イエローディンギーの思い出05
入り組んだ水域を抜ける。
この間のイエローディンギーは大人しくついてくるだけ。
吠えもせず、立ち止まったりもせず、いい子に散歩する時のロイ(私の愛犬)の様だった。
かたや我々は、チャンネルマーカー(浚渫した航路を示す赤と緑のブイ)に翻弄されていた。
(詳しくはayascape.comのブログに書いたような?)
橋をくぐるため、マストを倒す。
1〜2時間、この作業に費やす。
(こちらもayascape.comに書いたかも?)
その間、私たちはイエローディンギーいいなって思う。
橋をくぐるのにマストを倒す必要がないし、
3馬力の船外機なら船舶免許もいらない。
船検も必要ない。お金かからない。
安易な発想力の私たち。脳内はイエローディンギーで海を旅する。という夢が咲く。
みんなで夢を語ったとこで、
この子で大きい波は越えられないし、燃料も積めない。3馬力の船外機の速度で、島まで1日で着くかな?何時間かかるのかな〜?
というように、笑い話へと変わった。笑
橋の間隔は狭いので、3〜5m後ろにいたイエローディンギーを船に右側に横抱き(横につけること)、橋をくぐる。
倒したマストを戻すため、大型船の桟橋を30分ほど拝借。
右にイエローディンギーがあるので、ポートサイドにでフネを係留した。
何もなくマストは上がらず。もう少しというとこで、警告音が桟橋から聞こえた。
どうやら拝借していた場所に大型船が来るらしい。
待って待って。
これで引き波とか無理だよぉ
って言いながら桟橋離れる。泣
続きは水上でやり切るしか無い。
デットスローでヨットを右往左往させながらマストを上げる。
その間、
やっぱり、イエローディンギーいいな〜
って全員思っていた。笑