寄付は優しさの外注だと思う
今日ははじめてnoteの企画に参加しよう!と想い、パソコンの前に座っています。テーマは「 #寄付について考える 」です。
地震や自然災害を含め、多くの人が寄付や募金の経験があると思います。
こうしたときに「寄付をするかどうか問題」は常に皆さん悩まれるのではないでしょうか?
今回、寄付に関して抵抗がある!という方にTwitterでアンケートも実施しました。いろんな方向から「寄付」について考えていきたいと思います。
寄付=やさしさの外注
私は自分の人生において、たくさんの人が幸福を感じたり幸せに生きていける社会を思い描いて会社を立ち上げたのですが
小さなころに小学校で難民の子どもたちに向けた募金をしたとき
「私は今10円しか払えない。駄菓子屋さんのガムしか買えないんだ」と衝撃を受けたんですよね。
世界のこと、お金の価値について学んだ瞬間でした。
その場で先生に泣きながら「これじゃ、みんな死んじゃう」と
言ったときに大好きだった女性の先生が
「みんなが出し合うから、今自分ができることをしたらいいんだよ。
おうちに帰ったら、お父さんやお母さんと話し合ったり、忘れないでいることもとても大切だよ。
もっともっと大人になって、お仕事をしてお金を稼いだら、また募金すればいいんだよ。
自分のできることをすることが大切なの」と
一生懸命慰めてくれたのがとても印象的で記憶に残っています。
この言葉はずっと私の人生の中にあって
今できることを、今できる人として生きていきたい。というひとつの信念になりました。
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私はそうした経験から、寄付や募金に関して
寄付=やさしさ、行動の外注 だと捉えるようになりました。
現地に行って何かしたい!と思うものの、知識がない。経験もない。そして時間も限られているという部分での「行動力の外注」
そして、誰かにとって少しでも支援になれば...という「やさしさの外注」
今私がしたい!と思っている想いをお金にこめて、私のかわりに活動してくださる方に託したもの。それが寄付だという考え方です。
よく募金や寄付問題になると「善意」という言葉が使われますが、私はどちらかといえば隣人を愛する「愛」だと思います。
それをいかに求められている形で渡すかどうか、ではないでしょうか。
Twitterでは千羽鶴は迷惑である、という話がネットで話題になりました。
また被災地に中古を送るのはNGという話も。
愛があれば何でもOKというわけでなく(恋愛においてもそうですよね)大変なときだからこそ「求められているものを渡す」ことが愛情です。
無駄だと言っているわけじゃないんですよね。
大変なときだからこそ、何事も「せっかくだから」精神は大事で、受け取る側の気持ちに寄り添うことが何よりの支援であるということを忘れずに伝えていくのが必要だなあと思います。
多くの方が実際募金や寄付に対して積極的なのが日本だと思うのですが
抵抗がある、あまり積極的にはしないという皆さんの意見も聞いてみました。
積極的な寄付を募るための必要なことは何か?
今回Twitterでなぜこれだけ寄付や募金に対しての意見交換が盛んなのか?というところで
日本におけるお金を他人に渡すことへの不信感などがあるのでは?と感じたこともあり
実際寄付に抵抗のある皆さんが、どこに不安を感じているのか?というアンケートを実施しました。
この記事を書いている最中では、まだ投票を受け付けているのですが
やはり「不正使用されているのでは?詐欺なのでは?」という点への声が多く見られました。
そこで、今回は私が寄付する際に気をつけていることについても、以下書いておきたいと思います。
私が寄付、募金する際に気にしているポイント
①実際に使われている先が明確であるか調べる
今回、西日本における豪雨災害に関しては以下の2箇所で募金をしました。
【2018年7月豪雨被害】緊急災害支援金 Emergency Donations
以前も募金してレポートがきちんといただけたこと、提携先のピースウィンズジャパンさんはオンタイムで支援の様子をしっかりレポートしているホームページを拝見し決めました。
平成30年7月豪雨緊急災害支援募金(Yahoo!基金)
Tポイントでも募金ができるという基金。Yahooにおいては、継続的な支援を行っていて、311の支援も続いています。
東北エールマーケットなど購入して支援になるものも、いまだ多数!
②活動内容について知る
今回のような災害だけでなく、私は定期的な支援をいくつかの団体にしています。
どんな活動内容なのか?SNSなどでも発信している団体も多く、フォロワー数や投稿内容も大変参考にできます。
逆に活動内容が不明瞭な募金などには支援をすることはしません。
自分自身が「応援したい、支えたい、力になりたい」と思うところに参加することが重要です。
また、私は継続して支援できるところに募金、寄付をしています。
それはその場で終わってしまう人が多いという事実をしっているからです。
一度募金するだけでなく、せっかくなら継続的な募金や寄付を通して一緒にそのプロジェクトに関わっていくことで
コミュニティになっていくんですよね。団体と支援者が。
私は、寄付や募金はただ払ったら終わりではないと思います。
そこから更に私たちはそのお金をどう使ってもらえたのか?
まだ支援は必要なのか?など
活動を見守っていける権利を寄付することで得ているわけです。
最近トレンドのオンラインサロンにも近いかもしれませんね。
プロジェクトの一員としてかかわっていける
それってすごく有意義だと思いませんか?
なので1度だけの寄付ではなく、一度継続した寄付も体験してもらえたら!と思っています。
私が寄付している団体は毎月お手紙が届き、年数回寄付をしている人の会が行われるので
そこで自分が寄付をしたお金の使い道について聞いたり(株主総会みたいですよね)、さらに寄付を受けた人や動物に関われたり。
人生を豊かにしてくれる寄付に出会いました。
月並みのことしかいえないんだけど
寄付することで知らなかった世界が開けたと思っています。
そんな寄付もあるということをぜひ知っていただけたら。
誰かのために何かしたい。
そんな優しくて行動力あふれる隠れたヒーローやヒロインが日本にたくさんあふれているということを日本人として誇りに思います。
もっともっと寄付に対する心理的ハードルが下がるような、そうした支援の仕方が生まれてくるといいですよね。
私ももっと何かできることはないのか。考えていきたいと思います。
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