スピリチュアル業界の人って表に立てないの?〜実現できなかった表敬訪問を通じて〜
私は占いを仕事にしてますが、
「占い師って何か後暗い職業なのかな・・・」
と思うことがよくあります。
残念ですが…。
元々大企業の総合職OLであった私は、
占い師になったと言うと
なぜか転落人生のように
見られることもあります。
(結構ストレートに
ショックな言葉を言われたりします)
目に見えないものを、
生業にするということは、
それだけ異質な目で見られたりもします。
嘘つきだとか、
詐欺だとか、
霊感商法だとか、
人の心の弱みにつけ込んでいるとか、
こんな言われようは
日常茶飯事なわけです。
まぁ、怪しいと思うのでしょう。
占い業界が嫌いな人からしてみれば、
人の心の不安につけ込んで
お金を巻き上げているようにしか
見えないのでしょう。
こればっかりはね、
もう正直どうしようもない。
詐欺とか霊感商法とか
決めつけられると、
ちょっと悲しいけど・・・
でも、それもまた、その人の価値観。
私はその価値観を
否定も肯定もしません。
占いを心から愛する私の価値観とは
違うというだけ。
彼らが私を糾弾してくることはあっても
私が彼らを糾弾することはない。
分かってくれる人にだけ
分かってくれればいいと思っているからです。
そして、そのわかってくれる人が
今までよりも、1人でも2人でも増えれば
それで良い。
そんな私の元に立ちはだかったのが
「表敬訪問」。
Beauty Japanの使者として、
自分の活動や
Beauty Japanのコンテストとしての在り方を
世に広めるべく、
果敢にチャレンジ!
と思ったものの・・・。
10ヶ所当たってみて、
1ヶ所も受けていただけず・・・。
残念。儚く夢と散りました。
地元市役所、
地元県庁、
新聞社、
フリーペーパー発行会社、
母校などなど。
残念ながら全てNGでした。
もちろん断られた理由は
色々あります。
でも「テーマ的に扱うのが難しい」と
お断りされた所も何ヶ所かありました。
実はよくあるある話なのですが、
「占い」と「宗教」の区別がつかない。
これもよく言われます。
最近は特定の大きな宗教団体との繋がりが
どこでも問いただされる場面が
急に増えましたね。
私もその事は
日々のニュースで知っていましたし、
それこそ
「目に見えない力で・・・」
「お布施や献金を全財産レベルで・・・」
「人の不安につけ込んでいる」
などなど、
様々な厳しい意見が飛び交っていて。
目に見えないものを取り扱う
スピリチュアル業界への見方は
今、ここ数年で1番厳しいのではないか?
とすら思います。
「全国規模のコンテストで、
地方大会のグランプリ獲得者として
日本大会に出場する」
ここまでは美しいのかもしれないけど、
訴えたいテーマとしては、
スピリチュアル業界のことであり。
市のトップ、県のトップ、新聞社からしてみれば、
「スピリチュアル業界の人と繋がっていると
思われるのはマイナスイメージになる」
と思われているのかな…と思いました。
全件断られて撃沈する私に、家族が一言。
「まぁ確かに、このご時世だと
スピリチュアルの人は見られ方も厳しいよね」
うん、そうだと思う。
もちろんそれが理由なだけじゃないかもしれない。
(はっきりそう言われて、断られたところもあるけど)
でも私としては、やっぱりこの
「表敬訪問が断られて一件も実現しない」という
この事実もまた、
スピリチュアル業界の大きな壁なのかもしれないと思う。
(もちろん私の実力不足という点もあります)
占いに通っていることを出したくない、
友達に知られたくない、
そう言われるお客様も多いです。
SNSに感想を載せさせていただく、ということを条件に、
通常料金の半額近くでご提供していた
モニターセッション。
大変人気だった一方で、
「SNSに掲載する時には絶対に私だとバレないようにしてください」
こんなコメントがアンケートフォームによく書かれていた。
そうだよね。
知られたくないよね。
その気持ちもすごくよく分かる。
でもやっていることは
ビジネスコンサルだったり、
恋愛コンサルだったり、
心理カウンセリングだったりするのに。
こういう業種ってお顔出しで
お客様の声が載っていたりするのに。
占いというだけで
自分が受けていることはバレたくないと思われる。
これもまた寂しい話だな…とよく思うのです。
占いを受けることって後ろめたいことじゃない。
占いが好きなのも全然おかしくない。
占い師に相談していることって、
全然恥ずかしいことじゃない。
占いって「悪」じゃない。
宗教とも全然違う。
スピリチュアルは「悪」じゃない。
(中には怪しい同業者も確かにいるけども…)
そこがもっと世の中に広く広く、
浸透したらいいなと思うのです。
私みたいに
占い依存になって
占いに苦しめられた人が、
今度は「占いで人を幸せにしたい」と願うようになった。
そして、それを志す仕事に就いた。
その私だからこそ、
そんな世の中の風潮を変えていきたいと思っている。
占いで不幸になったという経歴を持つ
私にしかできないかもしれない、とすら思っている。
(烏滸がましいかな…でも勇気を出して)
世の中を変えるって難しいけど…。
でもきっと、人々のイメージや偏見って
変えられる時が来る。
それって時代が変わる瞬間だ。
その時まで走り続けて、自分にできることをやるだけだ。
占いを大好きになって
幸せな未来を自分で作るためのツールとして使ってくれる。
そういう人を世の中に、たくさん増やしたいのです。