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Motion Design Fesitvalに参加してみました! 「#013 宇宙」の制作プロセス
こんにちは、ムラヤマです。
今回はCocoda!の運営の方から制作プロセス公開の依頼を受けましたので、制作プロセスを自分なりにまとめてみました。Motion Design Festibalの詳細は、Cocoda!の公式noteにあるのでこちらのリンクをどうぞ!
今回つくったもの
DailyMotion #013 宇宙
作り方
0.目的となるイメージを探す
今回はチュートリアル探し中に見つけたこのビジュアルが大変気に入ったので、このイラストのイメージで作成しました。
1.イラレで素材を作る(ついでにレイヤー分けも)
さっそく素材を作っていきます。今回はIllustratorを使用。
動かしたいパーツごとにレイヤーを細かく分けていきます。この時、名前をつけておくと作業しやすいかもしれません。
2.素材を読み込む
イラレ素材を「ファイル」>「読み込み」>「ファイル」で読み込みます。
そうすると、レイヤー分けした素材がそれぞれ個別で読み込まれます。乗算やスクリーンなどの情報が消えるので、モードのプルダウンメニューから指定し直しておくと良いです。
読み込んだ時点で、パスの情報が欲しいオブジェクトは「レイヤー」>「作成」>「ベクトルレイヤーからシェイプを作成」(または右クリックメニューから「作成」)で変換しておくと良いです。(グラデなどがベタ塗りになるので、色の再設定は必要です)
3.メインになる土星に動きをつけていく
まずはメインの土星の動きから進めていきます。ループさせるので、2秒で動いて最初の絵に戻るように動きを作っていきます。
土星の中身になる波のモーションと泡は上のチュートリアルが参考になります。
形は「トラックマット」の「アルファマット」で抜いています。
土星の周りを回るちいさな星は手づけでモーションをつけています。
ベクターイラストの要領で軌跡を調整できるので、輪っかの円に沿うように動きを調整しました。
土星の裏に回った時に色が変わるのは「トラックマット」を使ってコピーしたレイヤーを互い違いに表示させることで表現しました。
土星がプカプカ上下する動きは「ヌルオブジェクト」に全ての素材を紐付けすることで対応しました。土星が左右に揺れる動きは土星の外見レイヤーのみに適用しているので、中身や土星の輪っかなどは左右にゆれていません。
4.背景と流星を足す
背景になる星空は上のサイトを参考に作りました。フラクタルノイズの数値を変更するだけで簡単にキラキラするので、オススメです!
流星はシェイプレイヤーの直線です。
設定の「テーパー」の後端部の長さの数値を変更すると、流星っぽい形になります。それに追加で「パスのトリミング」を加えると流れ星の動きになります。動きができたらあとはコピーして位置や時間をズラしてあげればOK。
「パスのトリミング」に関してはモーグラフさんのチュートリアル動画が参考になりました。
土星のまわりの太陽の線みたいな模様も上のチュートリアルの応用です。模様はヌルオブジェクトに紐付けしているので土星に合わせて上下しています。
\ 完 成 /
メインのコンポジションは最終的にこんな感じです。今回は複製とトラックマットを多用したのでごちゃつきました。
まとめ
7年ぶりくらいにAfterEffectsを触りました。懐かしさはありつつもほとんど忘れてしまっていたので、1から勉強するつもりで臨みました。
今は日本語チュートリアルも充実していて、作りたいと思うもののヒントがすぐみつかるのは本当にありがたいなと思います。
最後に今回の作成データを置いておきます。