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人が変わるための技術

今回の記事では、人の人格・考え方・行動、そして将来を変えていくための基本戦略について議論します。

とはいえ、皆様方にも経験として実感されていることかと思いますが、人というのは『なかなか変わることができない』ものです。

そしてそれは自分だけではなく、他人に対しても同様で、例えば「あなたはこうしたほうがいい」と言ったり、「それは君のためにならないからやめたほうがいい」と言っても、数日経っても自分の思いどおりに行動してくれず、まったく相手の立ち振る舞いが普段と変わらないため頭を悩ませられた、という経験をした方も多いと思います。


本記事では、自分を変えるための方法について議論します。
他人を変えることはかなり難しいですが、この記事を最後までお読みいただければ何かしらのきっかけとなる可能性はありますので、どうかお付き合い下さい。



環境を変える(難易度:★★★)

まずは最高難易度の『環境を変える』ことについてです。通常、勤め人であれば平日のおおよそ朝9時 - 夕方5時は毎日のように同じ環境(外出が多い職種なら別ですが)で過ごし、また定住している住み家があれば帰宅後はそこで過ごすこととなります。

頻繁に出先や住居を変えられる状況であれば話は別ですが、そうでない方にとっては環境を変えることはなかなか難しいところではあります。そしてこれができないと、通常の場合は次項の『付き合う人間を変える』のが難しくなります。

ですが、環境そのものを「移動することにより」変えるのではなく、「自分が今過ごしている環境を変化させる」ことで、精神的に安定を図ったり、また自身の行動を変化させることはできますので、時間が空いたときに色々と試してみるのはアリかと思われます。


付き合う人間を変える(難易度:★★☆)

環境を変えられないにせよ、その中で関わる人間を変えていくことはできます。(生活上、必ず関わらなければならない人は別ですが)

付き合う人間を変える方法は様々ですが、以下に一例を挙げておきます。

  • 環境を変える

  • 趣味や行動を変える

  • 他者に与える印象を変える

  • 「なんとなく関係を持つ」の鎖をいつでも外せるようにする

環境を変える

先程挙げた方法となります。環境(生活する場所そのもの)を別の環境にしてしまえば、それだけで人付き合いは劇的に変わります。ただし、この方法を取れる人は実のところそこまで多くないと思われます。

趣味や行動を変える

同一環境内で過ごすにせよ、趣味や行動を変えることで、人付き合いを変えることが可能です。共有スペースで活動するにしても、これらを変えることで周囲に与える印象を変えることができ、付き合う人のタイプも変えることができます。

それに今の時代、SNSなどを利用して様々な趣味の方と繋がりを持てます。そうすることで、休日等につながりを持った方々と交流を持つことができます。この関係性により、結果的にご自身の人間性や考え方が多少なりとも変わっていきます。

ただし、環境をまるっと変える方法と比べればまだ楽ですが、多少時間や手間がかかる方法ではあります。

他者に与える印象を変える

先程の「趣味や行動を変える」と近いですが、例えば見た目だったり、話す内容だったり細かいところで変化を加えると、人付き合いが変わり、自身の人柄も変わっていく可能性があります。簡単に始められるので、まずこれを意識してみるのもアリかと思います。

「なんとなく関係を持つ」の鎖をいつでも外せるようにする

いわゆる「しがらみ」ですが、これをだらっと持ち続けてしまうと『自分を変えていくことが非常に困難になりがち』になってしまいます。

現状で満足されているのであれば問題はないですが、将来的に環境や人間関係を変えていきたい、と考えているのであれば、この手のしがらみはあまり密にせず、疎の関係となるようにしておくと後々立ち回りがしやすくなります。

また、このしがらみがあることで、関係性が欲求のぶつけ合いになりがちになってしまい、ストレスの一因になる可能性もあるため、これについても意識して関係性を振り返ってみて下さい。

【関連】【人との関わり方】「人の欲求」に対処できないとコミュニケーションは絶対に上手く行かない


集める情報を変える(難易度:★★☆)

ここから先の項目に関しては、あまり馴染みがないという方も多いと思います。しかし、実はむしろここからがこの記事のメインとなる議論です。

まず、一つ前提となる考え方ですが、『意思決定は情報に基づく』とされています。つまり、私達の意志に基づく行動は、私達を取り巻く情報に左右されるということです。

こう聞いてもちょっとピンと来ない方もいらっしゃると思うので一例を挙げると、例えばあなたは明日のスケジュール(旅行など)に関するメモを保管していました。しかし、それを紛失してしまい、そのままスケジュールの日時になってしまいました。メモがない状態で当日にやることを思い出しながら行動に移しますが、細かいことは覚えておらず、少し予定とは違う結果となってしまいました。

皆様も似たような経験をされたことはあるのではないでしょうか。先程の例はToDoの情報の取扱いに関してですが、専門分野の知識などでも同様で、その人の起こす行動というのは、その人が持つ情報に大きく左右されます。

逆に言えば、意図的に自分の持つ情報を変えていくことで、自身の行動を変えることができるのです。しかも先程の2つの項目のように、いちいち環境や付き合う人間を変える必要もありません。(結果的に自身の人間性が変化する可能性もあり、それにより関わる人や環境が勝手に変わる可能性すらあります)

是非、このことを意識して、あなたにとって最善となる方法を取れるようにしてみて下さい。


情報の取り扱い方を変える(難易度:★☆☆)

最低難易度とされる本項についてです。とはいえ、実状として情報の取り扱い方というのは、多くの方にとってはあまり馴染みがないかと思います。(学生時代のノートの取り方や、カレンダーにメモをする、などの経験されている方は多いと思いますが)

情報の取り扱いというのは、実はコツさえ掴めれば(コンテンツや、その構造にもよりますが)そこまで難しくはありません。

私は普段から情報整理に関する研究をしており、その方法についての議論もnoteで頻繁に行なっています。以下では、その情報整理の手法をマガジンにまとめていますので、ご興味があれば是非ご一読下さい!

情報の取り扱い方を変えることで、大量に集めた情報から的確に自分が欲しい情報を索引できるようになります。つまり、あなたの将来を広い自由度の中で選択することが可能になるのです。

このメリットは非常に大きく、また世の中の多くの方々はこの大切さに気づいていません。(ライバルと差をつけるなら今がチャンスです)

私個人の意見としては、もう少し情報に対する向き合い方を意識した教育や活動が世の中で盛んになっても良い気がしますが、とにかくあなたが今より充実した生活をしていきたい、または目標を達成する上でより高みを目指したい、という強い気持ちがあるのであれば是非このことを意識して下さい。これには人生を必ず(多くの場合で良い方向に)変える力があります。


さいごに

いかがでしょうか。最後の項目の『情報の取り扱い方を変える』のは非常にパワフルかつ、その難易度も高くないので是非ともオススメの手法です。

人生を変えたいのであれば、是非『情報』および『情報の取り扱い』を意識してみてください。


これでこの記事は終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。


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綾沙汰
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