突然の告白
2018年もうすぐ年末だというときに
母から連絡が
「今、電話してもいい?」
ちょうど仕事で出先から戻ってきているときにLINEがなった
「どうしたの?」と聞くと
「健康診断に引っかかって、病院に行ってきた。
まだ詳しいことはわからんけど、たぶん悪性腫瘍ができてるみたい。」
突然の告白に、一瞬頭が真っ白になった。
「23日ぐらいから検査入院するから、心配しないでね!」
と明るく話す母。
こっちは頭が追いつかず、
「そっか…」としか言えない状態。
そんな私に母は、
「年末帰ってくるやろ?
その時にあんまり気を使わんでね!
普通に接してね!」
と、自分のためなのか私のためなのか
明るく話す。
「わかったよ…」
と伝えて私以外の家族にまだ話していなかったようだから、ちゃんと話しなよといい電話を終えた。
まだステージもちゃんと検査をしていないからわからない状況で、あとは治療費もちゃんと用意ができるか確証もなく、知識がないことを悔やんだ。
なにか一つでもいいから、情報がほしくてネットや本を読んだ。
しかし、病状のことやちょっとした治療法しか書かれていないものが多く
何から始めたらいいのか全くわからないまま時間が経っていた。
私は、東京で仕事をしており実家のある九州に帰るのにお金も時間もかかることがこんなに歯がゆいこととは思わなかった。
これを機に、実家に戻ったほうがいいのかこのまま東京で安定した給料を稼ぎ治療費に当てた方がいいのか、結論が出ないまま時間だけが過ぎていった。
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