蚊のステルス機能
7月最後の日、7月31日に物凄い土砂降りがあった。
マーケットから帰ってきて家の中に入った途端、ゲリラ豪雨で、夜から三社大祭なのに、と思っていたが、お祭りの前には見事に晴れたそう。
4年ぶりだそうなので、良かったよかった。
お祭りは嫌いではないが、人混みが嫌いなので、なんとなくいつもスルーしてしまう。それに、津軽から来た人間としてはもつけでちゃかしの祭り好きなのだが、八戸市民に、あまり祭りに対しての熱量を感じないのだ。
三社大祭という名前の通り、町全体の、というより、三社のお祭りという限られた祭りのルーツをもつせいなのかもしれない。
その雨のおかげで、いつかのピークの暑さも、ちょっと涼しくなった。
亡くなった母が、
「一雨(ひとあめ)毎に、涼しくなる」と言っていたが、本当にそうだ。
30度は超えているものの、朝夕は、さあっと涼しくなって心地よい。
何日か前は本当に寝苦しい夜があったし、暑くて寝付けなくて目が覚めて、それに追い打ちをかけるように蚊の羽音が聞こえたものでは、ほんと、不愉快さに拍車をかける。
ダンナは、昔からめっちゃ蚊に刺されやすいタイプで、今年も相当刺されている。ダンナといると私は得をしている気がするが、ダンナが10回刺されている時にやはり1~2回は刺されている。
一度だけ、チクッとしたので見ると蚊を発見。
吸われる前に、叩き潰した。こんな快感は、それほど無い。
感覚が鋭い時にたまたま発見するだけで、「え?いつの間に?」というくらい、かゆいから、見ると刺されている。
チクッともしないで刺されている時もあるのである。
晩酌してテレビを見ている時。
朝顔の様子を見に行っている時。
何かに夢中になって気が取られている時に、いつの間にか、やられている。むううううう、憎たらしい。
あやのん「ステルス機能が凄い蚊がいるんじゃね?」
ダンナ「蚊はみんなそうだよ」
ダンナがかゆいかゆいと騒ぐのである時見たら、わきの下の腕側(二の腕の内側)を連続で、10か所以上刺されていた。
刺されやすさもここまでくればホラーだ。わきの下って普通は閉じているのに、どうやって、Tシャツの中にはいって、そこまで刺しますか?
そもそもそれはいったい蚊なのだろうか?
もはや超常現象にしかおもえん。
しかし、今、非常に助かるのは、虫刺されの薬が非常に優秀なのではないかということ。今、使っているのは「ムヒアルファEX」という軟膏だが、刺された途端、塗っておくと、その後、ほぼかゆくない。あっという間にかゆさや腫れがひいていく。その優秀な薬のおかげで、なんだかイライラせずに済んでいるのは有難いのである。
ふと、蚊にはほんとうにそんなステルス機能があるのか、検索してみた。
いくつかオモシロイ事実がわかったので、ここに記してみよう。
①オスの蚊は人間の血を吸わない。
メスもほんとうは人間の血を吸わなくても生きていけるのだが、産卵前のメスだけが、一生のうち、4~5回人間の血を吸うのだそうだ。人間の血は蚊にとって栄養満点のサプリメントであり、血を吸う蚊は、吸わない種類の4、5倍の卵を産むことができる。だから、蚊は殺されるリスクを冒してでも人の血を吸いに来るのだそうだ。
たしかに蚊にとって我々は進撃の巨人だ。次の命のために、自分の命を失う危険を冒して、やってきているというわけか。母は強し!である。
②同じ蚊が何度も同じ個所を刺すことはない。
1回吸えばOK!
じゃあ、うちのダンナのあの刺されは?蚊じゃない?
謎は深まった。
③蚊は扇風機の風に弱い。
寝苦しくて蚊の羽音を聞いた時、扇風機の微風を自分にあてて寝たのだが、正解だったわけだ。蚊の羽ばたく力は、扇風機に弱いのだそう。たしかに、蚊にして見れば扇風機は巨大マシンである。
④蚊は役に立っている。
超高感度で人を認識できるセンサー、暗闇でも確実に障害物を避けて飛べる仕組み、気づかれずに刺せる特殊な針。こうした蚊の特性を解明すると、確実で安全な“蚊よけ”が可能になるだけでなく、“痛くない注射針”や“障害物をよけるドローン”など、私たちの暮らしに役立つ技術に応用することが可能になると言う。
蚊は華麗な生き物( ^ω^)・・・?
ちっともそうは思えないが、まず、敵を知るために敵情視察をしてみたら、少しは気が済んだ笑。
敵を知るって大事なことねw。