ムダな経験なんてない
先月、体調を崩したときに感じたことです。
病院に行ったおかげで症状の原因は判明しました。
ただ、有り難いことに小さい頃から大きな病気もせず健康に育ってきた私にとって、その種類の不調は初めてでした。
ひどい状態ではなかったので良かったのですが、最初は戸惑いました。
これから大丈夫なんだろうか…。
そんな不安な気持ちを抱きながら職場に行くと、休みだったことを心配して下さった先輩が「もう大丈夫なの?」と、声をかけてくれました。
いったんは元気になったことと、体調不良の原因や症状を説明すると、
「それ、私も昔なったことあるよ。」
というお言葉が。
身近に同じような経験をした人がいなかっただけに、まさに"棚ぼた"な気分になりました。
「そのときは大変だったけどちゃんと治療してもらったら今は何ともないよ。だからきっと大丈夫だよ~」
ネットで調べても、家族に励まされても一向に安心なんかできなかったのに、その言葉のおかげでやっと心から「安心しました」と言うことができました。
体調不良のとき、不安と同時に思っていたのは、
「なぜわざわざこんな大変な経験をしなければならないのだろう?」
ってことでした。
だって大変なことなんて誰だって経験したくありません。
でも、同じ経験をした先輩からの言葉を聞いたとき、
「もしいつか同じように不安に思っている人に出会ったときは、私も同じように大丈夫だよと言葉をかけてあげよう。」
そんな気持ちが湧いてきました。
不安もたくさんあったけれど、いつかこの経験も役に立つ日が来るかもと思ったらこの事もきっと無駄ではなかったんだな、と思います。
そう、ムダな経験なんてないのです。
全てのことにはきっと意味がある。
だって、体調不良のおかげでこのnoteも書くことができたのですから。
この文章を読んでくれたことが、どこかで何かにつながってくれたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。