見出し画像

充電式電池、回収に協力してますか?

つい先程、私は近所の回収協力店に使用済みのリチウムイオン電池を持ち込み、回収していただきました。そのとき、この記事を書くことに決めました。


リチウムイオン電池による火災被害

この記事を書くに至った理由としては、近年になって全国のごみ処理施設で『リチウムイオン電池が原因で火災が発生する』問題をよく耳にするようになったからです。

> 環境省によりますと、ごみ処理施設やごみ収集車でリチウムイオン電池が原因で火が出たと疑われるケースは、2020年度に1万2700件余りにのぼりました。前年度の1.3倍に増えています(火花や煙のみを含む)。

調べてみると、火災が起きた際の被害はかなり大きくなることもあり、ゴミ収集車などの破砕機でショートを起こすとかなり危険であることが分かります。


回収の基礎知識

リチウムイオン電池に関してある程度見識がある方であれば、以下の検索サイトを見たことがあるという方も多いと思います。

回収対象外のものとしては
JBRC会員企業製の3種(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)の小型充電式電池以外のもの』
『解体された電池パック、破損電池、膨張や水濡れした電池、ハードケースに入っていないラミネートタイプの電池等』
などが挙げられており、これらに該当した場合は処分の際にメーカまたは自治体に問い合わせる必要があります。


電化製品に含まれるバッテリーの廃棄方法について

私が普段行なっている廃棄の方法は、以下のような手順で行なわれます。

  1. バッテリー容量がなくなったことを確認し、対象の製品を分解してバッテリーを取り出します。(その際、バッテリーを傷つけたり短絡しないように十分に気をつけます)

  2. +と-の両方にテープを貼り付け、絶縁します。

  3. 先程の検索サイトに記載されている回収協力店に持ち込み、回収していただきます。


気をつけるべきは「スマートフォン」だけではない!

バッテリーを使用している製品としてパッと思いつくのはスマートフォンなどの携帯端末ですが、他にも例えばワイヤレスイヤホンだったり、ゲームの無線コントローラー、電動歯ブラシなどもバッテリーを有している場合があるため、それらも廃棄の際は十分に気をつける必要があります。

つまり、有線で電源供給をしていなくても駆動するモバイルバッテリー式の電化製品には全てに配慮が必要です。


最後に

充電式電池というのは想像以上に私達の生活環境内に浸透し、一般化しています。そして、その便利な反面、誤った廃棄をすると事故を起こすリスクを持つこの充電式電池について、もし普段から意識されていないのであれば皆様も今一度向き合ってみてはいかがでしょうか。


これでこの記事は終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

綾沙汰
記事をご覧いただき、ありがとうございます! 今回の内容はいかがでしたでしょうか。 感想、「こんな記事を書いてほしい!」などのご要望、ご意見など、 コメントやSNSなどにお寄せいただければと思います。