マニアック十二支シリーズ9:申 「申」即ち「伸びる」こと
マニアックな十二支シリーズ、今回は”申(さる)”です。
動物:猿
五行:金の始まりとしての「申」、水の三合局の始まりとしての「申」、巳と合、寅と冲
方位:西南西240度(±15度)
月:旧暦7月(新暦8月)
時:午後3時から〜午後5時まで
季節:旧暦七月立秋〜八月白露の前日まで
事象:石・金属・鉄・車・骨・刃物・釘・道路・岩場・稲光り・音
身体:骨・歯・脊椎・呼吸器系・消化器系・耳
色形:白、尖形・半円形
意義:「七月、陰気体を成し自ら申束(のびちぢみ)す」(『説文』)
「七月には、物皆身体を成し書く、之を申束し、(自らを屈伸して)備成せしむるなり」(「釈名」)
「草木の実も成熟して滋味を加えたが、いまだ種子の中身はまだ出来ていない」状態から「伸起を重ねる」。「熟していない実ができた状態」でもあります。
解字:
甲骨文・金文は電光(イナズマ)の象形。イナズマが屈折して走る形で、のびる意味を表わす。イナズマは神が鳴ると考えられており、神の原字であり、また電の原字でもある。篆文は両手の間に線を引いた形に変化し、それが現代字のもとになっている。
意味は、なお、もうす・のべる意と、十二支の「さる」の意は仮借カシャ(当て字)。
易と「申」:天地否
「天地否」は上卦は「天」、下卦は「地」となりあるべき処にいるように思えるが、易では別の見方をする。天は上に、地は下に行き混じり合うことがない。陰陽五行思想では循環という思想を大事にするので、天地間の道が閉ざされて閉塞していると考える。
旧暦七月は、新暦の八月から九月を指す。秋の初めで草木が枯れ始める季節となる。(金剋木)
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