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ドイツで歯医者に行った話

先日英語noteぶりの投稿です。昨日とりあえず大仕事第一弾が終わったので、少し一息ホッとしています💨英語でプレゼンするって話だったからめちゃくちゃ準備してたのに、行ってみたら先方から「もし良ければドイツ語でお願いしたいんだけど…」と言われてズコー!ドイツ語で良いんかい!!でも、どっちでもやらされる可能性があることが良くわかったので、2週間後の第二弾に向けても引き続き一応英語準備も頑張っておこうと思います…で、今日は日本語で書きます笑

さて大仕事が終わったので、今日は午前休みを使って歯医者さんに行ってきました🦷先日同僚からもらったお土産のヌガーをいただいていたら、歯の詰め物が取れたため。実はドイツで歯医者さんに行くのは初めて。というのもとにかくドイツを信用していない私なので基本「上手くいかない」ことを折り込み済みで、余計なストレス感じたくないから、と今迄避けて&一時帰国のたびに日本で行ったりしていました。が詰め物取れるとなるといよいよ行かないとなぁ、と一念発起してきました。予約から支払いまでの流れを以下に記すので、ドイツでお医者にかかる方の参考になれば嬉しいです。

⓪診療所探し
そもそもどこの歯医者に行くのか…「日本人のお医者様がいる診療所」があると前に人から聞いていたのでHPチェックしてみましたが、最速で予約取れるのが2月中旬!場所もそもそも遠い。のでとりあえずは、向こう1週間以内に予約が取れることを最優先で自宅の近くで検索。Zahnarztと調べるとまあ出てくる出てくる。日本でも歯医者さんはコンビニの数よりあると言いますが、ここも同様のようです。とりあえず徒歩圏内・家の前の目抜通りで10件ヒットしたので片っ端からHPを見てみる👀いくつかは美容歯科だったり矯正専門なのでそこは置いといて。で検索したのが夜で電話も繋がらない時だったので、今度はネット予約できるところを抜き出す。最近は、お医者様の予約はDoctlibというプラットフォームで出来・そこに加入している診療所が多いようで、Google mapの「予約する」をクリックすると直ぐにそのプラットフォームに飛べたりします。Doctlicは使い方簡単で、選択肢をクリックするだけ。最初、保険種類Versicherungsartの選択は必須で、私はドイツの公的保険に加入しているので Gesetzlich versichertを選ぶ。あとは診療内容の種類Terminartを選ぶところがあるので歯科治療Zahnmedizinische Behandlungenを選んで詰め物がとれたFüllung verloren / Krone rausgefallenを選択。右下奥歯手前に冷たいものを飲むと痛む箇所があるので一応虫歯Kariesも選んでおく。ちなみに痛みが既に出ている緊急の場合はAktuelle Beschwerden / Notfallを選べば良きです。でDoctlibで予約をとりつつも、以前前を通った時に好意印象を持っていた歯医者さんのHPを見つけ・そこはDoctlibを使っていなかったのでお問い合わせフォームでメールをしておいたところ、翌朝それに対して直ぐに返事があったので「むむ!好印象!!!」と思って・もう一件よりも前の早い日時に予約が取れそうだったので、Doctlibをキャンセルしてそちらに乗り換えました。

①診察当日受付
大事な持ち物は保険証。逆にいうと身分証明証などは不要、保険証のみで良い。私は会社でAllianzの追加保険Zusatzversicherungに入れさせてもらっているので、念のためにそちらのカードも携行しました。受付で予約済み・初診の旨を伝えると、問診票を渡されて記入が済んだら持ってくるように言われる。日本と一緒ですね。問診票も基本的にはneinにチェックすれば大丈夫。あとは症例報告に対しての同意書や個人情報提供への同意書などもあったけど、読む限り変なこと書いてなかったのでとにかくサインすれば大丈夫(雑)!問診票を受付の方に渡すとき、念のためZusatzversicherungのカードも提示し「ドイツで初めて歯医者に来るので教えていただけたら嬉しいのですが、これもお見せする必要ありますか?」と聞いたら、「精算後に自分で手続きすることになるからこちらでは何もできないけど、追加保険加入済みってメモだけしとくわね!」と言ってくださった。なるほど。で待合室で待っていたら、日本同様「Ayanoさーん、3番診察室でーす」と呼ばれ入る。ドキドキ…!!!

