我慢することは不幸せなことではないと私は思う
子供を育てていく上で絶対的に必要なのは育てる側の我慢だと私は思う。
だからといって全てを我慢するということではない。
子供を産む前は、自分の趣味に没頭できた。
私の場合、冬はスノーボード、夏はサーフィン。
仕事の休みは自分の好きなところに行き、買い物をしてストレス解消していた。
なにもない日は時間が許す限り、起きてからも布団に入っていたし、好きなときに飲みに行って、自分の時間を満喫していた。
子供が産まれてからは全てが正反対になった。
子供たちに振り回される休日、食材すら買えない買い物。
行く場所は決まって公園。雨の日は悩まされる。
寝てくれないと自分のことは全く出来ない。
毎日毎日訪れる朝、朝が来なければいいのに。
って思うこともある。
看護学校の教員から言われた一言
「合言葉は今が一番大変だからね」
府に落ちた。
新生児期はオムツと授乳に悩まされ、生後半年で離乳食で食べないことに悩まされ、動き出したらそらまた悩まされた。
悩みはどんどん変わっていく。
それでもイヤイヤ期は凄まじい。
私の存在までも否定してくる。
いつまでこんな生活が続くんだろう…って。
我慢の日々を過ごしてる。
でもふと考える。
何十年かしたら、
布団に大の字で寝れる日がやってくる。
一人で気軽に出掛けられる日がやってくる。
一人でゆっくり湯船に浸かれる日がやってくる。
温かいご飯が食べられる。
毎週公園に行かなくなる。
朝もゆっくり寝てられる。
そしたら私は幸せなのだろうか。
いま幸せではないのだろうか。
腕枕して湯たんぽのように抱えて寝る今も
公園で一緒に走り回ってる週末も
お風呂にぎゅうぎゅうで入って1から10まで数える毎日も
我慢はすべき。だけど幸せは見失ってはいけない。
と私は思う。
私は子供たちの笑顔が見たくて我慢しているのだ。