【映画の話】シークレット・マツシタ怨霊屋敷
ジャケ買いならぬ「タイトル見」した映画の話をします。
「シークレット・マツシタ怨霊屋敷」。
南米で失神者を続出させた“日本の呪い”。
旋律の〈日系ペルー・ホラー〉ついに日本初上陸!
何でしょう。
ホラー映画なのに醸し出されるユーモア。
「シークレット・マツシタ」の語呂の良さ。
サトウもタナカも違う…「シークレット・マツシタ」。とてもしっくり来ます。
それだけではありません。
〈フリーパス・マツシタ〉!
なんと松下さんは無料で鑑賞できるそうです。
なんて楽しそうなんだ。
きっと企画会議は盛り上がったでしょうし、今日ほど自分がマツシタでは無いことを悔やんだ日はありません。
言いたいことはまだあります。
メインビジュアルと公式HPでわかる通り、
「死」がダイレクトマーケティングしてくる。
福山雅治は「愛している」という言葉を使わずに愛を伝える作詞をしているそうですが、シークレット・マツシタは「死」という言葉を使って死を伝えてきます。…いやそれが当たり前なのか?混乱してきました。
とにかく、大物映画の匂いがしたため、映画館に駆け込みました。
◼️あらすじ
南米ペルーの首都リマにある、伝説の幽霊屋敷「マツシタ邸」。
かつて日系人の家族が住んでいたが、主人が浮気をした妻と子を惨殺し、自身もハラキリ(!)して自害。その後も数々の超常現象が起きる「マツシタ邸」に、ある撮影チームが潜入しその後消息を絶った。これは彼らのビデオデータに残された恐ろしい記録である…
◼️感想
いや、普通に面白かったし怖かったですわ。
王道のモキュメンタリ―・ホラー。
俳優たちの演技も良く、日本要素は少ないながらも努力を感じ(日本のアンティークなど集める予算を考えると理解できます)、好感が持てます。
上映時間も77分。中だるみを感じません。
せっかくなのでオススメポイントを紹介させていただきますね。
◼️心霊現象が情熱的
ペルーと言えば情熱と美食!という印象ですが、幽霊も熱烈にアピールをしてきます。
やっぱ海外の怪異はゴージャスです。
◼️俊雄君がいる
ご覧ください。
白塗りの顔、身体を小さく丸め、こちらを見つめる眼差し…俊雄君みを感じる坊やが出てきます。
呪怨好きなので嬉しくなってしまいました。
◼️終わらないダイレクトマーケティング
先程の、俊雄君(ペルーver)の額をご覧ください。
_人人人人人人_
> 死!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
誰かペルーの方に、額に文字は日本では面白いと教えてあげてください。
以上です。
グレイヴエンカウンターズが好きな方にオススメです。