21世紀的恋愛「決め手は…」
ハルコ「なっちゃん、彼氏できたんだ。おめでとー!!」
ナツコ「ハルちゃん、ありがとう。そうなの、私もようやくこの人って人に巡り合えたみたい。」
ハルコ「いいなあ、いいなあ。で、どんな人なの?」
ナツコ「何か、こんなこと言うと変かもしれないんだけど、好きなものと嫌いなものが私とそっくりな人なんだよね。趣味嗜好が似てるっていうのかな。何を話しても、しっくりくる感じがして安心できるんだよね。」
ハルコ「へぇ、すごい相性ピッタリって感じだね。うらやましいよぉ!!で、どうやってそんなピッタリな彼と出会ったの?」
ナツコ「出会った場所はね、インターネットのね、マッチングサイト。そこでね、自分が相手に求める条件を設定して検索して、いい人だなあと思ったら、メッセージ送って、みたいなこと繰り返してて、、、」
ハルコ「うんうん、それで?」
ナツコ「で、ある時ね、年収とか学歴とか住んでいる場所とか結婚を考えた時の条件を入力するのがもう馬鹿馬鹿しくなっちゃって、そういうの全部条件に入れずに、自分の趣味とか好きなものとかそういうのだけを条件に入れて検索かけたわけ。そしたら、彼が検索結果に出てきたの。」
ハルコ「へぇ。」
ナツコ「それで、彼のプロフィール写真にすごぉく惹かれて。そんなハンサムでもないのによく分からないんだけど。でも私って用心深いからさ、『似た人を探す』ってボタンをクリックして、彼と同じ様な人が他にもいるか検索してみたの。」
ハルコ「(うなずく)」
ナツコ「そしたらさ、なんと、『彼はとてもユニークな人です。他に彼のような人はいません。』って検索結果が表示されたの。私、それで決めちゃった、この人と会ってみようって。そしたら、トントン拍子で付き合うことになっちゃった。」