見出し画像

30年前のディズニーランドにタイムスリップしてきた話

どうも。あやねです。

今回はタイムトラベルガールの創立のきっかけになった「タイムスリップディズニー」のお話です。
※2019年の当時のブログに書いた記事を加筆・再構成したものです。


事の始まりは2018年。

この会に、ちかさんという女性メンバーが入ってきたときのことです。

定例会の様子

定例会で初めて会ったときに

ちかさんは六本木のマハラジャによく行っているという話を聞いて

ユーロビートは好きだけどディスコには行ったことなかった私が「連れて行ってほしい」とお願いしたことから個人的な交流が始まりました。

マハラジャ

ディスコ文化以外にも光GENJIやファッション、ナイトカルチャーや事件など守備範囲も似ていることが発覚。

ある日、国会図書館に調べ物をしにいったときに
向かいの席の女性の雑誌が真剣に昔のファッション誌を見ていたので

「国会図書館で昔のファッション誌見てる人、私以外にもいるんだ〜」
と思って相手の方を見たら、ちかさんだったということもありました(超偶然)


私も昔の文化に対する知的好奇心は自信があったのですが、ちかさんもすごい。

だって、ちかさん東京のディスコのみならず、名古屋のディスコ文化まで知ってるんですもの。


歌謡曲バースポットライトのAさんからは二人揃って「知識変態」というありがたい名前までいただきました。

良い名前だ

そんなちかさんが

「昔のディズニーが好きで、当時のグッズと当時の格好でディズニーランド行きたいんですよね」という一言に対して

「なにそれめっちゃ面白そう!!!!!」
と私がその企画に全力で乗っからせていただいたのが今回の始まりです。


ちかさんがディズニーランド5周年の1988年
私がディズニーランド10周年の1993年の格好をして今年、35周年の東京ディズニーランドに行くことに。


そして当日。


10周年(1993年)担当の私は

・胸につけるパスポートケース
・10周年のパンフレット

・シンデレラ城ミステリーツアーのメダル(1986年〜2006年)

東京ラブストーリー(1991年)の赤名リカを参考にコーディネートしたため、

シャツのみならず、カーディガンまでイン。


そして5周年(1988年)担当のちかさん

・ブックレット型チケット ビック10(1983年〜1992年)
・当時の東京ディズニーランド ポケット百科

ちかさんは当時のCanCamに載っていたコーディネートを参考にして

当時の赤文字系雑誌を参考にしてメイクもカバン(当時大人気だったルイヴィトンのソミュール)も揃えてくるという、とんでもない熱量を発揮。


一番ビックリしたのが、雑誌に掲載していたのがこういうコーディネートだったからと・・・

1月の寒さの中で足を出す彼女の気合いです(スタイルめちゃくちゃ良い!)

もう役作りの努力がガラスの仮面の北島マヤ並み。

確かに当時のファッション誌って冬でもストッキングのデニールがめちゃくちゃ薄いんですよ。
彼女より4歳年上の私は


「大丈夫?寒くない?寒かったらカイロあげるよ」と老婆心から聞きまくってしまいました。
若いときは不思議と寒くないんですよね。
私は最近、めちゃくちゃ寒い。もう私はババアだ。


知識変態の本領発揮

「さて入園したし、何をしようかな〜」と思っていると、

おもむろに、ちかさんが紙を取り出して

なんだ、その紙は

「あの、国会図書館で見つけた月刊食堂という雑誌から
開園当時のディズニーのレストランの写真記事を見つけまして、
今と比較した写真を撮りにまわっていいですか?」

Oh・・・すごいよ・・・ちかさん。

着眼点と知識欲とリサーチ力が本当にすごい。
どうやって月刊 食堂って雑誌に辿り着いたんだい?
業界誌じゃないか。


「もちろん喜んで!!!!!」というわけでレストランを巡る二人

「あそこの外装の色が変わっていますね」
「あれ、カウンターが昔より奥に行ってるんじゃないでしょうか?」
「このメニューがもう無くなっていますね」


会社の同僚にこの話をしたら「アトラクションにも乗らないで、そんなこと調べて楽しいの?」って聞かれたんですが、

人生で一番楽しかったディズニーの回り方だったかもしれない

だいたい15分でパークって1周できるものなのですが、

1周するのに4時間かかったからね!!


我々は東京ディズニーランドを夢や魔法の王国というより

35年の歴史が詰まった歴史的建造物として見ているからね!!


また、レストラン巡りのときに昭和・90年代好きとしてはたまらない演出を発見してしまいました。

思わず私が動画撮りたいと言い出して5分ほど電光掲示板に再度文字が表示されるのを待ちました。

私「すみません、わざわざ待っていただいて」
ちかさん「いえいえ、これも貴重な歴史的文化遺産ですから」


心の底からこの人間関係をすごく大切にしようと思いました。
他の友達だと絶対こうはいかない。

レストラン巡り以外にも当時の再現写真を撮る遊びもしました。

開園当時からある「ベーコンとパイナップルのピザ」を添えるちかさんのこだわりが素敵。

ちなみに当時のグッズは母親が持っていた物やメルカリで手に入れたものなのですが、

どうしても当時のポップコーン容器だけ見つからず(そりゃ食べ終わったらゴミだから普通捨てるよね。)


つ く り ま し た ! !


