ボーダーライン episode12「新しい指導巡査」
~ノギー分署会議室~
??:おはよう~。隣いい?
○○:どうぞー
??:どうしたの?
○○:いや...ここで会うことに違和感が...
??:そう?
○○:うん...
(会議室に入ってくる絢音蘭世)
絢音:おはようござ...え!?
蘭世:なんで!?
絢音:なんで中元先生が!?
蘭世:どういうことですか!?
○○:見ての通りだ
中元:もう少し説明してあげてよw
○○:だって制服着てるんだから大体察せない?
絢音:無理です
中元:無理だって~
○○:・・・
橋本:少しくらい説明してやりなよw
○○:奈々未が説明しろ
橋本:はいはい。ひめたんは実は警察官なのよ
絢音蘭世:え!?警察官!?
橋本:心理カウンセラーはボランティアなんだよね~
中元:そうそう~
橋本:ちなみに指導巡査だから
蘭世:もしかして...
橋本:うん。蘭世の指導巡査ね
中元:よろしくね~
蘭世:よろしくお願いします!
橋本:それと○○は早く告白しな~
(会議室の前に行く橋本)
○○:あのバカ...
中元:何の話?
○○:なんでもない...
絢音:気になるんですけど...
○○:新人!お前らは最前列だろ
絢音蘭世:は~い
橋本:じゃあ、みんなおはよう
巡査達:おはようございます
橋本:まず、この数字は何かわかる?
「35 20 27 12」
絢音:35と20と27と12?
橋本:新人二人は何かわかる?
絢音:え~と...
蘭世:分からないです...
橋本:じゃあ、ひめたんは?
中元:○○の家の金庫の暗証番号?
○○:違うわ...
橋本:じゃあ、○○は分かる?
○○:昨日壊れたパトカーだろ?
橋本:そう。皆、パトカーの扱いには注意して
○○:その4台のうちの1台は巡査部長の車な件については何かコメントあります?
橋本:○○。コーヒー奢れ
○○:断る
橋本:強制だから
○○:・・・
橋本:それと、今日から異動してきた指導巡査を紹介する。ひめたん
中元:は~い。指導巡査の中元日芽香です!バッジ番号は13446。ボランティアで心理カウンセラーをしています!
橋本:ひめたんは蘭世と組んで。以上。じゃあ○○!コーヒー買いに行くよ~
○○:はいはい。ひめたん達も来な?絢音と蘭世とひめたんも奢ってあげるから
中元:ありがとう!
○○:誰かさんと違って、ひめたんはいくらでも奢ってあげちゃうわ~
橋本:あ?
○○:いえ...
~ヒナター・ロード屋台~
○○:コーヒーを4つ頼む
店員:お待ちください
橋本:コーヒー代浮いたわ~
中元:そういうところだよ?w
橋本:なんのことだか?
○○:コーヒーな
橋本:サンキュー
中元:ありがとう
絢音蘭世:ありがとうございます
○○:ってか、ひめたんがチャージャーを運転してるのかっこよすぎないw?
橋本:確かにw
中元:チャージャーってあんまり乗らないからエクスプローラーの方が良いんだけどな...
○○:まぁ、ひめたんってプライベートで乗ってるのは日本車だし、仕事中はフォードしか乗らないもんな...
中元:そうなのよ...
蘭世:乗り心地は良いですけどね~
絢音:そうなんだ...
○○:まぁ、フォードより高いしな...
橋本:確かにチャージャーって高いからね...
○○:スピードも出るしな~
橋本:じゃあ、○○が乗る?
○○:いや。俺はフォードがいい
絢音:○○さんってプライベートの車もエクスプローラーですもんね...
○○:そうなんだよな
男性1:おい!金寄こせ!
カチャ(銃を店員に向ける男性1)
店員:えっと...
○○:冗談だろ...
橋本:残念ながら本当だね...
○○:新人
絢音:分かりました
蘭世:援護する
絢音:お願い
カチャ(銃を構える絢音蘭世)
絢音:警察だ!
蘭世:武器を捨てて腹ばいになれ!
男性1:警察!?来るの早すぎるだろ!
○○:最初から居たわ...
男性1:嘘だろ...
○○橋本:こっちのセリフだわ...
絢音:早く武器を捨てなさい!
男性1:分かった!捨てる!
カチャ(銃を捨てる男性1)
絢音:あなたを逮捕します
中元:この銃、弾が入ってないね...
蘭世無線:2-A-23より指令室。ヒナター・ロードの屋台で211が発生。被疑者を確保。被疑者移送のため応援を要請します
純奈無線:ディスパッチ、了解
○○:さて、ゆっくりするか...
絢音:今日はパトロールに行かないんですか?
○○:最近は色々あったから少し休ませてくれ...
橋本:右に同じく...
絢音:それもそうですね...
蘭世:頭に気を付けて乗りなさい
男性1:はい...
中元:皆、疲れが溜まってるね...
純奈無線:ディスパッチより全ユニット。ヒナタ―・ヒルズ4324で459
○○:行くか...
絢音:そうですね
橋本:行ってらっしゃい~
○○無線:2-A-35。向かう。コード2
純奈無線:ディスパッチ、了解
~ヒナター・ヒルズ4324前~
絢音無線:2-A-35。コード6
男性2:お巡りさん!
○○:どうされました?
男性2:怪しい男が家の敷地内で騒いでるんです!
男性3:こっちの話も聞いてくれ!
絢音:どうされたんですか?
男性3:娘がこの家の中に居るんだ!
○○:どういうことですか?
男性3:昨日から娘と連絡が取れなくて、GPSを見たらこの家に居ると...
