霞む与信、荒ぶる予算
こんにちは、鈴木です。
前回の結びに「次は内覧の感想書きまぁす!」と書いてしまったのですが、内覧の前に大きな事件が起きたため日記として綴ろうと思います。
それはスタートアップなど未上場の企業に勤めし者に立ちふさがる、「与信」という壁……
家を買おうと決めた翌週。早速、社内の中古のプロたち(勤め先のTERASSは不動産中古購入関連サービスを開発する会社であり、プロが社内にたくさんいるのです)に相談の時間をもらい、どんなエリアの、どんな物件を探すかを絞り込むためにまずは予算を決めることに。
鈴木「自己資金は<ホニャララ>くらい用意できて、贈与も一応期待できるかな…。できれば自分で買いたいけど、場合によっては夫にもローン組んでもらうかもしれない」
プロ「旦那さんって今勤続何年目くらいでしたっけ」
鈴木「勤続?あ、転職したばかりでまだ1ヶ月くらい…!」
プロ「あーーそれだとローン組めるのかな?」
えっっ(´⊙ω⊙`)
そうなんです。住宅ローンを組む個人への信用って、判断軸はたくさんあるそうなのですが、そのうちの一つが「勤続年数」なんだそうで。
2年以上ならほぼ問題ないようなのですが、でもスタートアップにいるような人種にとって「2年以上が普通」ってあんまりリアリティないぞ……?ないですよね…??(ないよね…?)
※ちなみに携帯料金の未納とかがあるだけでも、しばらくローン組めなくなるそうです。
なんとうっかりさんに厳しい世の中…!知らんところで未納してたら怖いなと改めて思ってしまいました。お金はちゃんと払おう……
(突然の心の叫び)
しかしそもそもそんなに長く勤めることっていいことなの??転職できてるならそれだけスキルがあるってことなんだから同じ会社に居続けるよりむしろよいことでは???
というやり場のない感情がふつふつと湧いてきたけれど我慢。文句があるならキャッシュで買え!!ということですねすみませ〜〜ん( ◜௰◝ )
鈴木「うーん、ということは私単独で買う方向かな。いくらくらい借りれるんだろう…(Macでシミュレーションサイトを叩く)」
す、少ない……!?
いや待ってくれリクルートにいた時試しに出したらもっとびっくりするくらい高かった気がする。
昨日SUUMOでウキウキで見てた物件がぜんぶ身の丈に合わないものだったと突きつけられ折れる心。霞むわたしの与信。
心の中の黒柳徹子が「今日のお客様は身の丈より2000万も高い家を買おうとして失敗されたご経験をブログに上げられている鈴木あやさんです」と語り出す。
鈴木「ということは、買えるとしたら<ホニャララ>万円以下とかになるかな…」
プロ「いや。プラス1500万はいけますね。」
その差額どこから出てきた?!くれるのか?!
我が家では今まで不動産の営業の方のいう「もっとご予算上げても大丈夫ですよ」は信じたらいけませんと代々教わってきたので本来ならば出たよ出たよ〜と言うところでしたが、相手は社内で利害関係なく相談に乗ってくれているプロ。
私の予算を無理に上げる必要などないはずだ…
プロ「勤続年数とかをデジタルに見たらこのくらいかもですけど、ローンの担当者も人間なので、他の要素で信用上げていくことも出来ますよ。これは参考くらいにしておきましょう。」
そ、そんなんでいいの…?!ここまで私の心を弄んだシミュレーションをそっと閉じながら、私は再びSUUMOアプリを開き、プロに見せてこう言った。
「なら…この物件、今週内覧しに行きたいです。」
そう、『人間は、自分が信じたいと望むことを喜んで信じるものである』のだから。-ユリウス・カエサル
次週(?)鈴木、ついに内覧すーーーーー?!
審査が心配な方は審査シミュレーションサイトをいじってみるといいかも
このhome’sのサイトで、まず自分の素直な条件を入れた金額を見たあとに、いろいろ条件を変えて試算をしてみると、「あ〜この要素がマイナスになってるんだなー」とか「業界変えるだけでこんな上がるの?!」とかがわかって面白かったです。
(わたしの場合はスタートアップにジョインしてまだ1年経っていないので、勤続年数がわりと影響大きかったです。あと会社規模かな。これは仕方ない…)
おわり