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マニアック十二支シリーズ10:酉 「酉」即ち「就す(なす)」こと
マニアックな十二支シリーズ、今回は”酉(とり)”です。
酉は、就す(成す)を意味します。酉辺の漢字は、お酒、発酵などがありますね。お酒を入れる壺を象ったとも言われています。米がお酒になる。その変化を就すと表現したのかもしれません。
動物:鳥・鶏・鷹
五行:金気の正気としての「酉」、金の三合局の中心としての「酉」、辰と合、卯と冲
方位:正西270度(±15度)
月:旧8暦月(新暦9月)
時:午後5時から〜午後7時まで
季節:仲秋 旧暦八月白露〜九月寒露の前日まで
事象:石・金属・刃物・骨・銅鏡・磁石・錠前・酒
身体:呼吸器系・骨・歯・背中・大腸・腎臓・耳
色形:白、円形
意義:「酉は就なり。八月は黍成り、酎酒を為る可く、古文、酉の形に象るなり」(『説文』)
「酉とは万物老ゆるなり」(『史記』)
「酉の象形、酒を醸造する器の形に象る。酒は秋八月、黍が成熟してから醸造する故に、成る、老いる等の義に用いる」(「大漢和辞典」)
解字:
酒つぼを描いた象形。中国の古代からの酒は黍(きび)や米を原料とする醸造酒であるが、日本の酒とことなり、上等な酒は酒つぼに入れて長期間熟成させる。このために用いるのが酒つぼである。
紹興酒の酒つぼに、持ち運ぶため六つ目網みの籠で包んだり、その奥は、つぼ同士が当たる衝撃を和らげるため中央に縄を幾重にも巻いたりしている。酉の字形の模様はこうした酒つぼの状態を描いたのかもしれない。酉はさけの意も表し酒の原字。
易と「酉」:
「風地観」は、上卦が「風」下卦が「地」である。
風地観は、十二月の「地沢臨」の裏返しである。地沢臨は冬至を経て羊の気が日に日に増していく象であるが、風地観は反対に秋分を境に夜が次第に長くなり気温も下がり、陰の気が勝っていく象を表す。
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