無職の三十路女がリモート面接を受けてみた
こんにちは!無職の三十路女のちこです。
前職を辞めると決めたのは2月のこと。
しばらくは貯金を切り崩しつつ、ゆっくり自分のやりたいことをやって、自由に過ごそうと決めていたのですが、みるみる内に世はコロナウイルス拡大が本格化。
先行きの見えない日本経済、世界情勢。様々考慮した結果、無職で居続けるのはさすがに不安が付きまとうと判断。少しずつ就職活動の準備を進めていました。
けれど高齢で持病のある母親と同居する私にとって、今外に働きに出るのはリスキーすぎることから「フルリモート正社員」を目指して就職活動開始。
というわけで、先日人生で初めてのリモート面接を受けてきました。
そして、
見事に落ちました!!!!!!!
ぜ~んぜん!ツル~ッと落ちましたので、何の参考にもならないかもしれませんが、「リモート面接」自体が正直未だレアな体験だと思うので、今後「リモート面接」を受ける方に少しでも雰囲気が伝わればいいなと思い、体験談を書いていこうと思います。
1. フルリモート勤務の求人はどのくらいあるの?
職種を選ばなければ結構あるんだなと感じました。
コールセンターやカスタマーサポートを募集している企業は探せばかなりありますし、今後増えてくるのではないかと予想しています。
私は地方都市に住んでいますが、地方都市に住んでいながら東京の仕事ができるというのはかなり魅力だなと感じています。
ただし、雇用形態を「正社員」に限定してしまうと、選択肢はかなり狭くなります。更に職種を限定してしまうと、ほぼ0に近いと感じました。
また私は職種というよりも、その会社や働く人が好きになれるかどうかにこだわっているところもあるので、フルリモート正社員への道は一層険しく感じました。
けどこのご時世、甘えてらんねえ!ゴリゴリに働くぞ!と、今回は「フルリモート正社員」をとにかく一番に据えて、とりあえず応募してみることにしました。
2. 面接前に準備したこと①企業研究
「リモート面接」とはいえ、面接に変わりはありません。しっかり企業研究をしました。
当たり前ではありますが、会社のホームページを隅から隅まで見ましたし、動画や人事ブログはもちろん、社員ブログや広報ブログ、Twitter、学生インターンのブログまで探し出して読みました。
マジでストーカーかなって程度に、気持ち悪いくらい読みました(震)
3. 面接前に準備したこと②ZOOM面接リハーサル
「リモート面接」自体初めてのことで、十中八九緊張するだろうと想定して、自分のiPhoneとパソコンを繋いで面接の練習をしました。
実際面接時にはパソコンを使用したのですが、うつり具合や通信を使ったときの声の感じ、表情チェックをしたところ、気になるところが数点出てきました。
1. メイク
自分が想定していたよりも、かなり顔色が悪く映っていた。
特に唇の色が薄く、少々濃くメイクした方がいいと感じた。
婚活リップなんてプルンとした質感が画面上で全然伝わらないから注意だよ!!
私は結局Etude Houseの発色抜群なグロスでパキッとした色味にしたが、画面上ではそのくらいがちょうどよかった。
2. 笑顔が消えやすい
普通の面接よりも、画面越しに話すので笑顔が消えやすいと思った。
なんとなく目線もふよふよしがちなので、しっかりと画面を見据えて、意識して口角をあげるように努力する。
3. 周りが気になって、声が小さくなりがち
やってみていただきたいのだが、一人で部屋で画面に向かってハキハキ話すというのはハードルが高い。
画面に向かって話すのって難しくない?
