テキサスを出発してシアトル~フェアバンクス(DAY1-3)
2017年12月18日~20日
アパートのあるテキサス州ナコドーチェス(Nacogdoches)を出発したのは18日だったと思う。大学でお世話になっている教授のクリスと奥さんが、空港のある町ヒューストン郊外まで車で連れて行ってくれた。フライトが翌日早朝のため、この日は近くにある友人の実家へ泊まらせてもらう。彼女の家族にアラスカへ一人で行くことを話すとかなり心配され、滞在中に定期連絡を入れることを約束した。レンタカーで車中泊する計画があったが話さないでおいた。
フライトはまず19日早朝にヒューストン→シアトル(ワシントン州)へ。
午前のうちに経由地シアトルタコマ国際空港に到着した。次のフライトまで時間があるので、一旦街に出て散策することに。空港で大きな荷物を預け、電車(モノレールだったか?)でダウンタウンシアトルへ移動する。
キャピトルヒル(Capitol Hill)というエリアに降り立ち、ここからは歩いていける場所に絞って目的地を選択。マイナーな場所が好きと言っているが、せっかくなので最近(当時)できたというちょっとリッチなスターバックス(Starbucks Reserve & Roastery)とオーガニックスーパーの Trader Joe'sを訪れる。紅葉が眩しい公園でのんびりしたり、グラフィティを探して歩き回ったりもした。
以下は、ブロードウェイエリア(Broadway, Seattle)で撮った写真たち。
シアトルにはあまり下調べせずに来たので後半は時間を持て余してしまった。が、やはりせっかくだからと意地でも時間ギリギリまで散策を続ける。
最後に訪れたのは大きな市場(Pikes Place Market)で、名物のシーフードをはじめとするご当地食材や雑貨屋などを見て回った。
アラスカに行ってから気付くが、真冬のアラスカは港という港が凍り付いており漁ができない。目的地に着いてからご馳走をと考えていたのに、新鮮な魚介は惜しくもここで見納めとなる。
余談だが、有名なアラスカンサーモンが解禁になる際、一番初めはシアトルのレストランで振舞われるんだとアラスカのおじさんたちは皮肉交じりに言っていた。相場もかなり高くなるらしい。
さて、夜も更けてきて空港に戻る。
19日夜の便でシアトル→アンカレッジ(Alaska)→そして目的地のフェアバンクスには20日未明に到着した。公共交通機関が動いていないので、空港のロビーを見学してパンフレットも一通り読みバスの始発を待つ。
午前4時過ぎに空港からの始発バスに乗り、一度乗り換えをして1週間滞在する宿を目指す。8時前に到着した宿は、フェアバンクス郊外にあるビリーズバックパッカーズホステル。家族向けの個室や一人部屋もあったが、私は一泊$30くらいのベッドスペースを予約していた。洗面・調理・リビングが共用となっていて、食事は各自で調達するシステムだった。
ビリーのホステルはチャーミングな二階建てで、私の寝床は二階でおそらく上写真右から二つ目の窓部分だったと思う。
部屋には二段ベッド2台が所狭しと鎮座しており、上段は寝転んでも天井すれすれの距離感。ベッドはすでに3人が寝ていたので、私には入って右側の上段があてがわれた。ぐらぐらしながらよじ登って、スペースの無さにテンションが下がったがまずは仮眠をとる。
二時間ほど寝て起きても辺りはまだ薄暗い、が、下のベッドがもぬけの殻に!ゲストがタイミングよくチェックアウトしたので、これ幸いと宿主ビリーに場所の変更をお願いした。
無事に下段に落ち着いたところで部屋に戻ってきたのが、アラスカンローカルのおじさんウォーレンだった。彼は毎年冬の間はこの宿に滞在して仕事をしているという。この後の一週間ずっと隣同士で、いろいろな話を聞けた。
まだまだ眠いが、午前11時頃バスに乗ってフェアバンクスビジターセンターへ。ちょっとした展示を見つつこれからの計画を立てる。
ビジターセンターの後は、少し遅いお昼ごはんにハリバット(カレイの仲間だが人の身長くらいになる大型魚)のタコスを注文。香ばしく焼かれたハリバットは淡白でさっぱりしていて、暑い夏にぴったりな感じの一品だった。
バーベキューなんかで食べたい。
釣り人の間でもバカデカハリバットが人気のようで、毎夏釣りコンテストが開催されるらしい。
腹ごしらえの後は、スポーツショップに寄って防寒グッズをゲット。スーパーでは水分と食料を買い込む。
そうこうしているとまた暗くなってくる。まだ午後4時すぎだが、すでに車通りが減ってきて(人通りは朝から一切なし)早く帰らないとと思わされる。
すっかり外が暗くなって宿に戻ってきた。
朝会わなかったみんな、他の宿泊客と冬の間滞在している地元メンバーたちと挨拶を済ませたら、キッチンでインスタントマッシュポテトを作って夕飯とした。
この日はそのまま就寝。
と思ったら、宿の重鎮ジェリーがリゾットをたくさん作ったから食べてほしいとのこと。米&パスタのコンボにチーズがたっぷりでかなりパンチのある夜食だったがありがたくいただいた。
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