ニットブランドを始めようと思った訳②
こんにちは。
フルタイムで医療事務の仕事と主婦業をしながら、自分のニットブランドを立ち上げた(立ち上げようとしている)26歳です。
前回の記事「ニットブランドを始めようと思った訳①」の続きです。
まだの人はこちらから読んでみてくださいね。
第一回目転職活動
就職活動もろくにしたことがなかったわたし。
一体何をしたらいいのやらという状態だったのですが、旦那さんの指導の元なんとか転職活動を始めました。
目指す業界ですが、わたしは販売の仕事を経て「お客様に商品の良さを“伝える”」ことが楽しかったなという風に思ったので、メディアやPR会社がいいのではと思い色々と応募をしましたがほぼ書類落ち。
面接に行けたこともありましたが採用には至りませんでした。
理由を尋ねてみると「未経験だから」という返答ばかりでした。
それでもめげずに、ひたすら会社を探して応募して落ちてを繰り返すうちにどんどん月日が流れて行き、気づけば無職の期間も約半年近くに。
結局、内定をいただいたクリニックで医療事務の仕事を始めたのでした。
(この時、今後未経験で転職活動をするときは絶対に働きながらにしようと決意。メンタルの安定度が全然違うと思いました)
第二回転職活動
クリニックでの仕事も苦労しながら覚え、まあまあ緩く働いてきたのですが、旦那さんがあるとき一言「最近のあや、全然楽しそうじゃない」と。
確かに「やりたくて」始めた仕事ではないし、実際やってみて仕事内容が自分に合っているとも思いませんでした。
そのほか、給与面や諸々の環境含め、今ここで働く理由が無いということで、再度の転職活動を始めたのでした。(もちろん働きながら)
前回の失敗があったので、すぐに応募するのではなくまずは勉強して知識をつけよう!と思い、流行りのwebキャリアスクールに入学。
旦那さんの仕事の話を見聞きしている中で興味があったマーケティングを学び、アウトプットの場として企業(旦那さんの勤務するカシミヤニットのブランド)のインスタグラムの運用を担当させてもらいました。
インスタが全く稼働していなかったこともあり、投稿内容の企画から撮影まで全部自由にやらせてもらいました。
3ヶ月でフォロワーが100人くらい増えて、インスタ経由で売上も立ちました。
この経験と実績を元に、SNS運用の仕事に就こう!と思い、年明けから転職活動を始めました。
SNS運用代行などの支援会社からブランドをもつ事業会社まで色々受けて、前回よりは書類の通過率も上がりました。
それでもなかなか採用には至らず…
最後の方は、スキル不足を補うのは熱意を伝えるしかない!という考えのもと社長に直筆で手紙を書くというのをやっていました。
一社、是非お話をしましょうと社長が言って下さった会社があり、大チャンス!!とばかりに会社の商品を使ってコンテンツを作り、とにかく熱意を伝えようと思いながら面接に挑みました。
結果…
このコンテンツは、“なんとなくかわいい”だけで、プロの仕事ではない。
こういうものをわざわざ作った想いや熱意は素晴らしいし、君はダイヤの原石みたいな人だ。
君みたいな人だったらぜひ入社してもらい、1年2年かけて育てていきたい。
だが、今の我が社にはその余裕がない。
というお話でした。
めちゃめちゃ気合いを入れて挑んだ面接だっただけに流石にショックで、帰宅してビール飲みながら泣きました。
転職活動に終止符。もう一度フリーランスを志す
思ったことは、
・勉強と実践でスキルを身につけたつもりだったけどやはりプロの仕事には程遠かったこと。
・そこを埋めるために熱意を伝えたけど、それでもスキル不足を補うことはできなかったこと。
・自分に足りないスキルとは、「仕事として」打ち込まなければ身につかないものであること。
それならば、会社員として就職するのは一旦諦めて、副業で「仕事」の経験を積もう!
と思いました。
すぐにココナラやクラウドワークスでどんな仕事があるのかリサーチをしたのですが、社長に言われた「プロの仕事ではない」という言葉がずっと反芻していました。
アマチュアがプロになるために一体どれだけの時間と労力がかかるのでしょう。
その果てしない挑戦を今から自分はしようとしているのだ、と思った時にふと、ニットが頭に浮かびました。
「これならもう一回ニットやっても同じじゃないの?」と。
SNSのコンテンツ作りなんかよりずっと自分が知っていて、大好きなニット。
どうせ今の仕事を続けながら始めるんだったら、もう一度ニットでブランド活動をやってみよう!
そう思いました。
旦那さんに相談したところ、すごく喜んでくれました。
(彼はずっとわたしにニットをもう一度やって欲しいと言ってくれていました)
以前のフリーランス時代の失敗は、わたしが物の売り方を全く知らなかったこと。
旦那さんは仕事で営業もマーケティングもやっているので、力になると言ってくれました。
そこから今後のやり方について話し合いをしたのですが、
わたしもキャリアスクールでマーケティングの触りだけでも勉強したことで、旦那さんの言っていることが理解できるようになっていました。
「彼は、よくわからないことを言う人」だった数年前とは違い、今は旦那さんの考えをしっかり吸収できるようになっていて、無駄な経験なんて一つもないんだなと実感しています。
フリーランスを辞めてから色々巡った約3年。
大分遠回りしましたが今回の決断は自分の中で一番納得しています。
サポートするよと背中を押してくれた旦那さんに、頭が上がりません。
ニットでウェディングの小物を作りたい
さて、こんな流れでわたしは今一度ニットの道を歩み出そうとしています。
ニットで作りたいものは色々ありますが、今は
ニットで「ウェディング小物」を作りたいと考えています。
理由は、ウェディング関連のアイテムであまりニットはメジャーではないこと。
自分の結婚式でリングピローや衣装をレース編みで作ったのですが、とっても可愛いのでこれをもっと広めたいな、と思ったからです。
まずはリングピローから。
デザインは少しずつ考えているので、制作経過なんかもここに記していけたらと思っています。
拙い文章をお読みいただきありがとうございました。