韓国ドラマが面白い。
きっかけは、母からの影響。観るのに時間かかるし、病院行きや金持ち/貧乏人とかも毎度でるし、女優さんは似たような顔が多いし……でもハマってしまう。不思議。
ということで、歴代の好きな作品について語ります。
チャングムの誓い
-むかしむかし、本当にいたらしいチャングムが、ドロ沼な人間関係と闘いながら、宮中でコックさんになったり、お医者さんになったりして、恋愛も頑張る話-
私の韓国ドラマデビュー作品はこれ。母がよく観ていたので「韓国ドラマなんかみてんのー」てバカにしてたけど、宮中の女性たちのライオンみたいな髪型も印象的で、横目で観てたはずがいつの間にか本気で観るようになり、テーマソングも歌えるようになりました。
日本の時代劇は、言葉が難しくて何言ってるかわからなかったからあまり観なかったのに、こちらは吹替えで言葉も分かり易かったし、話の展開も早く、次がきになるー!な状態がずっと続いていました。
基本的には人間関係が泥沼で、権力や女の争いが多く、暗殺とかもよくあった。けどもそんな中、地道に努力を重ねて頑張るチャングムを応援したくなる作品だったような(うる覚え)。
印象的だったのは髪型以外にもあり、片方だけ膝を立てる座り方や、お仕置きが鞭を使うこと、という文化的なこともあるけど、チャングムの功績も未だに覚えてる。
毒が盛られてないか確かめる為に箸やスプーンを銀食器にしたこと、味見しただけで何の材料を使ったかを正確に言えること、マンドゥ美味しそう、手術(身体にメスを入れる)をするようにしたこと…。記憶力の無い私がこんなに覚えてるんだから、凄いことです。
応答せよ1988
-濃ゆいご近所付き合いのある街で育った高校生5人を中心とした心あたたまるお話-
チャングムから相当時が経ち、社会人になって、時代はNetflixで観る世の中。また母の観てるのを横目で見てたらどハマりしました。これ、ほんと、大好き。
字幕で見始めて、まず韓国語の可愛さにビックリしました。チンチャ?とか〜ョ、アラッチ?とか今となっては聞き慣れたけども、その頃は本当になんて可愛い言語なんだとそれだけでキュンキュンでした。
で、この話は韓国ドラマあるあるの超恋愛ストーリーではなくて、ギャグも満載な人情味溢れる話で…てかシンウォンホ監督と脚本のイウジョンの最強タッグシリーズは全部好き。
あと、1988て私の生まれる少し前の話だけども、日本と同じようなところと違うのもある発展の違いや、普通に文化の違いも面白かった。特に女の人はすぐに喚きながら怒るから大変だと思った。
応答せよ1994
-大学の学生寮でのいろいろ〜なお話-
1988の方が後の作品なのだけど、同じキャストもいて、製作側のお茶目さがいい(この監督と脚本の作品は、いつもそう)。そして1994は、私も不思議に思うポケベル世代に関する話で、こういう使い方だったんだー!て初めて理解した。
やはりどの作品でも思うけど、韓国人て人と人との距離が近い気がする。友達男女で腕組むのなんて当たり前だし、よく家飲みするし(日本もするけど、食べるものとかが超簡易的な鍋ラーメンでいつも感がすごい)。
そしてこの主人公の女の子が大好きなスレギオッパがめちゃ良い。(最近仕事で関わるようになったお客さんがスレギオッパに似ていて私はすごく上がっている) で、1988と比較すると大人が少ないからか、ラブストーリー感は少し強めで、切ないんですわ。俺じゃダメなの!?て、、、贅沢!!
てか、少し年上の方をオッパァやオンニて呼びかける文化…とても良いと思う。日本だと先輩だけど、猛烈に上下感が出るし…(てか先輩て会社では使わんから学生文化だと今気づいた)。そらあ、ヨシヨシしてしまうよなぁ。
トッケビ
- 呪いのために不死身となり別ればかり経験してきたトッケビは、運命の人に出会うと死ぬことができるようになる…と、で、出会うと-
ラブストーリー世界代表。キュンが物凄い。男性のコンユもええけど、女性のキムゴウン…可愛いすぎ。韓国人あるあるの顔ではないし、一重まぶたなんだけども、身振り手振りも含めて可愛い。同じ一重として誇らしい。
ファンタジーラブストーリーだもんで、設定が色々とありえんのだが、美男美女(顔というよりスタイルかな)で映像も音楽も美しい。私なんて、サントラCDを買って、自分の結婚式で2曲も使用してしまった。今思い出しても胸がギュッとなりますものね、不思議ですね。母もトッケビロスが長かったです(こちらが強すぎたせいか、愛の不時着には2人ともハマりませんでした)。
地味に気になるのが、バイト先の店長がいつも食べてた白い四角いやつ。大根の漬物かな…それを私も常備したい。
刑務所のルールブック
-濡れ衣で刑務所に入り、そこでの人間関係で色々考えさせられるやつ-
暗い話かと思いきや、私の好きなタッグ作品なので、こちらもほっこり系。刑務所て普段考えてこなかったところだけど、入る人も色々あるのね〜てのと、入ってたからって同じ人間だものね〜て改めて気付かされた。(その後、アメリカドラマのOrangeIsNewBlackもみて同じことを思った)
