やさしい雨
日差しも落ち着き、秋の気配を感じる9月のまんなかは、雨がしとしとと地面を濡らす日だった。
今日1日に起きた出来事を、牛乳たっぷりの温かいお手製カフェラテを飲みながら順番に振り返る。
今日は、人に頼ってもらい、人に助けてもらい、人の話題に上り、人に優しさをもらった日。
”逢いたい気持ちはこの雨のように 全てを濡らして色を増すように
逢いたい気持はあの日差しのように 全てを照らして色を増すように”
Nagaoka Ryosuke(PETROLZ) / "雨" - SLEEPERS FILM
ペトロールズのなかでも一番大好きな曲だというのは大前提として、たまに歌や歌詞やギターや歌声が胸に突き刺さりきゅっとなりながら聴くこの曲だけど、まさに今日がそのきゅっとなる日だった。
人を思ったり人を思いやる気持ちこそ、その人の人生を濃くする。
それは、人と人とのつながりがなければ起こり得ないこと。
大きな何かがあった、というわけではないけれど、誰かが考えたり行動したりする生活の一部に私がいる。
ただそれだけがありがたいと感じた日。
そのやさしさを返したい、少しでも心がやさしくなれるなにかを誰かのために伝えたいと改めて思った。
そのために私ができることは、もっと動き続けなければいけないということ。
こんな、感傷的な気持ちになったのは、
秋のせいだし、
長岡亮介の”雨”のせいだし、
夜のせいだし、
温かいカフェラテのせいだ。
雲が日差しをさえぎり、雨が降るような日でも、雲の上には星が輝いていることを忘れずにいたい、と物思いに更ける夜です。
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