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警視庁第二機動捜査隊乃木坂分駐所season2 最終話

PM20:00~警視庁乃木坂警察署乃木坂駅前交番~

カチャ(犯人が絢音に拳銃を向ける)

カチャ(○○井上が犯人に銃を向ける)

○○:その人は山下じゃないですよ
犯人:!?
絢音:残念でしたね...
○○:連続警察官殺害事件の犯人はあなたですよね?山下美月巡査長の父親で警視庁日向坂警察署副署長の山下隼人警視
準人:!?
○○:あなたの連続殺人は2年前から始まっていた。あなたはあの日、自分の指示を聞かなかった橋本警部補を恨み殺そうとした。だけどナイフでは耐刃防護衣に邪魔される。だから拳銃を使おうとした...
井上:だけど、自分の拳銃を使うとすぐに犯行がバレる。だからあなたは橋本警部補を襲い拳銃を奪い、その拳銃で橋本警部補を撃った
準人:何を言っている?まず俺が橋本奈々未の元上司かもわからないだろうに...
○○:なら、なんで橋本警部補の本名を知ってるんですか?
準人:そんなのたまたま知っていたに決まっているだろ?
○○:まぁ、言い訳は自由ですよ?では、次の事件です
井上:あなたは昨日、また指示を聞かなかった警察官を殺そうとした。そして自分の犯行だとバレないように橋本警部補の拳銃を使った
○○:そしてあなたは今日も同じ理由で警察官を殺した。だが、想定外だったのは娘が犯行に気づいたことだった...
絢音:だからあなたは拳銃で山下美月巡査長を殺そうとした...
○○:だが、またまた想定外だったのが犯人にたどり着いた警察官が他にも居たこと...
準人:バレちまったかぁ~...まぁ、いいや。残り銃弾は二発、お前らに使ってやるよ
○○:僕たちを殺したところで意味ないですよ?
準人:あ?
井上:まさか私たちだけで連続殺人犯を逮捕すると思った?
(高山たちが交番に入ってくる)
高山:そういうことだから手を挙げてね?
準人:!?
生田:武器を捨てて!
賀喜:手を挙げてください!
真夏:武器を捨てないと撃つ!
若月:手を挙げなさい!
梅澤:手を挙げて!
寺田:武器を捨てなさい!
生駒:絶対逃がさない!
樋口:諦めて武器を捨てなさい!
準人:あはははははははははははは!
○○:何がおかしい?
準人:警官がたくさんいたところで何も変わらないんだよ?あんたらを一人でも殺せばプラス五発だww
山下:ならあんたが撃つ前に私があんたを撃つ
(隼人に拳銃を向ける美月)
準人:!?
山下:あんたがこの中の誰かを撃てば他の警察官があんたを殺す。もう私が尊敬する人達を傷つけないで!
隼人:美月。まさか父親を撃つつもりか?
○○:さっきまで娘を撃とうとしてたやつが良く言うな...まぁいいや、お前逮捕な?
準人:まぁいい。俺を逮捕したところで全部、美月のせいになるだけだからなw
○○:山下はアリバイあるけど?
準人:なんだと...
○○:え?馬鹿なの?
絢音:あ、○○がキレた...
○○:あのさ、美月は僕たちの後輩なんだよ?で、奈々未さんが撃たれたのは僕たちが配属されてすぐ。つまりそのころ美月は...
井上:警察学校に居た。しかも事件当日は夜間授業で点呼もしたからアリバイはあるよ?
隼人:・・・
○○:で、昨日は絢音と飛鳥さんのお見舞いに行ったら梅澤と山下が一緒に遊びに行ったみたいで事件発生時刻は飛鳥さんとビデオ通話してたから飛鳥さんと...
梅澤:私がアリバイを証明してますね...
○○:で、今日は...まぁここにいる時点で勤務だからね...つまり山下は事件の時は毎回アリバイがあってアリバイを証明してるのは警察官。しかも複数。完璧なアリバイだなw
準人:・・・
○○:まぁ諦めろ。どうせ逮捕するし...
準人:何!?
新内:逆にここまで証拠がそろってるのに逮捕をしない理由は?
準人:刑事部長...
新内:鈴木巡査長。逮捕しなさい
○○:わかりました。本当はあんたのことを今すぐにでもぶん殴ってやりたい...だけど奈々未さんはそんな事望まない...だから...山下隼人。あなたを緊急逮捕します!
準人:クソっ!

