新たな出会いがもたらしてくれた曲との出会いと再会
先日、投稿したこちらのnote。
ここで初めて出会った花、ヒメジョオン。
とてもよく似たハルジオンという花があることを知りました。
その違いについて調べていたときのことです。
こちらの曲に出会いました。
【1】出会い
ハルジョオン・ヒメジョオン/松任谷由実
調べていた2つの花の名前が入ったタイトルの曲が存在するなんて・・・!!
※ハルジオンはハルジョオンとも言うようですね。
驚きました。
さっそく聞いてみると、なんとも不思議なメロディ。
明るくはないけれど、身体と心に染み渡っていくような。
まさに、夕焼けの紅い色が似合うせつなさが表現されています。
歌詞を見てみると、ことば選びが秀逸です。
せっかくなので、紹介します。
川向こうの町から 宵闇がくる
煙突も家並みも 切り絵になって
哀しいほど紅く 夕陽は熟れてゆくの
私だけが変わり みんなそのまま
ヒメジョオンに埋もれてくちづけをした
土手と空のあいだを風が渡った
哀しいほど紅く 川面はゆれていたの
越していった日から 顔も忘れた
哀しいほど紅く 心は燃えているの
思い出すそばから 葬るくせに
哀しいほど紅く 夕陽は熟れてゆくの
私だけが変わり みんなそのまま
ちなみに、タイトルには「ハルジョオン」とあるのに、歌詞の中には「ヒメジョオン」しか出てきません。
ハルジョオンの花言葉は「追想の愛」。
はっきりと書かれてはいませんが、
たしかにそこに愛はあって、
忘れたいけど忘れたくない
変わらずにとどまっていたい
そんな複雑な思いが紅い夕陽に照らされた町並みの風景と共に浮かんできました。
タイトルにヒメジョオンだけでなくハルジョオンも入れたのは、花言葉の意味も含んでいるのでは、と深読みしてみたくなりました。
あの日写真に撮ったヒメジョオンのおかげで、素敵な曲と出会うことができました。
【2】再会
もうひとつ。
この写真のおかげで再び出会った素敵な曲があります。
「ハルジョオン・ヒメジョオン」の曲に出会ったあと、“ユーミン” ”花” ”素敵なことば”の3つのキーワードからある曲のことを思い出しました。
ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ/松任谷由実
(原曲も良いのですが、平井堅さんとのハモリがとても素敵だったので、ぜひ聞いてみてください。)
大学生のときだったでしょうか。
恥ずかしながら、ユーミンの曲といえば「卒業写真」「守ってあげたい」「ルージュの伝言」など有名な曲しか知らなかった頃。
この曲を初めて耳にして、鳥肌が立ちました。
メロディが美しい。
その上、ことばも美しい。
なぜ、こんな素晴らしいことばたちを思いつけるのでしょうか。
歌詞はすべてが好きですが、特にこの部分。
傷ついた日々は 彼に出会うための
そうよ 運命が用意してくれた
大切なレッスン
今素敵なレディになる
こんなふうに思えるような、心が強い女性になりたいと憧れたのを覚えています。
ダンデライオンがタンポポの英語名だとこの曲に教えてもらったのも、今となっては良い思い出です。
今回改めて聴いても、やはり名曲。
名曲を聞いて湧いてきた「後世に伝えていかねば!」という使命感がこの文章を書こうと思ったきっかけです。
おわりに
はじまりは、道端で初めて出会ったお花。
その花を写真に収めたことで
新しい曲との出会いがあり、
名曲との再会もあり、
その出来事を文章を書き、
今、皆さんに読んでいただいています。
わたしがこの文章を書いたことで、またどこかで新たな出会いをもたらすことができたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。