○○:GPSはスマホのアプリですか?
男性3:そうだ
○○:この方の娘さんとは知り合いですか?
男性2:いえ
○○:では、娘さんに電話してみてください
男性3:ああ...
プルプルプル
絢音:家の中から着信音が聞こえます
男性3:やっぱりこの家に居るんだ!
○○:落ち着いてください。絢音。応援
絢音:はい
絢音無線:こちら2-A-35。ヒナター・ヒルズ4324で237の可能性あり。応援と監督官を要請する。コード3
橋本無線:2-L-20。向かう。コード3
中元無線:2-A-23も向かう。同じくコード3
巡査1無線:2-A-12も向かう。コード3
絢音:要請しました
○○:了解
男性3:なぁ?早く娘を助けてくれよ!
絢音:落ち着いてください
○○:家の中に入ってもいいですか?
男性2:断る
○○:ですよね...
ウーーーーーーーー
中元無線:2-A-23。コード6
中元:どうかしたの?
○○:無線の通り
中元:不法監禁ね...
蘭世:家の中は?
絢音:入るなと...
中元:どうする?
○○:奈々未を待つ
中元:そうね...
ウーーーーーーーーー
橋本無線:2-L-20。コード6
巡査1無線:2-A-12もコード6
橋本:状況は?
○○:無線の通りだっての...
橋本:で、家の中には入るなと?
○○:そう
橋本:○○的にはどのくらい怪しい?
○○:何とも言えないが、あの方の娘さんのスマホがこの家の中にあるのは確かだ
中元:家主は娘さんと顔見知り?
○○:いや。知らないらしい
橋本:スマホが偶然家の中に入るわけないね...
○○:確認する価値はあるな...
男性3:早く娘を助けてくれ!
蘭世:一回落ち着きましょう!
男性2:ここは俺の家だ!誰も居れないからな?
絢音:落ち着いてください!
女の子1:助けて!
○○:おい!今の声!
橋本:入るよ!
中元○○:はい
○○:おい!二人を見張っとけ!
巡査12:了解です
○○:新人!行くぞ!
絢音蘭世:はい!
男性2:おい!入るな!
巡査1:静かにしなさい!
~ヒナター・ヒルズ43241階~
カチャ(銃を構える○○絢音蘭世中元橋本)
○○:右の部屋を確認する
中元:私は左
橋本:了解
○○:右サイドクリア!
中元:左サイドもクリア!
橋本:リビングもクリア!
絢音:2階もクリアです!
蘭世:オールクリアです...
○○:どこに消えた?
中元:分からない...
橋本:でも、確実にこの建物から声が聞こえた...
○○:隠し部屋でもあるのか?
絢音:○○さん!地下に行くようの階段があります!
○○:行くぞ
~ヒナター・ヒルズ4324地下~
○○:大丈夫!?
女の子1:・・・
絢音:警察です
蘭世:もう大丈夫だよ
女の子1:助かった...😢
○○:救急車!
中元:了解
中元無線:2-A-23より指令室。ヒナター・ヒルズ4324に救急車を要請します
純奈無線:ディスパッチ、了解。向かわせます
○○:外に連れて行くぞ
絢音:はい
蘭世:行こうか
女の子1:はい...
絢音:もう大丈夫だからね...
~ヒナター・ヒルズ4324前~
絢音:パトカー乗ろうか
女の子1:うん...
男性3:ナイラ!
女の子1:パパ!
男性3:大丈夫か!?
女の子1:うん...大丈夫...
男性3:よかった...ありがとうございます!
絢音:いえいえ
○○:あなたはお話を聞かせてもらいますよ?
男性2:・・・
橋本:連れて行きなさい
巡査1:はい
巡査2:行くぞ
男性2:はい...
橋本無線:2-L-20。コード4
女の子1:ねぇねぇ?お姉さん
絢音:どうかした?
女の子1:お姉さんかっこいいね
絢音:そう?ありがとう
女の子1:助けてくれてありがとう
絢音:どういたしまして
中元:無事でよかったね...
橋本:そうだね...
○○:まさか不法侵入がこんな大事になるとはな...
中元:まさかだったね...
橋本:もう疲れた...
○○:明日は休みたいな...
橋本:却下
○○:だろうな...
橋本:あんたが居なくなったら誰が絢音の指導をするのよ...
○○:奈々未が居るだろ...
橋本:私もあんたと同じ現場に行ってるし、報告書も倍以上書いてるんだけど?
○○:お疲れ様です
橋本:思ってないでしょ?
中元:2人っていつもこんな感じなの?
絢音:大体そうですねw
中元:仲がいいのか悪いのかw
絢音:本当ですねw
ウーーーーーーーー
真夏:またこのメンバー...ってひめたん!?
中元:今日からノギー分署勤務だからよろしく
真夏:そっか。よろしくね
レイチェル:ところで患者は?
橋本:あ、パトカーの中。今、蘭世が見てる
レイチェル:了解です。行こう
怜奈:はい
真夏:にしても...絢音達が来てからあなた達からの要請多すぎない?
橋本:はて?
○○:何のことやら?
真夏:もう...
怜奈:真夏さん
真夏:どうした?
怜奈:ケガした様子もないので救急車に乗せちゃいますね
真夏:了解。じゃあ、搬送しちゃうね
○○:後ろから着いてくから
真夏:分かった
橋本:じゃあ、よろしく
○○:はいはい。絢音!
絢音:はい!
○○:行くぞ!
絢音:はい!
橋本:ひめたん達も巡査に引き継いでパトロールに戻って
中元:了解~
ウーーーーーーーーー
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