航海日記その25~感じる文化の違い~
イギリスに短期留学していた時のことを航海日記と称して記録に残しています。
前回はこちら。
今回は語学学校に通っていて感じた文化の違いについて書こうと思います。
以前こちらの日記にも書きましたが、私が通っていた語学学校には南米の方が多かったです。
だからなのか分かりませんが、結構皆さん時間にルーズでした。
日本人が真面目すぎるのか・・・。
全然みんな時間通りに来ません!笑
授業は9時からなのに、9時前に教室に行くと5人くらいしかいません。(本当は10人以上はいるはず)
9時10~15分くらいにパラパラと入ってきて、1コマ目が終わってやっと8割~10割が揃う感じでした。
日本の学校だったらめっちゃ怒られそうなのに。
この場合は学校ですが、仕事だとどうなるのか気になりました。
さらに午後の授業になるのと、出席率が格段に落ちます。
遅刻云々ではなく、授業に出ない人がいるのも驚きでした。
自分でお金を出して学びにきていたり、仕事に英語が必要だったりする人のほうが、やはり真剣度は高かったですね。
もうひとつ大きい文化の違いを感じたのは、お子さんのいるお母さんたちが留学に来ていたことです。お子さんは自分の国に置いて。
語学学校で日本人や韓国人の方に数名お会いしましたが、独身で仕事の有休を使って来ていたり、私と同じように仕事を辞めて来ていたり。既婚者の方もいらっしゃいましたが、まだ子供はおらず「子供がいたら海外に留学とか難しいので、その前に来ました。来させてくれた旦那さんには感謝です」とおっしゃっていました。
日本人からすると、その感覚がおそらく普通です。
他の国の方では、既婚者で留学に来ている人もいましたし、お子さんを自分の国にいる家族に預けて1~2か月の留学に来ているお母さんたちが結構いたんですよね。
一番驚いたのは、1歳の娘さんを家族に預けて夫婦ともに1年間イギリスに来ているとウズベキスタンの子が言っていたこと。
「子供と会えなくてさみしくない?」とか「赤ちゃんのこと誰が面倒みてるの?」などと聞いたら「もちろんさみしいけど大丈夫。家族で面倒見るのは私の国では普通だし、そんなにめずらしいことではない」とのこと。
他の人もそうでした。
小学生の子供たちを自分の親や姉妹に預けて遠出したりどこか行くのは「別にめずらしいことじゃない」らしいです。
日本の場合、結婚をしたら(特に女性は)子供ができたら、やりたくても海外に語学留学するなんて難しいと思うのが普通です。
子供は両親(母親のほうが比率高め)が面倒をみるべきという私の中の固定観念が覆されました。
ただやはり今の日本では難しそうです。
まず、子供を長期間預けられる環境が作りづらいのもありますし、何より周りの目があります。
この件を含め、日本ではかなり周りの目を気にしながら生きていることに気づかされました。
一度出たことで日本の好きなところも見つけたけれど、同時に生きづらい国だとも感じました。
それでも、知らないよりは知れて良かったと思っています。
以上、文化の違いによって改めて自分の生まれた国について考えさせられた話でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。 「スキ」だけでも嬉しいのに、サポートまでいただけたら泣いて喜びます!!