋がるから」とか・・・そういう種類の「好き」ではないと言う事です。
ちなみに、いまの自分の「コンビニ店員」という仕事も、上記と同じ理由で、「好き」なんです。
いくつかイチオシの漫画はあるのですが、勤め人を辞めてから何故か好きになった「酒」を家で一人飲みながら記事を書こうと心に感じた今その時に、頭に浮かんだ漫画は、「プラネテス」の登場人物の一人であるロシア人の「ユーリ」の言葉でした。
「ただ僕は・・・道標が欲しいんです。北極星のような、明確で、疑いようのない・・・」
ユーリが若かった頃に世界中を旅していた時、とある日に出会ったネイティブアメリカンの老人の一人に対して、ユーリが問いかけた言葉です。
続けてユーリは、その老人にさらに問いかけます。
「自分の位置を知り、まっすぐ進んでいることを確認できるようなものを、求めているだけなんです」
・・・もう本当に、すごくすごく、漫画を読んだ当時の私はそのユーリの言葉に共感しました。初めて「プラネテス」という漫画に出会った当時の私は、まだ20代の頃だったと思います。
その頃の私と言えば、「勤め人」という自分の置かれた人生の状況を全力で謳歌していた真っ只中でした。「その立場である自分」にとってどんな困難な状況であっても、そして「世界中の全ての人間」を敵に回してでも、たった1つの疑いようのない「真実」を目指して行動することが、この世界で唯一、たった1つだけ存在する「正解」なんだと、 当時の私は心の底から確信していた頃でした。
・・・漫画の中のその老人は、ユーリに対してこう返答します。
「お若い方、あなたは物事をなんでもはっきりとさせようとしすぎる」
12年間の勤め人という人生に「心を病む」という形で終止符を打ち、
「自宅警備」という仕事を数年間経たその後に、両親が経営するコンビニで経営陣の一人として生きる人生を7年間経験した「現在の私」は、ようやく・・・本当にようやくにして、このネイティブアメリカンの老人の言葉を理解することが出来るようになりました。
「正解は、1つではない」
「たった1つの、疑いようのない『真実』は、この世界に存在しない」
いまの私は、そういう価値観を腹落ちさせ、それを行動に移せるようになりました。強い人間になったと言えるかも知れません。この価値観は、堰き止められていたモノが崩壊したのちに流れ出し、その結果として「変化」という大津波が押し寄せている現在の当店の状況においても、その真価を発揮する「原動力」だと確信しています。
もしかしたら、変化の大津波が押し寄せる事がない「平常時」においても、すごくすごく、大事な価値観なのかも知れません。
花の金曜日に、ひとり家で酒を飲みながら、そんな事を考えつつパソコンの前に座っている、今夜のあやすけでありました(笑)
それでは今日はこの辺で。
このクソッタレな世界と戦う皆様と明日もともに
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