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全員で成長し続ける- 1 Action 3 Result

(。´・ω・)?「お父さんってお母さんの奴隷なん?」
ꉂꉂ(ノ∀≦。)σ「ぶふぉぉww奴隷ってwwww」
( -`д-´)「奴隷ちゃうわ!サムライや!」
爆笑する妻をしり目に毅然として答えた初瀬野アヤセです。こんにちは。
侍です。めちゃくちゃ侍らってます。

さて、今日はPrincipalの項目の1つ、「全員で成長し続ける」のうち、小項目の「1 Action 3 Result」を取り上げます。

「全員で成長し続ける」ための8項目

1 Action 3 Result とは?

言葉通り、「1つの行動で3つの成果を出す」という考え方です。
3つ以上の成果を出せれば最高ですね。

利害関係者が増えると課題が山積みになってしまうことも多いのではないでしょうか。数多くの課題を前に、1回で全部終わらせたい!と思ったことはありませんか?
これで解決!と思って行動して実際に解決したのは良いけれど、結果的にやる事が増えてそれが新しい課題になった経験はありませんか?

私はあります。
えぇ。何度経験したか思い出せないくらい良くありますとも。

そのような、いつまでたっても課題が減らない!物事が進まない!という状態をできるだけ少なくするために、1 Action 3 Result を心掛けて行動していますし、関係者にも同じような行動が出来るように働きかけています。

なんだか難しそうですけど!?

1 Action 3 Result と聞くと、すごく難しいような印象を持つ方もいるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
調べた際によく出てくる事例では、次のようなものがあります。

Action:毎日30分の運動をする。
Result 1:健康維持や体力が向上する。
Result 2:ストレスの解消や軽減。
Result 3:脳の機能が高まり、生産性向上する。

Action:早起きする。
Result 1:体内時計の正常化による心身の健康促進。
Result 2:集中力アップにより生産性が向上する。
Result 3:朝の時間を有効に使って新しいことに取り組める。

どのように感じましたか?
いずれも納得できるけど、思ったより大したことない成果だな・・と感じませんでしたか?

意外とそうでもないかも?

そうなんです。
実は、私たちが特に意識していないだけで、日常生活の中で当たり前のように1 Action 3 Result をやっているんです。
そう言われれば、一気にハードルが下がりますよね。

何よりもまずは、「普段から無意識に行っているものをしっかり認識した状態で行う」ということが重要になります。
何をするにしてもそれだけで驚くほど結果が変わりますのでぜひ実践してみて下さい。

意識して行うのであれば、結果をより具体的に想定して行動することが出来るようになります。
先ほどの事例のように行動からすぐに(ほぼ自動的に)結びつく成果だけではなく、もっと広い範囲で成果に結びつけたり、未来まで時間軸を伸ばした行動ができるようになります。

また急に難しくなったように感じたかもしれませんね。

安心して下さい、既にできています!

意識した状態での1 Action 3 Result、皆さんも実は日常的にやっています。

例えば食材を買いに出かけるシーンを想像してみましょう。
その日に使う食材だけを買いに出かけることはほとんどないのではないでしょうか?
買い物に行くと決めた時点で、数日先まで献立を想定して食材をまとめ買いしたり、日用品の状況を確認して追加購入を検討したり、少し先の買い物の為に値段をリサーチしたりしませんか?

最初の事例と同じように書くと下記のようになります。

Action:買い物をする
Result 1:数日先までの食事に使う食材を買う。
Result 2:日用品を追加購入する。
Result 3:値段のリサーチをする。

如何ですか?このように日常生活に照らし合わせてみると、意外に実践できていることも多いことが実感できて、意識した状態での1 action 3 resultに対するハードルも下がったのではないでしょうか。
このように普段から繰り返し行っていることや、経験的に関係する内容が容易に想像できることであれば、比較的簡単に1 Action 3 Result を実現できます。

難しいのはどんなとき?

では具体的に想像できない場合はどうでしょうか?
飛躍的に難易度が上がります。ほぼうまくできないと言っても良いでしょう。

先ほど買い物の事例を使いましたが、初めての料理や初めての買い物を思い出してみて下さい。もしあなたが料理をしたことがなく食材を買った経験もなければ、1 Action 1 Result をうまくこなすことに必死で他のことは考えられないのではないでしょうか?
ただ、事前にしっかり調べて具体的な想像が出来れば可能性が広がりますので、1 Action 3 Result が実現できるかもしれません。

この”経験があるかどうか”“具体的な想像ができるかどうか”が、1 Action 3 Result を実現できるかどうかの重要な要素になります。
もしあなたがプライベートでは1 Action 3 Result を実現できるのに、仕事だと難しいと感じてしまうのであれば、これが要因です。

もしかすると、プライベートと仕事は全く別の代物で同じように考えてはいけないと思っている方もいるかもしれませんが、そうではありません。

思考方法は最高の武器になる!