4. 面接前に準備したこと③個性を出すために
面接前にきたメールで事前に、「面接時間は5分から15分」と記載されていたため「これはかましたらなあかん」と謎の決意に燃え、第一印象のインパクトを大切にしたかった私は、簡単な手作りのネームプレートを作りました。
初めは、もっといろいろ工夫したネームプレートを作っていたのですが、ZOOMでは左右反転してうつることに気づき、急遽ひらがなで鏡文字にして書きました(結果めちゃくちゃ地味な感じになってしまった)
面接官の方も多くの方と面接しているだろうし、リモート面接という特性上、データを見つつ相手の顔をみるのは大変だろうと思い、このネームプレート作戦を思い付いたのですが、これが吉と出るか凶と出るかは次項をご覧ください。
5. リモート面接
最後までスーツがいいか、カチッとした私服がいいかで悩んだのですが、スーツを選択。周囲の環境を整えて、いざリモート面接へ。
約束した時間に、事前に指定されていたURLへアクセスし、面接が始まりました。
映し出されるスーツ姿の面接官。
何故か出ない音声(設定を変更してことなきを得た)。
華麗にスルーされるネームプレート。
想像の10000倍緊張しました……!!!
私は普通の面接は割とすきで「緊張はするけど、楽しかったな~」と思って帰ることが多いのですが、リモート面接は目の前に人がいないからか、ただただ緊張しました。
面接内容については書けないので、面接を受けながら思ったことを箇条書きにします。
・スーツ着る選択しててよかった~~!大正解~~!
・ネームプレートは相手の社風に合ってなかった~~恥ずかしすぎる~~!
・そもそも知らない人とビデオ通話ってしたことない~緊張する~
・ビデオ通話だと相手の感情が読み取りづらいかもしれない~
・動きが制限されるから身振り手振りしにくくて話しづらい~~!
・画面のどこを見ればいいのかよくわからない!目が合ってるのか合ってないのかよくわからなくて不安~~!ていうか合ってないよね~~!?!?
だいたい15分で面接終了。
こちらからの質問にも丁寧に答えていただき、この会社でのリモートワークの様子も詳しく説明していただきよくわかりました。
めちゃくちゃ勉強にもなりました。
さて、この求人は、多くの職種を一括して募集をかけていました。
希望職種を聞かれた際、私はその中の1つの職種のみに絞って応募したい旨を伝えたところ、「かなり狭い門になりますがよろしいですか」と重々確認していただき、承諾しました。
(この案内もとても丁寧でした)
職歴的には他の職種のほうが可能性は高いとはわかっていましたが、どうしても妥協したくなかったので、それで落ちたら縁がなかったんだと思うことにしました。
というわけで、本日華麗にお祈りメールをいただきました!!!!
6. まとめ
「リモート面接」は想像以上に難しいと感じましたし、普通の面接以上に相手への心遣いが大切だと思わされました。
目の前に相手がいない環境下の中で、
・わかりやすく伝えるには?
・印象よく話すには?
・個性を出すには?
・相手の求めるものに対して、どう表現するか?
考えるべきことはたくさんありました。
人対人ではありますが、制限された環境だからこそ、工夫が必要だと思います。
リモート面接にはリモート面接に合った方法で、自分を表現していかなければなりません。
私は普段からリモートでのミーティングをする機会もあったので、全く経験がない方よりは「リモート〇〇」に慣れているつもりでいましたが、そんなことなかった…!リモート面接、難易度高い。
職種を絞ったことが、面接に落ちたことにつながったのか、はたまた私が社風に合っていなかったのか、私がうまく話せていなかったからか、そもそも実力不足か、その全部か。
理由はわからないことではありますが、それでも「リモート面接」、私にとって学ぶことはたくさんありました。
またこの面接を経て、自分の「働き方」をもう一度しっかりと見つめなおそうと思わされました。そのきっかけをくれた意味でも、この「リモート面接」を受けられて本当に良かったと思っています。ありがとうございました!
この記事がこれから増えていくであろう「リモート面接」の参考に少しでもなれば幸いです。
というわけで、まだまだのちこ@無職の三十路女の肩書き変わらないでやっていきまーす!!!!!!!!!!!!
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