日常の奇跡✧♡
先日、とても不思議なことがあった。
不思議だとも気づかないような不思議だが、明らかにあり得ないことは、なんとなくわかっていた。
奇跡は、日常的に起きているが、当たり前すぎてスルーしている時もあると何かで読んだ。
不自然だと、えええ?これって奇跡じゃん!?とか思うのだが、あまりにもさり気なく訪れると奇跡と認知し難いかもしれない。
3~4日前のこと。
毎朝、温泉に黒帯(旦那)と出勤。朝風呂に入る。
この温泉は八戸市では人気の温泉で、夕方、入ったことがあるが、めっちゃ混んでいた。同じ温泉でも、朝イチで入るのと夕方の空気の中で入るのと、場の雰囲気は、全く違う。我々は朝イチを選ぶことにしたのだ。
そして、もちろん働いている人は全く来れない時間帯の朝7時半から9時ぐらいまでの間、朝風呂に入る。
それでも、同じような自由人(かなり年上w)が入っているのだ。
3~10人ぐらいは、入っている。
そして、温泉のカラン(水道蛇口)は数えてみたら40個あったので、最大40人の人間が入れる規模の温泉なのだ。
私がこの温泉に毎日行くようになって、1年と半年が経つが、どんなに人が少なくても、2~3人は入っていた。
ところが、その日、3人ぐらいしかいない温泉に入っていたら、1人あがり、最後の一人もあがった。
うわ!マジ?
初めての一人貸し切りじゃない?
でも、前もあった気がするけれど、その時間って、5分も無かったよねと思いながら、このキセキが何分続くのか、時間を計り始めた。
そして私はこの市内でも人気で快適で清潔で素敵な温泉にたった一人で、しばらく滞在したのだ。
すぐ、露天風呂に行って、ぼやぼやしたい気がしたけど、どれだけこのキセキが続くのか、見届けてやれと思って、温泉の中のいちばん温い炭酸泉に、時計を見ながら、ひとり入っていた。
来ない。誰も来ない。
そうやって入っているうちに、もしかして、私一人が世界に生き残って、外の世界は滅亡した気がしてきた。
だから誰も来ないのではないか?
5分、10分、15分、20分・・・( ゚Д゚)
あり得ない感じがする。
さすがにいつものルーティーンがしたくなって露天風呂へ。
結局、25分ぐらい、私は一人で貸し切りでその温泉に入っていた。
25分も?
あり得ない。
でも、その時に、ふっと思った。
わかった。
今、この世界にいることを、私しか望んでいない。
他の人は別な世界に居て、滅亡したかもしれないけど、私は、いつもの好きな温泉に入っていて、生き延びた。
そんな気がした。
みんな同じこの世にいて同じ世界にいる気がするけど、考え方や、発している言葉、普段の行動で、ちょっとずつずれた、無限のパラレルワールドにいる。
今日の、25分間のパラレルワールドは私一人しか選んでいないものだったということを直観的に感じた。
この今日の世界を私一人しか選んで無い。
いつもの整い椅子に座って、雲を観ていた。
このままずっといると悟りそうになるが、それをやめて日常に戻る。
温泉の室内には誰か1人、入ってきている。
あら、私が選んでいる世界は、誰一人いない世界かもしれないな。
でも、なんだか、その一人は心地よい。
しゃあない。
八戸市で独りだったとしても、日本全国だったら、このnoteに集っている人々が、そこに残っている気がした💖
その直観、正しいかもね(⋈◍>◡<◍)。✧♡