【音楽の力】YOASOBI「アイドル」から学ぶ、JPOPが世界で勝つ方法(No.182)
こんにちは、小川綾乃です。最近雨の日が続き、じめじめしているので髪が全くまとまらず、毎朝格闘しております。最近Kpopの話ばかりしていましたが、今Jpopが熱いです。
YOASOBIの「アイドル」が日本の音楽ランキングはもちろん、6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャート“Global Excl. U.S.”で日本語楽曲史上初の1位を獲得しました!この結果はYOASOBIの戦略通りだったという記事を見つけたので、ビジネスの観点から紹介させてください。
※アニメ「推しの子」のネタバレも含まれます。
1)アニメの世界観を描いた、歌詞と中毒性のある曲
私がYOASOBIの「アイドル」を初めて聴いたのは、4月~スタートしたアニメ「推しの子」のオープニングを見たときでした。
この曲誰が歌っているの!?と初めて聴いた瞬間から、歌い手の難易度の高さと、数曲分が1曲に集約されたと錯覚するくらい、リズムやビート、転調が激しく日本にはあまりなかったタイプの曲だなと感じました。
その後にYOASOBIの曲だと知って、作ったAyaseさん、ボーカルのikuraちゃんのすごさを感じました。本当に歌が超超うまくないと手を出せません(笑)
音はもちろんですが、歌詞の内容もアニメの世界観を上手に回収していて、Ayaseさんのアニメへのリスペクトを感じました。
2)「勝ちに行く!」コミュニティの力を意図して使ったブランディング戦略
「アイドル」はAyaseさんが世界で「勝ちに行く!」と宣言して作った曲だったという記事を見つけました。有言実行!かっこよすぎます。普通狙ってもできるものではない。
以下を意識して、作られて様なのですが、共通点は「コミュニティ」に呼びかけて勝ちに行っているという点です。
YOASOBIが狙ったこと
■世界の音楽トレンドを意識
■「歌ってみた」コミュニティを意識
■「踊ってみた」コミュニティを意識
■世界のビルボードチャートを明確に意識
■世界のアニメファンを意識
音楽のすごいところは言葉が通じなくても、音で受け入れられることです。
最近はTikTokからバズってランキングに入る曲も多く、うまく活かしているのがKpopです。人気歌手同士がお互いの楽曲を「歌ってみた」、「踊ってみた」をやり、そのファンたちが行い、勝手に宣伝をしてくれます。
そして、今回は世界に誇る日本のアニメ、そして2023年の1番のヒットと言っても過言ではない「推しの子」の楽曲であったことが、戦略通りに国際チャートでの1位に繋がりました。
3)宣伝効果抜群!バズっている動画
「歌ってみた」「踊ってみた」シリーズでバズっている動画を紹介します。
動画をUPした本人たちも驚くくらい、再生回数が伸びて反響があったようで、「コミュニティ」の力の偉大さ、相乗効果を感じました。
特に好きな2人を紹介します。
鈴木愛理さんは正直あまり聴いたことなかったのですが、歌も踊りもうまくてまさにアイドル!!
男性でこの曲を歌って踊れるのは手越君くらいかと!まさにアイドル!!
4)まとめ
Kpopが国際チャートでランキング入りすることが多くなってきました。
正直Jpopはこれからです。以前、世界を狙って作られた日本人グループの「XG」を紹介しましたが、また違った戦略で日本語の曲も世界で勝負できることをYOASOBIのお二人が証明してくれています。
SNSが発達し、個人のPR力や口コミ力が強くなった現在、1番は力強いチームやコミュニティを作ることの大事さを感じました。
音楽もただ作りたいものを作るのではなく、売れる曲、たくさんの方に聞いてもらえる曲がビジネスとして大事だなと感じました。
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