思考方法はどんな場面でも汎用的に使うことが出来る最高の武器になります。思考方法も運動などと同じでトレーニング次第で格段に上達しますので、ぜひ自分なりの思考方法の習得を目指してみて下さい。

思考方法については下記2つのnoteで記事にしています。本記事のベースにもなっていますので、併せて読んでもらえると嬉しいです。

思考方法の基本 7つの視点
思考方法の基本的な考え方を書いた記事です。
3ステップで始める能動的思考プロセス
能動的に思考するためのポイントを書いた記事です。

4ステップで始める 1 Action 3 Result

ここからは能動的に1 Action 3 Result を実行する場合、どのように考えたら良いかをを見ていきましょう。4つのステップがあります。

ステップ①:目標を決める!
ステップ➁:行動を一旦決める!
ステップ➂:他の目標も決める!
ステップ④:行動を最終決定する!

ステップ①: 目標を決める!

最初に目標を決めます。どんな結果を実現するのか?というゴールですね。
5W1Hを使うのが分かりやすくおススメです。

仕事だと上司や取引先などから○○して欲しい!という依頼を受けることも多いと思います。この場合「依頼=行動すること」ですので、そのまますんなり行動しがちですが一度立ち止まって確認してみましょう。分からなければ依頼者に聞きましょう。

何のために○○をするのか?を考えてみます。
目標を実現するための手段が○○なので、○○をやれば本当に目標は実現するのか?過不足はないか?他の手段はないか?などを考えてみます。

当然、依頼者が様々なことを検討した上で○○を依頼していることや、業務命令として対応必須の場合も多々ありますので、依頼を正確に理解するために念のため確認する、という心持ちで確認すれば良いと思います。

ステップ➁:行動を一旦決める!

主体となる目標が決まれば、行動も自動的に決まってしまうことが多いです。
業務命令であれば「目標が決まる=依頼内容を把握する」ですし、買い物であれば「目標が決まる=買うものを把握する」ですので、そのまま行動に移せますよね。

ここで「一旦」としているのは、次のステップで他の目標を決めた場合に、行動が変化する可能性があるからです。
1 Action 1 Result で良ければこのステップで終了になります。

何らかの課題を解決する場合は、なぜなぜ分析を活用して真因を特定しましょう。これを最初にしておくことで、的外れな行動をしてしまうことを未然に防げます。

深掘りすることで、特定した真因から派生する可能性があるその他の課題が見つかったり、一見すると全く関係のないように見える別の課題が同じ真因であったり、新しい発見があるかもしれません。
そうなれば1つの行動で複数の課題を解決できる可能性が出てきます。

ステップ➂:他の目標も決める!

1 Action 3 Result を目指す場合は、他の目標も設定してみましょう。
主目標に関連した目標を設定するやり方、行動に関連した目標を設定するやり方の2つの方法がありますので、自分自身にあった方法で目標を設定すれば良いです。

主目標に関連した目標を設定する場合:
「1年後に○○を実現する!」などの何か大きな目標がある場合は、大きな目標と主目標をまず関連付けてみて、そこから他の目標を設定すると一貫した行動原理になりやすいです。
時間軸を未来まで伸ばして行動している場合は、こちらの方法がおすすめです。

行動に関連した目標を設定する場合:
業務命令のように行動内容がほぼ決まってしまっている場合は、行動から他の目標を考えると比較的簡単に設定できることが多いです。買い物の場合もそうですね。

但し、この方法は注意すべき点が1つあります。
それは「新しい別の行動を追加しない」ことです。
折角だからとか、どうせやるからとか、ついでにこれもやろうとか、良かれと思ってついつい行動を追加しがちですが、結果的にそれが「余計なこと」になってしまうことがあるからです。

業務命令の場合は特に注意が必要で、良かれと思った行動が依頼者の想定範囲に含まれておらず、予期しない損失が発生してしまう可能性があります。

プライベートでも同じような状態になることが往々にしてあります。
例えば、買い物に行ったついでに近くの図書館に寄って本を読む!という目標を設定した場合、全て終えて帰ってみたら、「遅い!!」と烈火のごとく怒られるかもしれませんよね。

他の目標を設定する際は、新しい別の行動を追加していないか確認するようにしましょう。

行動から他の目標を設定する場合は、主目標とどの程度関連性があるかを確認すると良いです。先ほどの買い物の事例では、○○を買うという主目標と図書館で本を読むという目標は全く関連性がないですよね。このように関連性が低ければ全く別の行動を追加せざるを得ない可能性が高くなります。

ステップ④: 行動を最終決定する!

