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スマホ弱者✧♡

 自慢じゃないがスマホ弱者だ( ´艸`)
 なぜ、こう、スマホの波に乗り遅れたかと言えば、黒帯の影響が大きい。黒帯(旦那)は新し物好きで、マックのパソコンが70万円の時から、蚊って、持っている男である。あまりにガラケーを不携帯の私はいつも言われていた。

 お前にスマホは無駄と。
 
 しかし、ついに、ガラケーが無くなるらしく、私も、スマホに。 

 全然、嬉しくない。



 ガラケーが活躍するのは、旅先の飲み会の時だけ。
 lineもパソコンでキーボードで打ってたから、画面は大きいし、私は楽だった。だって、林住期で、家にいる。
 誰と連絡を取る必要があるのか?

 全く必要を感じないまま、ガラケーをスマホに変えた。
 別に持ち歩きたくもない。せっかく、温泉に行くときに読書の時間だったのに。黒帯が、持ち歩け!と言う。
 仕方なく、車の助手席で、一応、来ているメッセージをチェックして消す。安心して車のダッシュボードにしまい、本を読む。
 
 不便なのが、lineが出来ないことぐらい。
 まあできないならできないで、SMSメールとか、Yahoo!メールとか連絡方法があるので困らない。

 lineも、PCからスマホへ移行してくださいと言う連絡が来たのは去年の8月のこと。みんなに、lineできなくなるからごめんね!と連絡した。
 ところが、だらだらと10月ぐらいまで出来た。
 ある日、突然できなくなって、ついに来たか、と思う。

 そして、うちのインターネットのルーターも古いからいっそのこと変えようと、黒帯とdocomoへ。

 そこで新しいルーターとスマホを契約したのが1月。

 私は、スマホ今さらいるか?と、全くスマホを触る気、無し。
 ルーターはいい。前より繋がりやすくなってストレスがない。
 私があまりにも動かないので業を煮やした黒帯が、いろいろグーグルアカウントとか、dアカウントとか連携してくれている。

 ありがたや。

 そこで私は、ふと、私より1~2ヶ月早く、スマホになった78歳のKさんのことを思い出した。
 何をするにも、全くわからず、スマホ教室に申し込んだりしているが、それ以外のことを質問しようとすると、お金がさらにかかると言う。彼女より10以上年下の私が、やる気が無いが、反対に伴侶が先に旅立って独り暮らしの彼女には、いざ、というときのスマホが頼みの綱。
 私がやる気のないものを、彼女は必死でなんとか使いこなそうとしている。残念なのは、私が、彼女のスマホ後輩なので何も教えてあげることができないことだ。
 そんな話を黒帯にするともなくしていたら、2人で何かするたびに、これはKさんには無理だろうな、という話になる。

 私が突き当たっていた困難は、lineを始めたいけど始められないこと。

 PCでやっていた時に、アカウントを自分で削除しておけばよかったが、その後も、だらだら使えたので、脅しているだけかと、削除まではしていなかった。
 そして、今、スマホになったから、また、lineを新規登録して初めてようとすると、前と同じ電話番号なので、前の私のアカウントが出て来てしまって、なぜか、エラーが出る。
 理屈として、前のアカウントを削除したいのだが、PCからは入れず、どうすればいいのか謎。

 lineのサポートセンターに行ってみるが、すべてがAI によって行われて、自分の状況を説明することは出来ない。


 電話で気軽に相談できないのだ。
 だんだん、私はやる気を無くし、別にlineやらなくていいか、という気になっていた。

 新しい電話番号にしようか。
 どうせ、自由人なのだ。
 今から、つきあいのある新しい人たちと繋がっていればいい。

 新しい私として降臨するのもええな( ´艸`)

 lineの問い合わせフォームに嫌気がさしている私と逆に、黒帯が、こうじゃないか?といいながらネットから方法を検索し、頑張っていた。

 黒帯、辛抱づよい。

 手順を踏み、lineから個人的なメールが送られてきて、あと一歩という今日である。

 そんな有難い個人用の悩み相談場所が、URLで送られてきて、やっと悩みを記入したのに、また、送信がエラーに( ゚Д゚)!

 lineを再び使えるようになるのだろうか?
 今日の私にはわからないし、使えなくても別にいっかと思う。

 lineのHPを開くと、いつもあなたのそばに、という言葉が描かれている。

 しかし、私が、ここ一か月、体験したのは、全く逆なこと。

 これくらいのハードルを越えられなくて、lineを使う資格はないというような、情報弱者への高圧的な態度を感じる。
 

 この答えに辿り着けるものだけが、lineを使った方が、企業が楽だ。


 という相手側の言葉が聴こえるようだ(←妄想かな?)

 セキュリティの問題なのだろうが、スマホ弱者の私は、黒帯がいなければここまでこれなかった。

 lineのキャッチフレーズは…?


スマホ弱者のそばにもいてください


 次の日、気を取り直して、コピペを諦め、質問に5回目ぐらいの答えの記入(←だり~w)
 すーっと送信できて、やっと、line復活!

 

長い、ここまでくるのに、どんだけ、大変長かったことか・・・


 黒帯は、もやもやしていた問題が解決して嬉しいらしく、私の顔を見ては、よかったね、と何度も言い、優しい顔で笑っている。

 lineによって、黒帯の株がさらに上がっただけだった。

 どんどん便利に複雑になる世の中で、意外と深刻な話ではないのかな?