Rails Girls Kagoshimaへの道~作ったコードを誰かに見せるなんて思ってなかった~
1月29日
Rails Girls Kagoshimaサイト作成2日目。
kagoshima.htmlはなんとなく形になってきた。
一人で黙々とHTMLを眺めているのは楽しい。
ちょっとした工夫もしたし(この「ちょっとした工夫」については後日)、何かを作ってるという感覚が心地よい。
なんかそういう興奮する系の脳内物質が出ている気がする。
それにAtomの黒い画面になんかアルファベットがたくさん書いてある感じがSEっぽくて超かっこいい。
非SEあるあるだと思うんだけど、SEの人が黒い画面をずっとみているのはすごくかっこいいと思う。
ディスプレイ縦にして黒い画面を出してるのなんてもう超最高だし、ディスプレイは3個くらい繋いでいて欲しいし、3個くらい繋いでいるうちの一つは、ずっと動き続ける折れ線グラフみたいなやつがずっと流れていて欲しいし、耳には大きいヘッドフォンつけていて、甘い物を常に摂取し続けていて欲しいし、
あれ今私絶対なんかそういう興奮する系の脳内物質でてる……?
散々非SEのSEイメージあるあるを言っているが、私の仕事上の肩書きはSEである。
SEと呼ばれるようになった委細の談は置いておいて、肩書SE(他称SEともいう)となってから、もう丸3年半が経った。
情けない話だが、胸を張ってSEですと言えるかと問われれば、私は私が想像する素晴らしいSEとは程遠い存在であると言わざるをえない。
ディスプレイは1つしかないし、動く折れ線グラフは目がチラチラする。老化だと思う。つらい。
老化の現実が受け止められなくてつらくなってきたので、Atomの話に戻ろう。
Atomに色付けされたHTMLはカラフルで可愛い。
この時の私は、最高に幸せだった。こんなに見つめあったし、HTMLはもう友達だとすら思い始めてきていた。
事前にプレビュー機能をインストールしていたので、右クリックしてPreview HTMLをクリックするだけで、リアルタイムに表示を確認することができるようにもなった。HTMLの友達超健気かわいい。
(ただ、このPreview機能を使うと3回に1回くらいAtomが落ちる。なんで?私が興奮してるから?友達じゃないの?ツンデレ?)
もちろん当然だが、エディタ上ではサイトと同じような表示を再現することはできない。
スタイルシートが適用されていないし、なんか白っぽい。
ちゃんと表示されているのか、心配になった頃気がついた。
これ、そもそもあってるの?
本当に表示されるの?
ページ実は白いままなんじゃない?
脳内物質の分泌が止まった。
黒い画面のアルファベットが急に他人に思えてきた。どこへいった、友よ。
そしてもっと大切なことに気がついた。
あれ、もしかして、作ったコードを誰かに見せないといけないんじゃない……?
そう、立ちはだかった他称SE、2020年の壁「コードレビュー」
古のホームページ作成の時には、とりあえずなんか作って、なんか出して、間違えてたら直して、また出して、なんかうまくできた!
みたいな感じだった。
全て一人のやることで、失敗も一人ですることだった。
超馬鹿っぽいけど、作ったコードを誰かに見せるなんて想像もしていなかったのだ。
誰かに見せないと絶対に不安だけど、見せるのも怖い。
第一、コードレビューの意義について等、正直全く分からなかったので「コードレビュー 意義」とか「コードレビュー なぜ」とか「コードレビュー やり方」とかで検索した。めちゃくちゃ検索した。
勉強になった記事をいくつか紹介したい。
・コードレビューの際に気をつけること
・テストとコードレビューの目的
特に共感したのはこの記事。
・コードレビューを怖がっていた新卒エンジニアが始めた対策
正直、書いている単語ほとんどわからないけれど、「コードレビューが怖い」というのは私も同じく感じていたので、みんな初めは同じなのかもしれないと思って少しだけ安心した。
そしてこの記事を読んでいて思い出したのが、鹿児島Ruby会議で聞いた時田理さんのLT「RubyのOSSコードリーディング」だ。
これもまた私には大分難しい内容で、会場にいらっしゃったあんちぽさんに「なぜコードリーディングをするのか」と質問したくらい知識0なのだが(ありがたいことに大変丁寧に解説していただいた)、コードを書くという行為をしていくと自然に「コードリーディングしたい」という感情になるのだろうと、今回それだけはわかったような気がする。
コードリーディングについては今後の宿題にするとして。
今作っている「kagoshima.html」が、お話にならないステージの、お話にならないコードなのではないかと、震える心を抑えつつまたまたRails Girls Japanのemorimaさんに相談したところ、Rails Girlsのリポジトリに出す前に確認をしていただけることとなった。
(本当に本当に、emorimaさんには足を向けて眠れない)
かくしてコードレビューデビューとなるのだが、HTMLに記述した「ちょっとした工夫」が、あんなことになるなんて……
次回「コードレビューデビュー!newが私で、私がnewで!?」
お楽しみに!
▽これまでの記事
* Rails Girls Kagoshimaへの道 第一回「14歳の私へ贈るスタイルシート」