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余韻
なんとなく寝たくなくて、これを書いている。
今日の気持ちを忘れたくない。
今日は人生ではじめて、一人で飛行機に乗って東京に来た。目的は大好きなバンド「ザ・シスターズハイ」のツアーファイナル、挫・人間との対バン。去年ツアーが発表され、北海道には来ないことが分かり、「そっちが来ないならこっちから行ってやるよ!」と半分ヤケになって取ったチケットだ。(その後追加で札幌公演が決まった時にはもうすでに取り返しがつかなかった。)
とまあ勢いで決めた東京行き。飛行機を取り、ホテルを取り、支払いを済ませても全く実感がなかった。というか、内心行けるのか?と思っていた。昨日まで思っていた。
行けたね!
飛行機の搭乗手続きがスムーズに行った時には正直感動した。その後の電車は3回くらい乗り換える必要があったので本当に行けないんじゃないかと思ったが、なんとか無事に下北沢まで辿り着いた。
楽しかった、、生きてた、、
挫・人間はゆるっと入ってきて最高のライブを見せてくれた。押しつぶされすぎて自分がいなくなるんじゃないかと思った。ライブハウスってそういうもんだよね。
シスハイはもう…
ずっと待ち望んでいた光景がそこに、あった…
歪んだギターの音から始まって真里真里したと思ったらそのままの勢いで天使のごめんね。そして私が勝手にシスハイの代表曲だと思っているpinkpink。の後、ヤりたい半分。死ぬかと思うくらいもみくちゃになりながら、流れるようなロックでポップな音にしがみついた。
そしてちゅっちゅる。音源と大きく違うのは、ハモリがましろちゃんじゃなくてオク上の男二人ってこと。これもこれですごくよかった。生で聴くと音源じゃ何も思わなかったところで情景が浮かんできたりする。ライブの醍醐味だね。
そのあとでかーなしばり。絶望MAQUIA!
と思ったらまさかの、まさかのC♯memorial。これは泣いた。エンパスで堪えていた涙が全て出てきた。ポップでロックでもみくちゃなライブももちろん楽しいけれど、その後のバラードはかなり心に響いた…。会場全体が渡邉九歳の虜になっているのを感じた。ああ、なんか生きててよかったなと思った。理由なんて分からないが、ただただ幸せな時間だった。
その後もシスター、メシア、そして絶望MAQUIAと続いて、アンコール。もう眠たいのでこれについては「最高でした」の一言で割愛させていただきたい。明日気力があれば書く。
とにかく特別な時間だった。高いお金と長い時間を使って来た価値は十分にあった。
なにより世界が広がった。一人でも北海道から下北沢に行けちゃう女なのだ、私は。それが分かっただけで嬉しい。
またぜったい会いにいきます。
それまで頑張ろう。
頑張ったら頑張っただけ、辛かったら辛かった分だけ、報われるのがシスハイのライブだから。