生活防衛資金って知っているかー?

生活防衛資金という言葉を聞いた事があるだろうか。
書いて字のごとく、「生活を防衛するための資金」。

生きていると病気や突発的な災害は突然やってくる。
入院で働くことが難しくなったり、会社が倒産したり、災害で住居が被害にあってしまうという場合もある。

そんな万が一に備えるためのお金が生活防衛資金だ。

生活防衛資金の目安は?

では、生活防衛資金としてどれくらいのお金を貯めておいたらよいか。

ずばり、生活費の3~6ヶ月分である。
もう少し余裕のある世帯や子供がいる世帯は、1年分くらいを生活防衛資金にしておくのが望ましい。
少なくとも生活費の3か月分は欲しいところだ。

総務省の家計調査報告によると、2022年4月~6月において単身世帯の生活費は約15万、2人以上世帯の生活費は約29万円である。

参考:家計調査報告-2022年(令和4年)6月分及び4~6月期平均-
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr-q.pdf#page=14

それを踏まえると、生活防衛資金の目安は、単身世帯だと約45万~90万円(180万円が理想)、2人以上世帯だと約87万~174万円(348万円が理想)ということになる。

生活防衛資金を貯めるには?

生活防衛資金を貯めるにはどうしたら良いか。
私が実行しているのは下記の3つだ。

①毎月少しずつ定額で積み立てる
②ボーナスを貯蓄する
③生活費(特に固定費)を見直す

①毎月少しずつ定額で積み立てる

「いざ生活防衛資金を貯めん!」と思ってもまとまったお金をすぐに用意することは難しい。
であれば、毎月少しずつ計画的に積み立てていけば良い。

継続は力なり。

「先取り貯金」といって、あらかじめ毎月の貯金額を決めておき、給料が入ったらその金額を別の口座に貯めていくという方法ある。
今すぐ貯金用の口座の準備と会社の給与振り込みの設定変更をしよう。

生活費用の口座にある分は生活費に使っても良いのでとても気が楽である。

②ボーナスを貯蓄する

月に少しずつ貯めていくだけでは目標金額に到達するまでに時間がかかる。

もしボーナスをもらえる場合はそれを使い切らず生活防衛資金に回してみよう。
それをするだけで一気に貯金スピードが速くなる。はず。

ボーナスで自分へのご褒美を買う人もいると思うが、未来への備えに残しておくのも立派な自分へのご褒美だと思う。

③生活費(特に固定費)を見直す

入ってくるお金を貯金に回すのは①と②をすることで充分だが、出ていくお金を減らしてなるべく貯金に回すという方法もある。
自分の生活費を見直すということだ。

中でも、特に固定費は見直せばすぐに減らせる。
例えば、スマホ代、電気代、家賃・・・。

スマホは格安Simに切り替える、電力会社や契約プランを変更する、家賃を抑えるために引っ越しを検討してみたりすると、それで月々自動で余ってくるお金が増える。

これらは食費や交際費とは異なり気づいたら減っているため、生活してる分には今とそんなに変わらないのにいつの間にか以前より貯金ができているという状態になる。はず。

固定費の見直しが出来たら食費などの変動費も見直すことをおすすめする。

予期せぬできごとのための助けになるのが生活防衛資金だ。
備えあれば憂いなし。

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