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風邪を少しでもポジティブにとらえる考え方


突然ですが、いま体調があまりよろしくありません。
といっても、のどがイガイガする程度ですが。

今年は病院にも行きにくいご時世なので、「絶対に風邪をひかないぞ!」と意気込んで、体調管理には人一倍気をつけていました。
でも、突然寒くなったこの気温差にはさすがに、勝てなかったようです。


「あなたの風邪はどこから?」というかぜ薬のCMがありますが、私の風邪はいつものどからです。
だいたい熱は出ずにのどの痛み、せき、鼻水を2週間ほど引きずるのがいつものパターン。

熱が出ないせいで、学校も休むことができませんでしたし、仕事も休めません。
だからこそ、風邪をひくことは私にとって絶望に等しいものでした。
また、あの真綿で首を絞められるような日々がはじまるのかと。


風邪というのは基本的にネガティブなもの。
ですが、ある時から少しだけポジティブなものとして認識することができるようになったので、その考え方をご紹介したいと思います。


ある日、風邪をひいてしまい、どうにか早く治そうとスマホで調べていた時のことです。

風邪は身体の中のお掃除のようなものです。

と書いてある記事を見つけました。

身体が菌やウイルスなどの悪いものを外に出してくれるのを待つしかないため、風邪をすぐ治すことができる特効薬のようなものは存在しません。

ということも書いてありました。
風邪をひいたときにできることは身体がお掃除しやすい環境をつくってあげることである、と。

お医者様からしたら当たり前すぎることかもしれませんが、一般人目線からすると、なるほど!となりました。

のどの痛み、せきや鼻水はウイルスと身体の免疫が闘って外に出そうとしている証であり、風邪のときに身体がだるかったり、頭が働かなかったりするのは、掃除に一番のエネルギーを使っているためなのだと、解釈しました。

それからは、風邪に対する印象が変わりました。
「身体の中をお掃除してくれるもの」だと認識するようになりました。

風邪をひいたとき、頭の中では、自分の免疫がウイルスと闘っている図が思い浮かべています。
「私の中の免疫、かんばれ~!」と応援して、少しでも助太刀するために、身体をあたためて、無理をせずとにかく体力を温存するように心がけました。

根拠はありませんが、以前より少しだけ早く治るようになった気がします。
そして、少なくとも風邪をひいてしまったときの絶望感からは解放されました。
病は気から、という言葉もありますもんね。


もちろん、風邪をひかないのが一番です。
しかし、いくら気をつけていてもひいてしまうのが人間というもの。

風邪をひいてしまった、とネガティブになるのではなく、身体の中のお掃除の時間がやってきた、と少しでもポジティブにとらえて、お掃除をがんばる自分の免疫に力を貸してあげてはいかがでしょうか?


とはいえ、仕事の繁忙期のような心に余裕がない時期に、風邪をひいてしまったら、こんなときにお掃除を始めなくても…!と、さすがに怒ってしまいますけどね。

ありがたいことに今年のわたしには余裕があるので、自分の免疫と力を合わせて、身体の中の年末の大掃除を早めに終わらせたいと思います。

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綾野花南(あやのはな)
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