限られた環境でも各々個性出して暮らしているのがいい。見えないルールを超えちゃったり、刑務官と揉めたり、思い悩んだり、改心を決めたり…て刑務所以外の普通の生活と似たようなところがあるから、観てる側も共感しちゃうんだと思う。
ごはん行こうよ
-近所の食レポブロガーとの恋-
とにかく、美味しそう。韓国に行くと韓国料理の美味しさと種類に驚かされるけど、それを思い出して、猛烈に食べたくなる。他の作品見ても食べたくなるけど、これはテロレベルが高すぎる。
話としては、結構単純だから、他の作品のように心が取り憑かれたりはしない。胃袋が取り憑かれる。シリーズは3まであるみたいだけど、1で充分だった。
ミスターサンシャイン
-第二次世界大戦前に祖国のために闘うお話で、切ないラブストーリー付き-
反日が物凄く叫ばれてた頃にリリースされた作品だけども、日本人を嫌な気分にさせる内容では無かった。けど、なんでこんなことしてしまったんだろう(なんでこんなに恨みをかうようなことをしてしまったんだろう)…ていう疑問が沸いた。
豪華な舞台で、韓服と洋服と和服が入り混じるという新鮮な絵面。ここで登場する日本人が他人事のように思えるのは、韓国人が日本人役をして、訛りもあるから。そして、あまりにも絵も音楽も綺麗だから、時代劇ではなく、こういうお話って感じ。
主人公の女の子は、良い身分のお嬢様だけども自分の国を守るためにジャンヌダルクのように立ち向かう。そのお嬢様を慕う街の人たちもまた良い。どうやら本当に日本の制圧に立ち向かう義兵がいらしたそうな。何が真実でも、自分の場所を知らん人に占領されるのは腹立たしいよな。
書いていて思い出したけども…この主人公のキムテリもとても可愛くて、声は低いんだけどもチマチョゴリが似合うのなんの、そしてその髪型も可愛いんですわ。てことで、私は入籍の日にこの髪型を真似したんだった。笑
ミセン
-学歴の無い健気な主人公が出来る同期とお仕事を頑張る話-
韓国で私は絶対に生きていけない…て思う。競争が激しすぎるし、セクハラ、パワハラのオンパレードでブラックにも程があるわい。て、これはドラマを観てるだけの感想ではなく、実際に韓国人の友達から聞いた話だから、向上心の無い私はほんとに私は生きられないな…て思う。
しかし、これはドラマですので。このブラックさをみて、あぁ私も仕事がんばろ…しかたねぇ…て何回か思えた。てか、この主人公は嫌な顔せず、最後まで諦めずにコツコツと丁寧に仕事をするタイプで、しかも自分もパンパンなのに他の人のフォローもちゃんとする…という良い人っぷり。(なんとこの健気な方が私の部下にもいるんす。ほんと、幸せになってほしいと心から願う。)
仕事内容としては、商社なんだけども、やはり契約が結んだ時は物凄い嬉しいみたいでみんなでガッツポーズしね、これだからこの仕事はやめられん…てなってる。私も仕事でガッツポーズをしてみたい。
そして、この同期や先輩のように温かいフォローが素晴らしい。私もそんなことができるような人になりたいけど、、、鈍感だから悩んでることすら気づけないかも。まぁ、私はゆるくやってこう。
賢い医師生活
-学生時代の同期5人が同じ病院で働き、仕事もプライベートも悩みをフォローしていく話-
最強タッグドラマ最新作。この2人の作品て、人間を好きになる物語ですわ。ほんとに。
この5人はもう40歳で、20年来のお友達なのですが、各々ストレス発散に個性だしたり、みんなでバンド練習したり、出前頼んで一緒に食べたりって…いいね、友達って。両親含めて仲良しっていいね。
仕事は命を扱うからすごくストレスフルだけど、その分のやりがいもものすごいみたいで、後輩たちへの指導も参考になる。
恋愛については、大人なんだけど学生みたいな恋愛で、えー!大人になってからこんな恋愛にぶち当たるなんて身が持たない(てか、その前に即諦める)!!!て今の私は思うけども…当事者はわからんか。
続編もこれからアップされるようなんだけども、コロナのこともあるし大丈夫かね?と心配している。
椿の花咲く頃
-殺人事件の起きた街に暮らす親子とその恋-
不安が続くシングルマザーの主人公は、凄く頼もしい小学生の息子がいるから幸せなのって過ごしてきたけども、街の人たちとの関係が色々あって、主人公がいつも大泣きしていた。
どんだけ泣くねん!て思うくらい泣くけど、同じ状況なら私も泣くわ。むしろ笑顔なんか出ないわ。て感じ。世の中お金では無いけども…貧困による気持ちへの悪影響てあるよな…て思う。
最近、私の友達でも近所付き合いが多い子もいて、ほんとこのコロナ下や有事の時って、近所の人っていいよねってなった。御近所さんてありがたい。
そういえば、この主人公のお相手の男性…もめちゃ泣く。馬鹿正直で素直な人な役だから、泣くだろうなって感じだけど、実際に男の人が高頻度で泣くってドラマでもあんまし見ないから、不思議な感じした。そういえば。
以下、韓国ドラマの私の好きなところまとめ。
ごはん美味しそう、映像や音楽が綺麗、近いのに違う文化が面白い、伏線が多い、人との距離感が近い
以上
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