他の目標を追加したことによって、行動を変化させる必要があるか確認します。
例えば、「オンラインミーティングをする」という行動から「面直で打合せする」という行動に変化させる、「Aスーパーで買い物をする」という行動から「ネットで買い物をする」という行動に変化させるなどです。

業務命令の事例で「本番前に事前確認の打合せを追加する」、買い物の事例で「AスーパーとBドラッグで買い物をする」など主目的の達成から大きく外れない範囲で行動を追加するのであれば、行動を変化させる範囲に含めて考えても良いでしょう。

C店とD店とE店でも買い物をする!など、追加が多すぎると1 Action とは言えなくなります。
買い物に行く=A~E店を回るという習慣になっている場合は、1 Action と考えても良いと思いますが、習慣化しているものが全て良いわけではありませんので、本当に全ての店舗を回る必要があるか改めて考えてみても良いかもしれません。

やってみよう!1 Action 3 Result!

今日からすぐに実践できるように、プライベートとビジネスシーンでそれぞれ1つ、私の実例を取り上げますので参考にしてみて下さい。

パートナーから食材の買い物を頼まれたらどうする?

ステップ①: 目標を決める!
まず依頼内容を把握しましょう。5W1Hを使って質問していきます。
「それくらい言わなくても分かるでしょ!?」と言われるかもしれませんが、聞かずに後で怒られるよりも、先に聞いておいた方が安全な場合が多いです。いや、別に怒られることを前提としているわけではありませんよ?

What:何を買ってきたらよい?量はどれくらい?何を作るの?
When:いつ使うの?何時までにあればよい?
Where:どこで料理するの?家?実家?屋外?
Who:メンバーは?誰か来たりする?何人ぐらい?
Why:依頼する何か特別な理由ある?もしあったら教えてね。
How:リアル店舗?ネット?決済方法は?自由に決めても良い?

WhyとHowについては、それまでの答えによっては聞かない方が良いこともあるでしょうから状況に応じて使い分けて下さい。パートナーの希望=目標が明確になればそれでOKです。

今回の答えはこちら。
「焼き肉用のお肉を4kg程度、土曜の夕方までに、妻の実家で、妻の実家+うちの家族で、母&父の日の合同お祝い会、店も決済方法も自由に決めてOK」

質問によって依頼内容が把握でき、焼き肉要のお肉を4kg程度買うと言う目標が決まりましたね。どうやら妻の実家で焼き肉パーティーをするようです。

ステップ➁:行動を一旦決める!
一旦、普段使いしている近くのスーパーへ土曜日に買いに行くことにしました。

ステップ➂:他の目標も決める!
他に必要なものがないか妻に確認します。

「切れそうなものとか、何か他に買ってきて欲しいものある?」
「○○と□□が無くなりそうだったかも?ちょっと見て欲しい!」
「△△も残り少なかったから、○○と□□と△△も買いたいねー」

おっとー、予想以上に出てきました。
最近コストコに行っていないので、まとめ買いしていたものが切れてきているようです。

まとめ買いしているものは買ったときの安心感があるので、意外と直前まで気付かなかったりしませんか?食材は料理するたびに分かりますが、ペーパー系や消耗品などはその都度最後に使った人が補充するので、在庫が減っているのに気付きにくいんですよね。

これで○○と□□と△△を買うという、他の目標も決まりました。

ステップ④:最終行動を決める!
普段使いしている近くのスーパーでも購入できますが、思い切って遠くのコストコへ買いに行くことに変更しました。

コストコはちょっとしたテーマパーク感があって家族全員が好きなので、コストコを満喫するという目標も出来ました。
これで1 Action 3 Result の計画が完成です。

Action:土曜日にコストコで買い物をする
Result 1:焼き肉用のお肉を4kg程度買う。
Result 2:○○と□□と△△を買う。
Result 3:家族でコストコを満喫する!

