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自分にとって大切な場の、人材の質が高い理由 [2.コミニュティ作り編]

矢内綾乃です。

自分にとって大切な場は、守っていきたいものです。

2002年に会社の社員寮に入り、寮長を任されて毎月寮のイベントをこなし、独立した後も毎月必ず継続してきました。今では、エンジニア交流会、スポーツ、或いは音楽イベント、店舗のワークショップ開催など、毎月100人規模の交流会を開催し、クレームがゼロで、リピート率は60%を超えています(概算数値のみ)。
2023年までの実績はこちらにまとめました。

そんな私が質の良いコミュニティ作りをするために大切にしたい要素をまとめました。

今回は、『2.コミニュティ作り編』です。



コミュニティ作り

コミュニティを作る際に「変な人」を入れないためには、信頼性や目的意識を重視した仕組みづくりが重要です。以下の対策を取り入れてきました。

こちらの記事で、「ラガード」に大きな声を出させない、と書きましたが、そもそも中に入れないのがベストでしょう。



1. コミュニティの目的とビジョンを明確にする

  • 具体的なテーマやルールを設定することで、趣旨に共感する人が集まりやすくなります。

    • 例:「〇〇業界でキャリアを伸ばしたい人のためのコミュニティ」「エシカル消費に興味がある人の集まり」

  • 明確な目標を持つことで、「興味本位の参加者」や目的に合わない人を自然に排除できます。


2. 参加条件を設定する

  • メンバーシップに参加条件を設けます。

    • 例:「〇〇の資格保有者」「△年以上の経験者」「特定の価値観に共感できる人」

  • 入会前に条件をクリアしているかを確認する仕組みを導入します(事前審査や簡単な面談など)。


3. 招待制または推薦制の採用

  • 現メンバーの紹介や推薦を条件にすることで、信頼できる人を優先的に受け入れられます。

  • 信頼の輪を広げる形で参加者を増やしていくと、無責任な人が入りにくくなります。


4. 参加者審査の導入

  • 事前に応募フォームを用意し、参加希望者に以下のような情報を提出してもらいます:

    • 自己紹介

    • コミュニティに参加したい理由

    • SNSアカウントや実績

  • 提供された情報を元に「コミュニティの趣旨に合った人」かを判断します。


5. 明確なルールを設け、事前に周知する

  • コミュニティ内での行動指針を決め、全員に同意してもらいます。

    • 例:「誹謗中傷や他人を不快にさせる行為を禁止」「営業目的での利用禁止」

  • ルール違反者には厳格な対応をする旨を明示します。


6. 初期段階で小規模に運営する

  • コミュニティが成熟するまで、少人数で運営を始めることで、信頼関係を築きやすくなります。

  • 初期メンバーが「コア」となり、新規参加者を自然にフィルタリングする役割を果たします。


7. 参加費または月額費用を設定

  • 無料だと軽い気持ちで参加する人が増えるため、参加費用を設けると真剣度の高い人を選別できます。

  • 収益は運営費やイベントに充てることで、コミュニティの質も向上します。


8. 定期的に見直しを行う

  • メンバー全体のフィードバックを受け、活動方針やルールを改善していきます。

  • 活動に不適切なメンバーがいた場合、早期に対応する柔軟性を持つことも重要です。


9. 役割分担を明確にする

  • コミュニティ内で信頼できるメンバーにモデレーターや管理役を任命します。

  • 問題の兆候があれば早めに察知し、迅速に対応できる体制を整えます。


10. オフラインでの交流も重視する

  • オンラインのみのコミュニティは匿名性が高いため、オフラインイベントを定期的に行うと安心感が生まれます。

  • 実際に会ってみることで「変な人」を見極めやすくなります。


これらを取り入れることで、安全で質の高いコミュニティを構築でき、場を荒らしてしまう「変な人」が入りにくい環境を作ることができます。

まとめ

継続してコミニュティ作りをしてきて、苦渋を舐めた経験、嬉しかった経験から、その結果の原因を分析してまとめました。
たくさんの方の参考になれば幸いです!

そして、自分が参加する側の時は、主催者の意図を汲み取り、嬉しい人材として参加すると、その与える姿勢が巡り巡って自分に返ってくるんじゃないかと感じています。
自己利益だけではなく、for youな精神を持ち続けるのも大切です。

『1.交流会開催編』に関してはこちらで紹介しています。


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