お家時間が運んでくれた新しくて懐かしい世界
こんにちは。
今日もぼちぼちブログを書いていきます。
昨年の秋ごろ頃『刺し子』をはじめました。
家に居る時間も長いし何かできることがないかな、とふと手芸キットのサイトを見ていました。
道具も少なくて済みそうだし、これならすぐに始められそうと何とはなしにポチっとな。
はじめてみるとこれが止まらない。
一本1メートルくらいの糸でキットの晒(さらし)には縫う線が記されているのでそこに合わせて縫えばいいだけ。
はじめるときも終わりも返し縫いをして玉留めしなくていいのでなんならハサミすらいらない。
小さく折りたためばコンパクトなのでサッと出してサッと片付けられるし、隙間時間でもやりやすい。
そしてこのモクモクチクチクしている時間というのが、手を動かしながらも脳が休まっているような感覚になってものすごく心地よいのです。
気づいたらあっと言う間に時間が経っていて、ヤバい、ヤバい、ってあわててしまうこともあるくらい刺し進めることにハマっていきました。
一枚目がオリンパスさんのこちら↓↓↓
なんじゃこりゃ~超細かくて時間のかかるやつやんー(≧◇≦)と今となればわかりますが、その時は何も考えていませんでした。
知らないって時に軽やかに進ませてくれるわ(笑)。
自己流で縫ったので出来上がりはイマイチだったけれど、達成感と可愛さにそのあとも刺し子が止まらなくなってしまいました。
そこで新たにふきんを頼んでみようと選んだのがホビーラホビーレさんの刺し子。
たいていの刺し子ふきんは正方形なのですが、ホビーラホビーレさんのものは長方形です。
こちらも糸の色や柄がたくさんあって選ぶのも楽しい。刺し子自体は一枚440円~、糸も220円~とお財布に優しいです。
今は久々に新しい世界を見つけ、ふきんを縫うことはもちろん、そこから刺し子のインスタや本を見たり、違うブランドや手芸にもムクムクと興味が出てきて楽しんでいます。
そんな新たな世界に浸っていると小学生のころ手芸部だったことを思い出しました。そのときもクラブで使うからといって毛糸を買ってもらったりしてマフラー編みにハマっていました。
今なら100均でなんでも揃えられるので小学生でも自分好みのものを作って楽しめるけれど、あのころは毛糸やフェルトだって好き放題買えずに、基本母の手芸道具やら使い残っている「家にあるもの」。
これがイマイチ創作意欲をかりたてられなんだなー。
中学生になったころにはあまり手芸のことなんて考えなくなり、大人になってもたまに毛糸で小物を編むくらいでした。
時間ができて自分でも気づかない間に自分と向き合っていたのだと感じます。
今までのように外側の世界にばかり目を向けていたら気づかなかった懐かしい感覚が戻ってきました。
自分のやりたい事がわからないわからないって言いまくっていたけれど、最近はなんでもいいのでふと気になったことがあればやってみるってことが最優先事項にしています。
やるべきことをやる、そこはもちろんはずせないし、はずしたくない。
というか、いい大人になってそこはもう大体わかっている。
だからその辺は自分にOKを出しておいて、自分自身の心になんでも聞いてみたりしたらどうかな、って思い実行中。
すぐに答えはでないかもしれない。というかすぐにこれ!なんてわからないって思っておいた方がいい。
でもきっと問いかけたことって自分でも気づかない深いところで覚えていて、なにかのタイミングで「これいいんちゃう?」って「これ楽しいんちゃう?」って教えてくれるんじゃないかなぁ。
きっと、いきなり「わたしの道はこれだー!!」とはならない。
最初は小さなことでもいいんだ、むしろ小さなことなんだ。その小さなことにどれだけ思いを込められるか。
逆に言うと思いを込めてできること、思いを込めてしたいことをなるべく多くするのがいいんだろうな。
そうしていたらきっと教えてくれるんよね。
今日も好日でありますように。