これ以外にも家族の交流を深めるとか、妻の実家が希望するものを買うとか、コストコの新製品を試してみるなど更に多くの結果を実現できるかもしれませんよね。

ここで1つ注意点があります。
この段階では計画であり、まだ結果が実現していないということです。

実際に行動した時にこの通りになるかどうかは保証されていません。買う予定のものが品切れしていたり、子供がけんかして残念なお出かけになってしまうかもしれません。

未来は誰にも分かりませんが、事前に自分で結果を決めていれば、そうなるようにおのずと振る舞うようになります。
1 Action 3 Result を計画したら、既に達成したつもりで自信をもって行動してみてください。
うまく行かなかったところがあっても、それは次の成功の糧になります。

財務諸表分析についてプレゼン依頼があったらどうする?

ステップ①: 目標を決める!
買い物の事例と同様に、最初に依頼内容を確認します。ここでは確認結果だけを記載します。

What:財務諸表分析の有料動画を視聴してその内容を要約して共有する
When:〇月〇日
Where:本社会議室
Who:中堅社員に対して
Why:人材育成のため
How。スライドを使用して20分で。海外拠点はオンラインで繋ぐ。

財務諸表分析の有料動画を視聴してその内容を要約して共有するという目標が決まりました。

とは言え、共有するというのは非常に広い範囲で使えますので、これだけだと判然としません。
AIで要約したものを配布するだけでも共有と言えますし、聞き手が理解したり実際に業務で使用できるレベルまで説明する場合でも共有と言えます。

このように複数の解釈ができる依頼については、必ず依頼者と期待値を擦り合わせるようにしましょう。
依頼者が期待値を決めていない場合もありますので、その場合は自分で目標設定すれば良いです。

特に今回は20分間という時間制限がありますので、その中で結果を出すにはどこまで求めるか?を明確にしておく必要があります。
摺合せした結果として、共有レベルをこのように設定しました。

「財務諸表分析に対する心理的ハードルを下げ、聞き手に興味を持たせて行動を促すこと」
具体的には「プレゼン後の質疑応答でやってみますなどの自発的発言を引き出すこと」

ステップ➁:行動を一旦決める!
業務命令ですので、自動的に「スライドを使って20分間のプレゼンをする」になります。
スライドの使用が要求事項になっているので、スライドを作成することも行動に含まれますね。

ステップ➂:他の目標も決める!
Principalの真ん中に掲げている「100年企業にする」という大きな目標がありますので、今回の依頼もこれらPrincipalと結び付けることにしました。
下表の中でオレンジ色でハイライトしている21個の小項目に繋げることを目標にしました。

21個の小項目

21個!?と思われたかもしれませんが、今回のプレゼンだけで明確な結果を出すという意味ではありません。
繋げるという表現にしているのは、現在進行中のその他活動や今後の計画に良い影響を与えうる要素を盛り込み、全体として良い結果を生む環境を整えるという意味を込めています。

ここまで決めてから有料動画を視聴し、内容と目標を見比べながら資料を作成しました。
動画は一定の知識がある前提で作られておりとっつきにくい部分がありましたので、単純な要約ではなく内容を再構成しています。
これだけだと分かりにくいと思いますので、幾つか具体的な目標として記載しておきますね。

・今後も初期学習用に活用できる補足説明資料を作成する
・AIの有用性を理解してもらい、聞き手が使いたくなる切っ掛けを作る
・聞き手がプレゼン資料を作る際に参考になるプレゼン構成にして説明する
・聞き手の興味を引く表現を使い、全員から質問を引き出す
・財務諸表分析のプロセスを記載しておき、行動した場合の再現性を高める

実際はこれ以外にも聞き手と親交を深めるなどの単純な目標も含めてできるだけ多く上げています。

ステップ④:行動を最終決定する!
今回は他の目標を追加しても行動は変わらず、「スライドを使って20分間のプレゼンをする」のままです。

但し、前項の通り内容や表現は大きく変わっていますね。
補足説明を加えるなら、「有料動画を単純に要約するのではなく、21個の小項目を盛り込んだスライド資料を作成してそれが伝わるような表現で20分間のプレゼンをする」というところでしょうか。

いずれにしても、これで1 Action 3 Result の計画が完成です。

Action:スライドを使って20分間のプレゼンをする
Result 1:質疑応答でやってみますなどの自発的発言を引き出すこと
Result 2:今後も初期学習用に活用できる補足説明資料を作成する
Result 3:AIの有用性を理解してもらい聞き手が使いたくなる切っ掛けを作る

まとめ

1 Action 3 Resultは、課題解決に役立つだけでなく、仕事やプライベートをより充実させるためのヒントにもなります。ぜひ皆さんも試してみて下さい。
今日から実践することで、新しい世界の扉が開くかもしれませんよ!

本日は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
自分の人生を、自分で生きて行きましょう!

初瀬野アヤセ

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Ayase Hatsuseno
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