大台町週末旅コラム② 自分を整える「奥伊勢フォレストピア」
前回の記事はこちら
こちらから読むとより楽しめます。
前回すでに大台町の豊かな自然や人に触れつつスタートした旅は
今回宿泊させていただくのは「奥伊勢フォレストピア宮川山荘」へ。
平成9年に開業し、この大台町エリアの人と観光でやってくる人たちをつなぐ目的で作られた森の中のリゾート施設ということで
奥伊勢フォレストピアは名前の通り、森に囲まれており、まさに都会の謙遜から離れてやってきた旅にピッタリな佇まいと
施設の充実がすごい。温泉あり、BBQ場あり、地元の食材が味わえるレストランあり、お土産屋さんあり、コテージからグランピングから、家族サイズで使える様々な客室、レンタサイクルなどなど
大台町へ来るたくさんの人の憩いの施設として愛されているそう。
※上記マップは公式サイトよりお借りしております。
周りは見渡す限り本当に山々に囲まれているので、周りから聞こえてくる音は風の音や鳥の鳴き声など自然生まれの音のみで
「近くにコンビニとかもないですよ~」とのことでしたが
むしろそれがデトックスに最高なのでは....!
最近デジタルデトックスやSNSデトックスというような、「スマホやパソコンから離れた時間を過ごす」みたいなニーズがありますよね。
家族や仲間とわいわいする旅行だけでなく、大切な人や一人でふと自分を振り返りたいな、という人にはもってこいな環境な気がする。
ルームツアーで日本らしい休日を見つける
今回はブロガーで貸し切り!ということでお部屋もいろいろ見せていただくことに。こういう機会ってないからうれしい。
お部屋は和室もあれば、和洋折衷のお部屋もあったり、ロフトや2階!のあるお部屋も。
こういうときに私はついつい祖母のことを考えてしまうんですよね。
祖母は80代なんですが旅行好きで、足が痛い痛いといいながらもあちこち行くのが好きで。
そうした祖母もベッドがあり、エレベーターなども完備されていて、奥伊勢フォレストピアの中で温泉も自然も食事も楽しめる。
これならこれるよなあ、とかついついシュミレーションしちゃうという。
和室があるお部屋なら赤ちゃん連れも利用しやすいな、とか
小学生くらいの子だったらロフトのあるお部屋とか絶対に好きなはず。
いろんな年代のわくわくが叶えられるお部屋の作り。これは新しいシンプルイズベスト!という昨今のホテル業界ではなかなか出会えない形になりつつあるようにも感じていて。
日本らしい休日の形は実は奥伊勢フォレストピアのこんなお部屋なのかもしれないな、と思ったり。
今回はランダムにお部屋を振り分けるとのことで私のお部屋はこちら。
なんとベッド3つ!どこで寝るんだ!全部で寝るしかない!?と一人広すぎる落ち着かないお部屋でうろうろうろうろうろうろうろうろ。
「今から誰か呼ぶ?むしろ呼んだほうがいいのか?」と考えたものの、一人でお部屋を満喫させていただくことにしました。
広すぎる部屋に慣れない小心者です。
私一人広い部屋に泊まるととんでもないことになる話を最後にお届けします......
地元食材×敏腕シェフ=安心できる食事空間
奥伊勢フォレストピアには地元の食材をふんだんに使ったメニューが楽しめる「レストラン アンジュ」があり
今回はランチとディナー、さらに翌朝の朝食をいただきました。
旅に出ると、私はわりと「部屋でゆっくり、食事も可能ならホテルで」と思うほど、ホテルおこもりが好きなのですが
旅において「おいしいものが食べられる宿」って安心感が全く違います。
特にはじめての地だと、美味しい店に辿り着けるのか?という不安さえあることも。もちろんお店探しは好きですが、正直当たりはずれに惑わされて疲れて終わり、みたいなことも過去ありました。
でも、今回は奥伊勢フォレストピアさんでおいしい食事をご用意いただける!と聞いてすでにわくわく。
水がきれいなところは食材もおいしい!というのが私の定説なのですが。
大台町もそんな定説を裏切らない食材と、経験豊富なシェフの力量を感じる!そんなメニューの数々。
野呂シェフもランチライムにはご挨拶とお料理の説明をしていただきました。
ランチはピクニック、ディナーは地元食材のフレンチ、朝食は和定食と聞き、この度でも私の気持ちのウエイトの多くを占めていました。ふふふ。
初日のランチタイムは「ピクニックランチ」だと聞いていたので、お弁当を持って歩くのかな?と思い込んでいた私。
到着してびっくり、なんとランチは超おしゃれなワンプレートランチで
外でわいわいしながら食べるという、おしゃれなピクニック!!おしゃピクとか流行ったけど、これはピクニックというよりも「オープンエアでフレンチランチ」....最高すぎる。
その季節に合わせた地元の食材を、ベストな状態でいただけるという安心感。特に山歩きや川遊びなど全力で遊んだ後に
「おいしい食事がいただける」という環境がすでに整っているというのは最高なのではないでしょうか。
私がうんちくやグルメレポートをうんぬんいうよりも、おいしさは写真から!ということで写真多めにてお送りします。
夜はフレンチのコースをいただいたんですが、こちらもまた絶品の数々。
お料理はどれも丁寧に調理、盛り付けされていて本当においしい。
でも「飾りすぎていない」、素材と腕を感じる温かさのあるメニューに1日の疲れが癒される~~~
大台町はジビエも推していて、この日の肉料理にはジビエも組み込んでいただきました。私ジビエ大好きなので、これもまたテンションがあがる!