新内:皆さん。お疲れさまでした
全員:お疲れさまでした
高山:やっぱり○○君は捜一に欲しいんだけどなぁ...
○○:すみません。僕は機捜が好きなので...
高山:そう言うと思ったよwじゃあ私たちは行くね

山下:あの...私、警察官辞めます...
井上賀喜梅澤寺田絢音真夏若月:!?
○○:山。お前は悪くない
山下:でも...
○○:僕はなんやかんや騒がしいお前が好きだ。お前はただ騒がしいだけじゃない。事件でショックを受けてる被害者や第一発見者、関係者に寄り添うことができる。それは簡単なことじゃない。でもお前はそれができる。お前に助けられた人はいるはずだぞ?与田ちゃんとかな。それにお前が騒がしい時は平和な時だしな...
山下:○○さん...ありがとうございます😢
○○:僕は何もしてないぞ?これは今までお前が努力してきた成果だ。山。元気出せよ?お前は笑顔が似合ってるんだから...
山下:はい!

真夏:絢音ちゃん。いいの?
絢音:こんな時くらいは見逃しますよ...まぁその分、後でいっぱい甘えるので
生駒:絢音ちゃんが甘えてるの見たいんだけど~
井上:私も見たい~
真夏:私も!○○君いいなぁ~

若月:二人の結婚はいつになることやら...
寺田:このまま結婚しないで付き合ったままだったり...
樋口:あの二人ならありそう...
賀喜:個人的には早く二人の結婚式に行きたいですけどね...
寺田:ただ、異動の問題があるからなぁ...
若月:まぁ、まだ先になりそうだね😅
寺田:そういえば、密行に戻らなくていいんですか?
若月:さっき246と247は密行から外しといたよ
寺田:そうなんですね~

~翌日~

AM10:12~都内某所墓地~

(○○たちは手を合わせる)
○○:(奈々未さん犯人を逮捕しました...こんなに待たせてしまってすみません...)
絢音:(奈々未さん。遅くなりました...犯人捕まえましたよ...)
若月:(ななみん...ごめんね?あの日私が半休を取ったから...でも犯人捕まえたよ...)
真夏:(ななみん元気?やっと終わるんだね...)
生田:(ななみん...私、捜一に異動になったんだよ...ごめんね?こんなに待たせて...)
高山(ななみん...やっと止まった時が動き出すんだね...)
寺田(橋本さん。初めまして。○○とペアの寺田です。私は橋本さんと会ったことがないのでどんな方だったかは分からないです...でも、一つだけ分かるのは○○みたいな良い警察官を育てた橋本さんはきっと、最高の警察官だったんだと思います...)

全員:橋本さん(ななみん)お幸せに...

○○:行きましょうか...
若月:そうだね...

AM11:24~刑務所面会室~

○○:奈々未さんを殺した犯人逮捕したぞ...
坂井:そうか...ありがとな...
○○:ああ...

PM14:13~○○・絢音宅~

絢音:○○大丈夫?
○○:なんで、奈々未さんだったんだろうな...😢
絢音:・・・
○○:なんで奈々未さんが撃たれなきゃいけなかったんだろうな...😢
絢音:○○...よく頑張ったね...泣きたいだけ泣きな?
○○:絢音...😢

~数週間後~

~警視庁乃木坂警察署二機捜乃木坂分駐~

若月:前に言った通り、二人は一か月間、乃木坂高校の学校内警察をしてもらいます
絢音○○:わかりました
若月:二人のほかに新人も来るみたいだよ?
○○:新人ですか?
若月:うん


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