私の周りのアーティストたち（藝大卒業生中心）のコロナ禍状況。（アート思考ってやっぱすごいよねを伝えたい）

コロナになって生活が激変した方は多いと思います。そして、考え方が変化した方も、とっても多いんじゃないかなぁと。

うちはと言えば、ガラスアクセサリー販売事業は、4月・5月の売上が9割減になりました。
仕事がサーッと無くなっていき、今まで目の前の仕事に追われていたのが、「さて、今日は何しよ」という状況になりました。

同時に、周りの友人たち（画家や作家や音楽家の友人）は大丈夫かと心配で
気が気ではありませんでした（笑）
皆さんご存じのように、アーティストは普段でもギリギリの生活をしている為、個展もできない、演奏会もできない状況下で生活していけるとは思えませんでした。

ので、アーティストが少しでもお金を得れるようにと補助金情報を集めて発信しました。でも、うすうすとわかってはいたのですが、、、アーティストたちは、器用に補助金を取れるような人種ではない・・・！（というか、そういう人が少ない・・・！）という現実がありました。

で、みんなどうしたかというと、、、結果、アーティストたちは、とてもたくましくコロナ禍生活していました。

いや、本当にお金はないのだけど、なんというか、
こういう世の中が落ち込んでるとき事こそ、アーティストのパワーは発揮されるのか。と。

もやしや豆腐を食べながら、これでもかとばかり制作に没頭していました。（安くて万能なもやしと豆腐さいこーです✨）

アーティストたちの多くは、自分が何をやったら幸せかということを知っています。常に自分起点の考え方をする習慣がついている為、
「私はこれが好き」
「これをするのが幸せ」
「こうやって生きていく」

というのが、一般の人よりも明確なのかもしれません。

神戸大の 和雄特命教授らが国内約2万人にアンケートを行った結果、「所得」や「学歴」より「自己決定」が幸福度を上げることを明らかにしています。

幸福度が高い順番
１位　健康
２位　人間関係
３位　自己決定
４位　所得

4位の所得と比較すると「自己決定」は、約1.4倍の強い影響があったそうです。また、「所得」（世帯年収）については、増加するにつれて幸福度も高まりますが、1100万円を境に上昇率が下がるという結果になりました。この結果から、高収入＝幸せではないと言えると思います。

と、いうわけで、幸せに生きてくために、自己決定や自分起点の考え方ってとっても重要なんです。
会社にいると、沢山の場面で「客観的証拠やデータ」を求められると思います。もちろん大切な事だと思うのですが、そればかりを追い求めると、いつまでたっても０→１を生み出したり、イノベーションを創出したりできないだけでなく、幸福度も上げられないと思います。

アート思考（アーティストの思考・アーティストの考え方）を知り、身に着け、自分起点の考え方を大切にできることは、これからの「はたらく未来」には必要不可欠です。