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note質問箱 #1 | 『慶應ローに決めた理由は?』
こんばんは!ayaneです。
元旦に公開した記事に、たくさんの「いいね!」をいただき、本当に感激しております。皆さんの温かい反応が何よりの励みです。ありがとうございます!
さて、今回は『note質問箱』にいただいたご質問にお答えしていきます!
現在、27件の質問をいただいており、一つひとつ大切に目を通しています。
少しずつになりますが、基本的にすべての質問にお答えしていく予定ですので、気長にお付き合いいただければ嬉しいです🙏
それでは早速回答していきます!
まず最初の質問はこちら👇
ロースクールは何校受けられましたか?対策は大体どのロースクールでも同じで臨めますか?それとも志望校に沿った対策が必要ですか?
ロースクールを慶應に決めた理由を教えて下さい。
ななまるさん、ご質問ありがとうございます!
(色々書きすぎて回答がかなり長くなってしまったので、お時間のない方は『まとめ』をご覧ください!🙇♂️)
【1.ロースクールは何校受けた?】
私は慶應ローと東大ローの2校を受験しました。
結果について
慶應ロー:既習コースに合格
東大ロー:第1段階選抜で不合格2校に絞った理由
司法試験の合格率が高い
慶應ローに通っていた学部の同期から「合格率が高いローに進んだ方がいい」というアドバイスを受け、2022年の司法試験で合格率が50%以上だった、首都圏の慶應、東大、一橋に絞りました。
ただし、東大と一橋の入試日程が重なっていたため、最終的に慶應と東大の2校を受験することに決めました。馴染み深い慶應
私は学部も慶應だったため、慣れ親しんだ環境で引き続き学べる安心感がありました。また、私が弁護士を目指すきっかけを与えてくれたゼミの教授が慶應ローで教鞭をとっており、その教授の授業を受けたいという思いも理由の一つでした。挑戦の東大
東大ローは国内最高学府であり、一度挑戦してみたいという思いが強く、受験を決めました。しかし、残念ながら書類選考で不合格となり、あっけない結果となりました(笑)。おそらく学部時代のGPAが低かったのが敗因だと思います。
【2.対策はロースクールごとに変えるべきか?】
勉強について
勉強内容自体は基本的にどのロースクールでも大きく変える必要はありません。以下のステップを踏むことで効率よく対策を進めることができると思います!
受験校を決める
志望校を決め、それぞれの入試方式を把握します。過去問を解く
志望校の過去問をできるだけ多く解いて、傾向や時間配分を把握します。(可能であれば公開されているものはすべて解きましょう!)論点をまとめる
各大学の過去問で出題された論点を箇条書きで整理し、頻出論点を把握しましょう。この作業はかなり重要です!傾向を把握する
例えば、慶應ローの場合、予備校で「Aランク」や「B+ランク」と評価される基本的な論点がほとんどです。このように、志望校がどのレベルの論点を重視しているかを理解しておくことで、無駄な勉強を減らせます。過去問の範囲に注意する
直近1~2年で出題されたものと全く同じ論点が再び出題されることは少ないため、過去問を解く際は「いつ出題されたか」も併せて確認しましょう。これにより、どの範囲を優先的に対策すべきかが明確になります。
論文演習教材の反復
予備校の論文演習教材を繰り返し解きましょう。この部分にロー入試までの総勉強時間の 7〜8割 を割くイメージで進めることが重要です。反復の目的
ロー入試の論文試験では、論点を理解するだけでなく、限られた時間内で論理的かつ簡潔に解答をまとめる力が求められます。教材をひたすら周回することで、問題に対する型や解答の流れを身体に染み込ませましょう。理解を深める方法
演習中に理解が不十分な箇所や解答が曖昧だった箇所は、必ず基本書で確認・補強してください。この作業を怠ると、知識が中途半端になり、応用が効かなくなる恐れがあります。復習のコツ
周回するたびに、自分の弱点や頻出論点を意識して重点的に復習することで、効率よく実力を伸ばせます。私自身、慶應ローの入試に向けて、伊藤塾の「問題研究」を全科目3〜4周しました。その過程で、各科目の重要論点を把握し、苦手な箇所を基本書や他の教材で補強することで、解答の精度を高めました。
過去問で最終確認
最後に入試の過去問を再度解き、しっかり解けるようになっているか確認します。その後、必要に応じて再び4.論文演習に戻りましょう。
このサイクルを繰り返すことで、効率よく試験対策を進められるはずです。
勉強以外の注意点
ステイトメントシート(ステメン)の準備
慶應ローの配点について
慶應ローでは、論述式試験の配点が80%、ステメンや学部成績などの書類が20%を占めています。特にステメンは分量が多く、作成に時間がかかるため、早めのスケジューリングが必須です。私の実例
私は慶應ローのステメン作成に丸2日かけ、約5000字を書きました。試験日が9月3日だったため、6月頭にはステメンを完成させました。また、学部時代のゼミの教授にステメンの添削を依頼し、さらに推薦状の作成もお願いしました。
TOEICスコアの取得
東大や一橋では、TOEICのスコア提出が必須となります。ただし、受験日からの一定の有効期間が設定されているため、事前に期限を確認しましょう。推薦状の依頼
推薦状を添付できるロースクールの場合、ゼミの教授や指導教員にお願いするのがおすすめです。依頼のタイミング
推薦状の提出がどの程度点数に影響するかは明確ではありませんが、提出することで好印象を与える可能性があります。目安として、受験の6〜3ヶ月前には教授に相談しておくとスムーズです。
【3.慶應ローに決めた理由は?】
最終的に慶應ローしか合格しなかったので、必然的に慶應に決めましたが、結果としてそれで良かったな、と感じています。
慶應ローの授業はどれも魅力的で、必修科目は司法試験にも非常に役立ちますし、選択科目もどれも面白いものばかりでした。私は知財、企業法務、法医学などを履修しましたが、これらの選択科目を学んだだけでもロースクールに来た甲斐があったと思えるほどです!
さらに、教授陣との距離感も非常に近く、授業後には気軽に質問できる環境が整っていて、学びの深さが増しました。また、優秀で熱意を持った同期たちと出会えたことも一生の宝です。
慶應ローの回し者みたいになってしまったんですけど(笑)、本当に来る価値のあるロースクールだと自信をもって言えます!
まとめ
ロースクールは司法試験の合格率が高い慶應と東大を受験しました。そのうち合格した慶應に進学しました。
ロースクールごとに勉強内容を変える必要はありません。ただし、過去問を解き、出題傾向を把握することが重要です。
提出書類はロースクールごとに大きく異なるため、受験を決めたらまず最初に確認しましょう。特にステイトメントシートやTOEICスコア、推薦状などは余裕を持って準備しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!
また次の記事でお会いしましょう〜!(週1投稿頑張ります💪)
(サムネイルのイラストは sigureni free illust さんからお借りしました!ありがとうございます🙏)