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一番星みいつけた
仕事から家までの帰り道。
こちらのnoteを投稿したのはちょうど1ヶ月前。
このとき仕事帰りに撮った空はまだ夕暮れの色が強かった。
だが、今となっては同じ時間でも完全に夜の世界に変わってしまった。
でも、まだほんの少しだけ夕暮れが残っている。
そんな空。
いつものように空を見上げながら帰っていると、
ふと目に映った一番星。
「一番星、みいつけた。」
マスクの中で小さくつぶやいた。
一番星の存在をいつ知ったのか、はっきりとは覚えていない。
たしか何かの古い物語のなかで、一番星の位置を頼りに方角を判断していたのを読んで子ども心に感動した記憶はある。
そんな物語でしか読んだことがなかった一番星を初めて自分でみつけたとき。
文字でしか見たことが無かったものを目の当たりにして、その存在を知ったとき以上に感動した。
あれが一番星なんだ・・・!
私も一番星みつけたよ!!
と。
仕事帰りに久しぶりに一番星をみつけたとき、そのときの記憶がよみがえってきた。
そして、生まれて初めて一番星をみつけたときの感情と何も変わっていないことに気がついた。
長い年月は過ぎてしまったけれど、自分の中に変わらない感情があったことが単純に嬉しかった。
以前書いたnoteに書いたように、時間を保存しておくことはできない。
時が過ぎると、どうやっても変化が生じてしまうのは仕方がないことだ。
それでも、変わらないものもある。
一番星をみつけて、嬉しくなる気持ち。
きっとこれからも変わらないだろう。
そんな自分の中にあるいつまでも変わらない気持ちを大切にしていきたい。
そう思った。
それから、もうひとつ。
ここ数日のあいだ、日本が地震大国であることを身をもって体験している。
何もない日々が続くとついつい忘れてしまいがちだけど、
平凡な日常が一番幸せだということ。
この国で生活している以上、突然平凡な日常が無くなってしまうこともありえること。
このことを忘れてはいけない。
何気なく過ごしているこの日々がまぎれもない幸せ。
だから、
毎日幸せを噛みしめながら生きていこう。
この気持ちも大切にしていきたい。
一番星をみつけたことで生まれた小さな決意。
ここに記しておきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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