スキ、を見付けて感性を呼び覚ます方法
今年からツイッターでは『感性』というワードを新たにハッシュタグで設け、
自分を高めるために気合いを入れて物事の視点を再設定しています。
理由は、前回の 『 #0 気付かないふりを、やめる 』でも少し触れましたが、
これまで懸命に走ってきて、昨年末にお世話になった方に諭され
立ち止まって振り返った時に、
今まで楽しい・面白いと思っていたもの = 本当に楽しいの?
素敵だと思ったもの = それは本当に心からの感情?
売れるウケるとかではなくて?
そう思い込んでいるだけではない?
という自問自答をしたんです。
それは、私は 感性=感情を煮詰めたもの だと思っているから。
ある程度商業的なベースは知識として必要なのですが、
そればかりに引っ張られて自分の感情を見失うことはナンセンスなので。
実は、片鱗はそれまでもたくさん散りばめられていて。
ひとつは、2017年は年末までの半年間、東京のラジオに出演させていただく
機会があり、関係者が集まった7月のパーティーで、
パーソナリティーの樹凛さんにいただいたおみくじ ↓
“好きな曲を聞いて
元気 power を身体の中にためよう~
ご馳走食べて
好きな事しかしない日
いつにする?”
これを開いた瞬間に「やられたな」と思うことがあって。
あまりにも脳が仕事部分しか考えてこなかったので、
欠落していた部分を見透かされたような気がして。。
元気が足りないと、何が起こるかというと。
どんなにハッピーな文章を読んでも、全米が泣ける映画を見ても、
感情がマヒして心が動かなくなるんです。
ラジオは、基本『声』でリスナーさんの心に届ける仕事です。
8割以上の方が、何かをしながらお聴きくださっている場。
何かを伝えるのに一番必要なのは、
自分の感情を声に乗せて伝える、ということ。
理論や学術的なパフォーマンスではないことを、
私は経験で知っているのです。
だから、マヒしていた感情を呼び覚ます必要があって。。
例えばアニメや、映画や、本、お花を育てることでもヨガでもウォーキング、
好物を食べることでも。なんでもいいと思うのです。
「嬉しい」「哀しい」「楽しい」「悔しい」「おいしい」など。
自分の気持ちを丁寧にすくいあげること。
それを認めてあげることが大切。
出来れば、忘れないように書き留めておく。
私はおみくじ通り隙間時間にサクッと聴けるよう、音楽アプリを入れて。
今まで気になっていたけれど手を出していなかった欅坂46や乃木坂46の
楽曲を新幹線で片っ端から聴いていました。
お陰で、この2つのグループが好きになりました。
感情を呼び覚ます努力をした結果、
ラジオでも感情という声の温度が伝わるように配慮することができました。
「聴いていて楽しそうだったよ」とご感想をいただいた時は、
本当に嬉しかったです。
ラジオのことは、少しずつお話ししていきますね。
12月に仰っていただいたあの言葉、
「彩乃さんは言っている意味が回りくどくて分かりにくい」
これは、自分の感情そのままに正直に伝えることができていない、
ということで。
自分の感情を見つめなおす機会だと受け取っています。
だから、今年はもっと、たくさんのスキを見付けに行こうと思い
手帳を二つ用意しました。
スキ、という心を満たす時間――あなたは持っていらっしゃいますか?