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空気を変える音楽の力
音楽って素晴らしいですよね。
時には元気づけたり、時には心を癒したり悲しみに寄り添ってくれたりしてくれます。
私には、音楽の好きなところがあります。
好きなところ、というよりは尊敬してやまないところ、といった方が近いかもしれません。
素晴らしいと思う部分。
それは、空気を変える力です。
たとえば、コンサートに行ったとき。
ロックな曲では拳をつきあげたり、体を揺らしたりみんなノリノリに。
でも、次の曲が静かなバラードになったら、うっとりとした表情に変わったり涙を流したりする。
こんなふうに一瞬のうちに、会場の空気と人々の表情を変えてしまう音楽の力。
すごいですよね。
その場にいると分かりませんが、DVDなどの映像で見返したときに実感できます。
また、You Tubeなどでストリートピアノの映像を見ることがあるのですが、このときも音楽の空気を変える力を感じます。
楽器店でも、駅でも、空港でも。
ピアノの音が鳴っている場所に自然に人が集まってきて、コンサート会場に変えてしまいます。
個人的に一番すごいと思っているのは歌声です。
楽器もいらない、歌が上手い人の声。
それを感じた出来事の例がこちら。
ちょうど10年前。
ブエノスアイレスの空港で、フライトの遅延やキャンセルが発生し乗客たちの怒りが満ちている場面に遭遇した世界的歌手のシンディ・ローパー。
様子を見かねて、その場にあったマイクでアカペラを披露すると、乗客たちは笑顔で大合唱!
ほんとうに音楽は魔法のよう。
怒っていた大勢の人を一瞬で笑顔に変えてしまえるのだから。
このような危機的な状況ではなくても、何もない空間で上手い人が歌いはじめただけで空気が一瞬で変わります。
そのかんじが、たまらなく好きなんです。
私は楽器を弾くことができません。
歌を歌うことはできても、それほど上手くはありません。
だから音楽を奏でることができる方たちがうらやましいですし、尊敬もしています。
今の人生では音楽を聴くことしかできませんが、次の人生では音楽を奏でることができる人に生まれ変わることを願いつつ、今日のnoteは終わりにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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