フレンチレストランなのでもちろんソムリエの方もいらっしゃって、お料理に合わせたペアリングもばっちり。
サーブされるスピードもよく、心地よいディナーをいただき大満足。
最後のデザートにはこのエリアの名産の一つ「伊勢茶」を使ったケーキも。
何を食べてもおいしくて幸せなディナーを満喫。
フレンチだとゆっくり食事をいただくから「コミュニケーション」が生まれるのもいいですよね。
今回参加したブロガーのRioくんは大台町出身で食材のことや大台町のことをたくさん聞けて「小さい頃は野山を走り回ってた」という話や
今と昔の大台町の違いについて教えてもらったり。
また今回は山に詳しいy-heyさん、Mr.Dashさんもいたのでこの辺りの山の話が聞けたことで大台町がより楽しめたのも、この時間があったおかげ。
大台町で出会ったのは町の人だけでなく、こうした「発信」を柱に活動している素晴らしいブロガーの皆様でもあるわけで。出会いって大事だね。おいしいものが結びつけるものって絶対あるな。
朝食は疲れた体にさらに染み渡るおかゆをメインにした和朝食でした。
朝から食事が提供される幸せ。伝わるでしょうか。このおかゆの幸せ!
30代になってからこの幸せがマシマシになりました。お水がおいしいからおかゆがめちゃめちゃおいしい。住みたい。
大台町のお茶「大台茶」もいただきましたよ~
すっかり私のからだは今大台町のものでできているはず。ほくほく。
温泉で朝日を眺める、贅沢な朝6時
奥伊勢フォレストピアには温泉があり、昼間は一般の日帰りのお客さんも利用できるのですが、朝は宿泊者のみ。
一番風呂を大満喫させていただく。早起きした人だけの特権。
内風呂だけでなく露天風呂もあり、露天風呂からはこの日日が昇る前はきらきらと星がまだ見えていました。
まさに「整う」を感じる、静寂な時間。
手足を伸ばしてお風呂に入りながらぼんやりする幸せをかみしめる朝6時。
普段なら確実に寝てるし前日も実は3時までVoicyとかとってたけど、それでも目覚めたくなる。
この日はスケジュールの都合で早めの出発ですが、プライベートなら二度寝も最高に良さそう。
自分のために自分を整える
今回の奥伊勢フォレストピアのステイは「自分自身を整える」がそろっていて「何もない贅沢」を存分に味わう、そんな時間を過ごしました。
実は今回ツアーの間に2時間ほどの休息時間があったのですが、私はなにもせず、ただひたすら窓をあけて
お部屋の中で何もない時間をベッドに転がりながら味わっていました。
家や都会のホテルでは味わえない、気持ちのいい空気が体に入っていくの最高に心地が良い。スマホも音を消して、ただただ空気を楽しむ。
施設内にある川ではSUPができたり、川遊びもできるんだけど
そんな自然をゆっくり探索したり、本を読んだりするのもすごく良いと思った。こんな絵にかいたような森、なかなか出会えないから。
大台町をたっぷり味わえる、お得感もあり、贅沢さもあり。
そんなステイを奥伊勢フォレストピアでは味わうことができました。
また温かくなったら来たいなあ。
そうそう、価格も驚きの価格設定でした。
ご予約・価格などはこちらからどうぞ。
おまけ
もう本当にひとりで広い部屋は無理だ........!
本当に片づけできなさすぎて驚きのあっちゃこちゃ具合。つらい。
次はだれかと一緒に絶対来ます......このくらい解放されたということ...で...
次回は「自然と縁のないあやにー、アウトドアの扉を開ける!」です。お楽しみに。
◆今回登場した場所
奥伊勢フォレストピア
https://okuiseforestpia.com/
大台町観光協会
https://web-odai.info/