21世紀的夏休み
夏休みに田舎へ帰省する、出発前の家族連れ。
父親が玄関から2階を見上げて叫ぶ。
父「おーい、リョータ!もう行くぞー!母さんもタケシも、もう車の中で待ってるぞ。」
2階から叫ぶリョータ。
リョータ「だっるいなあ。俺、家にいるからいいよ。3人でじいちゃんの家に行ってきて。俺、もう高校生になったしさ。」
父「お前、今さら何言ってんだ?お前に会えないと、じいちゃんもばあちゃんも寂しがるだろ。早く車に来いって。」
リョータ「毎年毎年、行ってるから飽きたよ。」
父「(今にも爆発しそうな怒りを堪えて)お前なあ...いい加減に...」
弟のタケシが車から降りて玄関へ駆け込んでくる。
タケシ「兄ちゃん、早くしてよ!じいちゃん家の周りでレアポケモン取れるって、さっき従姉妹のミカちゃんが電話で言ってたよ。早く行きたいんだけど。」
リョータ「マジで?今行くー。」