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懐かしい紳士たち①

四天王は終わったので、四天王には入らないけど、印象深い紳士を書いていこうかな。思い出せたら。

とりあえず思い出したのは一人の紳士。もう名前が思い出せない。顔や身体、ちんこの形や性癖まで覚えてるのに。

たしかM系の名前だったはず。なのでMさんと呼ぶ。

Mさんは最初から優しく好意的、話も楽しく段々と仲良くなっていった感じで、普通に良いお客さん。
そうだ、Mさんもバツイチでした。

ただ、回数を重ねるうちに段々とMさんのヤバさが垣間見えるように。
でも特に気にしてなかった。ヤバい人はたくさんいるし。
その中でもMさんはある日までめっちゃ良い人だった。本指名だし、イヤなことをされることもない、色々お土産もくれた。

でも、そこは私のお客さん…Mさんはやっぱりぶっ飛んでた。

ある日いつも通り案内して、部屋でガウンを預かる。
店内は基本薄暗くしてるから、あまり細かい傷とかは近くに行かないと見えないんだけど、その日のMさんはやたら左腕をアピール。

なんだろと思いつつ、見ると…

私の名前(源氏名)を手彫りしてた。


ちびるかと思った。
多分笑えてたと思うけど、そこで危ない人だとわかった。

でも突っ込み方がわからない。タオルで拭きながらどうしたらいいのか悩む。(その間3秒)

私が出した言葉は「それ痛くなかったのー?」

Mさんの反応は、思ったより平気、と嬉しそう。

ナイス私。間違った反応はしてなかったらしい。
そこからはいつも通り。

私が一時辞める時までは月に3回程来てくれて、その後名前を変えて復帰した時も来てくれたけど、その時はもう辞める時だったかな。ある意味良かった。

そこまでされると嬉しいより怖いけど、まぁ、不器用な可愛さをもってるなぁと今なら思える。
店外デートとか求めてくることもなかったし、左腕さえ見なければ良いお客さん。

そんなMさんでした。


こうやって書き出す事で頭がスッキリしていってる気がする。今までほぼ人に言わず(同業の子除く)にいたからかな。

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