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マニアック十二支シリーズ8:未 「未」即ち「味わう」こと

マニアックな十二支シリーズ、今回は”未(ひつじ)”です。

未はゴッドオブ土の五行。

いまでも夏土用が一番有名ですよね、鰻食べるやつ。この夏土用の期間が未です。(だいたいね)

季節が火から金に移行する際の
緩衝材として大きな土気となるのですー。

動物:羊・鷹・雁

五行:土気としての「未」、火気の終わりとしての「未」、水の三合局の墓としての「未」、午と合、丑と冲
方位:正南210度(±15度)
月:旧暦六月(新暦七月)
時:午後1時から〜午後3時まで
季節:旧暦六月小暑〜7月立秋の前日まで

事象:桑の木・枯れた木・盃・果樹園・芝生・盆栽・医薬・衣服
身体:胃袋・脾臓・小腸・手・肩・腕・乳房
色形:黄色、四角い・平面・可塑性がある物

意義:
「未は万物なりて、滋味あるなり」(『史記』)
「未は味わいなり、六月は滋味なり。五行の木は未に老ゆ。木の枝葉のしげるに象るなり」(『説文』)

解字:

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未の字は、象形文字で木の枝葉が茂った様を象る。
六月は万物が成熟して、その実に味わいが出る。その気候を指す。

やわらかく言うと「大地を覆う木に、若い枝が生えた様子」をかたどっており、そこから転じて「若い」「小さい」「まだ」「いまだ」という意味が生まれた。

易と「未」:天山遯(てんざんとん)

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前月に萌した一陰が次第にその勢いを増して二陰となり、その結果天と山が合した形である。山を小人、天を君子とすれば、小人の力が強くなってきて、君子が時運から遠ざけられて隠遁する象である。


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