【くっくま日記】本気になったら楽しかった
私は8月にカンボジアのくっくま孤児院に行って、LES WORLDの海外ワークショップに参加した🇰🇭
LES WORLDって何?海外ワークショップって何?
という方はこちらをチェック!🔍
くっくまでは、10日間のワークショップを経て、日本人キャストとカンボジアの子どもたちとひとつのミュージカルを共創する。
まずはこの映像を見て欲しい。
今回は、ワークショップ最終日・本番を終えて気づいた感情を書き留めておこうと思います。
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夢を叶えるためには、
努力すること、
本気になることが必要で、
その時間の中で、どれだけ大変なことがあっても、自分の「好き」という気持ちが原動力になる。
自分の「好き」と向き合うには、たくさんの困難がある。
だけど、それを乗り越えた先に見える景色は、
本気になって努力した人にしか見られない。
年齢も国籍も関係ない目の前の相手や自分と向き合って、
気づいたこと。10日間の中での1番の発見。
初めてのこと、苦手なことにチャレンジするのは、怖い。
だけど、周りには応援してくれる人、支えてくれる人、
教えてくれる人、近くで寄り添ってくれる人がいる。
そんなみんながいたからこそ、マイクの前に立って、
大切な4人と主人公ができた。
みんなのエネルギーを感じられる最高の場所で、
みんなと過ごす時間が心地よくて、
「しあわせ!」って叫びたくなるくらいだった🌿
こんなに、最高な時間を共創できてよかった。
本当に、本当にありがとう🎈
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日本語のテーマソングの歌詞を教えても、
ダンスの振り付けを教えても、
次の日には覚えていて、得意げに発表してくれる。
子どもたちはただ自信があるだけじゃない。
その奥にある『好き』という気持ちが、
原動力となり、この笑顔と涙の瞬間を創り出した。
カンボジアWS中、一番泣いたのはこの日。
日本人キャストから歌のプレゼントする予定が、
みんな歌えないほど泣いて、
くっくまの子からの歌の贈り物が始まった瞬間に
みんな泣き崩れて、
もう最後の日、お別れって思うと、
感情もぐちゃぐちゃになって、
くっくまの子たちから「泣かない、笑顔!」って
言われて、余計に泣いて、、
こんなにも心が揺れて、人の目も気にせず、思いっきり泣いたのは、人生で初めてだと思う。
あの瞬間、言語、バックグラウンド、年齢、国籍、
全部超えて繋がった気がした。
みんなが持ってる「わくわく」も「幸せ」も
「不安」も「緊張」も「どきどき」も
全部がひとつのまるになって、目の前にいる人たちの心を動かすほどの大きなかたまりを共創した。
濃い、一日だった。
なんでそんなに涙が溢れたんだろう?
別れが寂しいからなのか、本番が成功したからか。
2022/8/21
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本番を終えたころはこんなことを思っていた。
この夏を終えて、ぐんと寒くなってきた今、
その答えの輪郭が少しずつ見えてきた。
それは、本気になることを知ったから。
初めての孤児院の子ども達、できないと思っていた演技に向き合う時間って難しい。
最初は、人に見られるのが恥ずかしいからって、
写真撮るふりして、本当は逃げてた。
ふうこに引き連れられて、みんなの真ん中にいったけど、全然体が動かなくて、やっぱり来なきゃよかったって思ってしまったWS1日目。
日本人キャストだから、年上だからって、
ちゃんとしなきゃいけないと思って、
間違えないようにスマホで台本とにらめっこして、
みんなの演技を見る余裕なんか1mmもなく、
自分のセリフを覚えることに必死だった3日間。
ちゃんとしなきゃ、覚えなきゃと思うほど、
踊りもセリフも全然できなくて、
もう本当に悔しい気持ちでいっぱいだった。
やっぱできないや、そうずっと思ってた。
けど、そんな時、私の周りには、あったかくて優しいみんながいた。
「できてる、できてる!」って笑顔のスレイヤー
「もういっかいやろう!」って真剣なチョンハウ
何度も立ち位置教えてくれるりお
ぎゅーって手を繋いでくれるスレイレア
「わからない!」って言うけど完璧なスレイチェン
いっつもみんなを見てほめてくれるふうこ
そして、キャストが本気で練習している姿を見て、
私も頑張りたいって思えた。
最後のマイクの前にいる時間、音楽が大好きだった中学生のころのあの気持ちを取り戻せた。
本気になったら、楽しかった。
本気になれたから、楽しかった。
みんなと本気で共創したから、楽しかった。
夢みたいな時間だって思ったけど、
確かにあの時間をみんなとともに過ごしていた。
夢みたいな時間を創ったんだって思えた。
本気になれるチャンスをくれたふうこには感謝しかない、、
そしてみんなと一緒のステージに立てたことは、
私にとって一生の思い出。
本当にありがとう🌼