3週間、試行錯誤して完成させました。

普段の仕事に何故、この情熱が注げないのか。

たくさんの小道具やファッションのおかげで、当時感がある写真がいっぱい撮れて嬉しかったです。

このちかさんの写真が一番のお気に入り。
「お母さんの若いとき」感をめっちゃ演出できて、本人が持つ可愛さもそのまま納めることができて満足。


「お母さん、お土産何欲しい?・・・え!?ペナント??」
家族へのお土産を確認する風に撮りました。


ちなみに国会図書館で見つけた1985年頃の書籍によると昔はディズニーでもペナントを売っていることが確認できます。

かわいい


実は今回、ディズニーに来たのはレストラン巡り以外でも大きな目的がありました。

今回、ディズニーにきた大きな目的


2018年1月11日から始まった期間限定のガイドツアー

「ヒストリー・オブ・東京ディズニーランド」への参加!
35周年の歴史を公式様が案内してくれるという正に我々の為のイベント!

我々の需要を何故知っているのか!!まさか私たちのSNSでも見ているのではないのか!!

イェーイ、オリエンタルランドの人見てるー??


早速、集合場所のメインストリート・ハウスに到着すると我々の格好から

「わあ!すごい!懐かしい〜!!」とガイドツアーのお姉さん達がめっちゃ食いついてくれました。

思わずどや顔をかます私。

そして、いよいよガイドツアーへと出発〜!!

話を聞き逃さないように、私がカバンからメモ帳とペンを出すと、
ちかさんもメモ帳とペンを持ってきていて思考回路の近似性の高さに驚きました。(ツアー参加者でメモをとっていたの私たちだけ。)

ガイドツアーでは開園当初からある

・蒸気船マークトウェイン号
・イッツ・ア・スモールワールド

に乗ることができます。


蒸気船マークトウェイン号を待っている間、ガイドツアーのお姉さんが私たちに向かって

「今日はたくさん懐かしのグッズを持ってきてくれたそうですね!ビック10懐かしいですね!ちょっとお借りできますか?」

と私たちが持参したビック10を使いながらディズニーの歴史を紹介(嬉しかった♡)

マークトウェイン号は最初はDチケットだったのに、Eチケットになった理由がマジで目から鱗でした(気になる方は是非ガイドツアーへ!)


マークトウェイン号乗船後、ディズニーで開園当初からある食べ物を教えてもらいました。しかし、その中には東京ディズニーランドの定番のチュロスの名前がありませんでした。

「あれ、チュロスって違うのかな」
「確かにチュロス無かったね。いつからチュロスがあるんだろう」
と、もやもやする二人。

そんなもやもやした中で、イッツ・ア・スモールワールドに乗ったため乗船中は

ずっとこんな状態。

懐かしの脳内メーカー

そして、船着き場に戻ってきたときに隣に座っていたガイドツアーのお姉さんが
「あそこにある星たちは子供たちの夢なんですよ。」

メルヘンやん

「ところで、お二人は夢ってありますか?」

思いがけない質問に戸惑う大人2人。

この戸惑いが大人になったということをひしひし感じさせてくれます。


戸惑った顔を見たお姉さんが

「ちいさいことでもいいんですよ。例えば、チョコレート食べたいなーとか」と助け船。

ぴかーん

そこで私の電球が光った!!

私「じゃあ、チュロスっていつからあるのか知りたいですね〜」


無理矢理ねじこんだ!!

お姉さん「うーん、それが実はよく分かってないんですよ・・・」

「えぇ・・・そうなのか」とションボリする私たち。

まぁ、そうだよね。35年の歴史を正確に把握しているわけないもんね。


ションボリしながら下船してアトラクションを出て、ガイドツアー再開です。そこでお姉さんが開口一番

「さきほどお姉さん達からチュロスはいつから登場したのかと聞かれました。残念ながら公式な資料はないのですが・・・多分ラッキーナゲットカフェのオープンのときかと思われています」


お姉さん、めっちゃ粋なことしてくれるやんけ!!!
サプライズ情報にションボリムードを吹っ飛ばして、慌ててメモを取り出す二人。



そんな感じで大満足のガイドツアーでした。お土産ももらったよ。

パンフレットの写真、公式なのに非公式感がすごい

・開園当時のお土産袋
・開園当時のパンフレット
・チョコクランチ


あーりーがーたーやー!!!(絶叫)

やっぱり、私たちのSNSでも見ているのではないのか!!
イェーイ、オリエンタルランドの人見てるー??(2回目)


ガイドツアー終了後。

私「チュロスの登場の時期がなんとなく分かってよかったですね。」

ちかさん「そうですね、これはチュロスの登場した年をきちんと調べなきゃですね!」


まさかの公式の見解だけじゃ満足しない ちかさん!!!


一生着いていきます!!!


ちかさんの知識欲と熱意に感動したタイムスリップディズニーでした。



追記
その後、二人で国会図書館で調べたところ登場は1989年の夏ごろ?ってことで落ち着きました。(ラッキーナゲットカフェオープンの1987年にはチュロスの記載は無く、調べたところ1989年の7月ぐらいまでチュロスの記載がパンフレットや書籍になかったため)

もっと細かく調べたいのですが、国会図書館がコロナの影響で抽選制になってから全然当たりません😭

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?