②診察
綺麗な女医さん現る。ズキューン❤️

美「えーと、初めましてよね?宜しく!今日はどうしましたか?」
私「詰め物が取れちゃって。上の右側の4番と5番の間です。あと、右下奥歯手前に虫歯があるかもです」
美「OK。痛みはある?」
私「詰め物取れた方はないです。右下はあります。」
美「どんな痛みですか?」
私「えーっと、恒常的ではなくて、冷たいもの飲んだ時に重く痛いっていうか」
美「りょ。じゃあ見てみますねー」
……
美「詰め物の部分は今日やっちゃいますね。右下は多分ね、歯茎が下がってる部分の知覚過敏だと思うわ。ここも被せ物することはできるけど、今日いっぺんは難しいから、当座のしのぎで上にニスだけ塗りますね。」
私「ふわぁーい」
美「Betäubung麻酔する?」
私「お願いしまする」
美「お、麻酔派ねー私と一緒」
私「麻酔無し希望する人結構いますか?私は無理ですぅー」
美「わかるわかる。私も無理」

なんてスモールトークを挟みながらの注射をしてもらい、しばし放置。

その間に歯科助手さんがいらして、詰め物の素材をどうするか聞かれる。二つ提示されたのですが前者は公的保険内でカバーできるもので無料、後者はより丈夫だけど60から80かかる旨を聞く。悩んでいたら、帰ってきた女医さんが「受付で聞いたんだけど貴女追加保険入ってるんだね。そしたらAllianzが負担してくれるから、後者にしといたほうがいいと思いますよ」とアドバイスをくれたので、後者に。いよいよ麻酔も効いてきたので、いざ施術!!!

③施術
美「痛かったらすぐ左手あげてくださいねー倒しまーす。」

ふがががが……。
治療中は何ちゃなく、日本と同じ。途中で一瞬口閉じようとしたら、美女に指突っ込まれて"auf lassen(開けといてくださーい)"と言われたくらいでしょうか。後は日本同様に"einmal zusammenbeißen, dann öffnen(一回噛んでみてーはーい、開けて)"というチェックがあったり、仕上げに下顎を左右に擦って違和感がないか確認したり。ものの30分くらいで終わりました。

美「お疲れ様でーす。麻酔切れるまで食事しないでね。あと右下の知覚過敏にニスだけ塗っておくから、次回はここやりましょうね(塗り塗り)」
私「有難うございましたー知覚過敏だけですかね?虫歯かと思ってたんだけど…」
美「そう?じゃあ細かいチェックも含めて次回もっかい見てみましょうね。請求書は後日郵便で送るか、今日受付で持って帰るかどうする?」
私「あ、即日でほしいです」
美「OK。受付に言っておくから受け取って帰ってね。で請求書を追加保険に送付すれば支払われるから忘れずにねーお疲れ様でした」
私「はーい!有難うございましたー」

で助手さんと次回の日時を決めてから部屋を出て、再び受付へ。

④診察終了
受付で名前を呼ばれて請求書を受け取る。今日の治療は合計66ユーロ。事前にも仄聞していましたが、ドイツの歯医者は基本後日振り込み支払い。たとえば私の今日の費用は1月30日が支払い期日、その場でカウンターで払うというのはあまり聞きません。ミュンヘンで歯科女子をしていた友達曰く、日本人はこれに慣れていないせいかイノセントに支払いを忘れる人が多いのだとか。女医さんがとってもいい感じだったけど、お名前を聞き取れなかったので受付の方に尋ねて教えてもらった。次回もあの先生だといいなぁ。

⑤保険会社へ領収書送付
帰ってからAllianzのアプリで請求手続きをとる。やり方は本当に簡単。提出Einreichenのタブを選んで、領収書写真と振込先のIBAN情報を登録・送信するのみ。これと並行して私の方で歯医者さんに振り込みをしておけば、後日Allianzから同額が私の口座に返金される、という仕組み。

全然いけるじゃん!!!!!むしろ追加保険があるんだから、年額いっぱいまで歯のクリーニングとか色々使うべきだな、と感じました。こんなに怯えてないで早くくれば良かった!

日本にいた時からお医者さん全般が苦手で中々の不精だったのですが、ドイツのお医者様で嫌な経験をしたことは無いです。と言っても私の通院歴自体が少ないんだけど、それでも周りの人からも同じようなこと聞きますし、私的にはドイツの方が全体的にお医者様の人間性が高いような印象を持っています。人がいい人が多いというか。ミュンヘンにいた時、とっても素敵な婦人科医の女医さんに当たったことがあります。ミュンヘンの職場は私以外の本官が男性だけだったし・どうも男性優位な業界だったので、価値観の違いに少し滅入っていた時に、励まして・寄り添ってくれました。「外国で1人、ドイツ語もこんなに上手で、男に囲まれて頑張って働いて生きている貴女は偉い。必要なら女性器不調診断書書けるから無理しないでね」と言ってくれて受付で泣いたのを思い出しました。ねえ女神なの。

今日も経験を重ね、一つレベルアップしたぞ!日々挑戦・勉強です💪

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