芸術は迎えに来ない
一昨日、人生初の舞踏の舞台を見た。
舞踏というジャンルはとても説明が難しいんだけど(そもそも人生初なわけだし)ダンスよりももっとプリミティブで、筋肉一つ一つを使ってやる表現って感じかな。観に行ったのはこちらの舞台。
一緒にパフォーマンスをやった仲間が、数ヶ月前から稽古に明け暮れて力を入れていると聞いて楽しみにしていった。そして、幕が上がる。
この前、草間彌生さんの美術館にいって感じたことでもあるんだけど、芸術は大衆に迎合しないね。突き放しているわけじゃないけど、やすやすと理解されなくていいという意志を感じた。舞踏もそういった芸術の一つなんだと思う。
全身白塗りだし、衣装も装束のようで独特の趣のある演目。音楽も重厚さを感じるものが多かった。無音の時もあった。ずっと、手のひらを強く握っていた。力が入ってしまった。
誰かの目を気にせずに、ひたすらに己の思うものを表現する。必ずしも言葉になるものではない。そもそも頭で理解するもんじゃないし、言葉に出来ないものを感じにいってるのかも。
人間の身体って、こんなに動くのか、こんな風にも動くのか、顔ってこんなに豊かに変わるのかと、びっくりしたし、細胞一つ一つ、薄い筋肉の膜一つ一つで表現するすごさを体感した。
一般的な可愛く見せようとか、綺麗に見せようとか、そういう意図ではなく身体や顔の筋肉が意志を持ったように動く様子は心を掴まれた。
セリフは基本ないから、こちらで読み取るしかない。こっちから感じに行かないといけない。でも受け取る気満々で挑むといろんなものを与えてもらえる。体感させてもらえる。
わけのわからないものを体験しに行くのは、ついていけるのかな?とか、浮かないかな?とか、心配ごとが尽きない。けれど、柔らかい心でどんなものか受け止めにいこう。感じたものを持ち帰ろうと思えばいくらでも与えてもらえる。
また、新しいものに触れる良い機会が嬉しかった。
3年前にパフォーマンスしたみんなに会えたのも嬉しかった。もうなんか親戚みたい。笑
3年前のパフォーマンスのことはこちらに書いてます!(そんなに前からnoterな私!ふふん♪)
#週1note も今回で、一応終了。顔を合わせたことのない人のnoteをこんなに読むきっかけをもらえたのもちょっと奇妙で楽しいことでした。とはいえ、これからも色々書いていきますよ♪
最近、書くのにちょっと飽きて、音声配信も始めました!笑
1回だいたい5分の短い一人おしゃべりです。
#あやのとねこラジオ で検索すると他も出てきます♪