育休2日目 ~ポテサラ事件~
2021/02/28
さて、今日から本格的に旦那氏が育休で家事を全面に担う訓練期間に入ることになった。
改めて「家事を任せるぞ…!!私は手を出さないぞ…!!家電のボタンしか押さないぞ…!!」と決意を固める。
旦那氏の育児休業中の生活シミュレーションは「午前9時に起床する」という習慣づけから始まった。
私は8時半にスヌーズが鳴りまくっているスマホを見ながら「なんで用もないのにこんなに起きようとしているんだろう…?」と思っていた。
旦那氏の産後の生活のシミュレーションが既に始まっているとは思わなかった。
すごい。意識が高いぞ旦那氏。
そして、今日から家事を頑張ることになった旦那氏。
ところで我が家、私が家電大好きなので、ある程度家事は家電におまかせ状態である。
便利そうな家電は大体あると思ってこの記事たちを読んでもらうと良いかもしれない。
しかし、家電におまかせとは言っても、旦那氏には「家電の終了音に気づかない」という不可解な特性がある。
なので、家電が終了したり、加湿器の水がなくなったりしたら、私が旦那氏にお願いすることになる。
それで機嫌が悪くなったりするわけではないので、ここらへんは「面倒だけど、まぁいっか」と思える。(今はね)
旦那氏にとっての最難関はやはり「食事の用意」である。
これまでにも私の帰りが遅い日などには食事を作ってくれていたけど、その時にどのくらいの時間をかけていたかを私は知らない。
いや嘘。知ってる。
むちゃ時間をかけて一品ずつ、作ってくれていた。それこそ3時間かけてでも私が好きな「おかずいっぱい」のご飯を用意してくれていた。
しかし産後を見据えると、貴重な一人分の人足を食事のために3時間も使ってられない。
私の産後の肥立ちと赤子の健康がかかっているし、本人だって毎日食事にそんなに時間をかけていたら参ってしまう。
…というわけで、献立は私が決めることになった。
私は
①旦那氏に煮炊きの基本を覚えてもらい
②ある程度バランスが取れていて
③産後は私が献立を作らない日も乗り越えられるくらい旦那氏の経験値を底上げする
という、いつもと違うバイアスのかかった献立作りをしなくてはいけない。
という訳で、一日目の献立はこちら
■豆腐と豚肉とニラのキムチ味噌汁
■ポテサラ
■春キャベツとあさりの酒蒸し
■作り置きのピリ辛こんにゃく
上記献立の狙いは下記5つ
・旦那氏が過去に作ったことのあるポテサラは安全メニュー
・味噌汁二人分は350mlの出汁で作成するといつもの量できると覚えてもらう。
・酒蒸しは食べる直前に作り出せば良いから焦らなくて良い
・作り置きのこんにゃくは温めるだけ
・初日なので「精米・炊飯→冷めても良い副菜→汁物→食べる直前の仕上げ」という流れを体験してもらおうの巻!
献立を旦那氏にLINEして、確認してもらう。
事前に「途中でクチ挟まない方が良いよね…??」と聞いたら「うん。ワケが解らなくなるから。」とのことなので、
まぁクチを挟むような余地も無かろうと、後ろ姿見守り隊となる。
旦那氏は時間に余裕を持って、17時半から調理開始。
ふふふ。旦那氏は時間かかると思ってるかもしれないけど、この献立だったらきっと1時間くらいで終わるわよん♪
自信をつけてくれ♪
とこの時点ではそう思っていた。
しかし、お料理開始の時点で「?」はいきなり出てくるもので。
まずは出汁ポットにストックしてあった出汁を煮立て始めた。
味噌汁の具材を小皿にきちんと用意して、せっかく煮立てた出汁は火を止めた。
(今仕上げないなら何故温めたのだ…??)
(汁物は温め返せばいいから一気に仕上げて食べる直前に温めたら良いのに)
しかし汁物は一旦終了してポテサラ作成に入った旦那氏。
(何をするにしても精米&炊飯の用意からした方が良いよって先に言ってたけど、覚えてるかな…)
(洗い物増えるから豆腐なんて手の上で切ってぽちゃぽちゃ入れても良いけど小皿に入れる辺りが几帳面)
ここまではまだ「口出さない口出さない…」と思っていた。
そしてポテサラのレシピをアイパッドに出して目の前に置いたのを見て、不安が不安を呼んでくる。
(作ったことあるから見なくてもいけると思ったポテサラをレシピ見ながらやるのだったら大変かも…)
【注意】ここから下は、実際に出してしまった口と出さなかった口とまぜこぜで書いています。
ホント「うっせぇわ!!」って言いたくなるくらいの細かい事を書いてるので、読んでる人、不快になったらすんません。
流行りの「うっせぇわ」をBGMにしてお読みください。
(しかし私ホントにうっせぇわ…。)
・ジップロックにキッチンペーパーをひいてからじゃがいもレンチンしたら水気を吸い取ってくれるよ
・そんなにパカパカレンジを開けてたらいつまでも火が通らないよ
・竹串を刺してみるじゃがいもは全部じゃなくてもいいよ
・オメガヴィスペンはしなるからマッシュしにくいのでフォークを使った方が良いよ
・ジップロックでレンチンした芋はボールに移さなくてもジップロックの中で潰したら洗い物減るよ。余ってもそのまま蓋して保存できるよ。
・じゃがいもが熱いウチに下味をつけた方が良いよ
・下味は(酢と塩とか書いてると思うけど)既存のドレッシングで十分だよ
・玉ねぎときゅうりはスライサーの中で塩もみしたら洗い物減るよ
・塩もみに小さじ一杯も塩を入れなくてもいいよ
・塩辛くなったら水にさらして塩抜きしたら良いよ
・きゅうり、そんなじゃがいもがアツアツのウチに入れるの…?
・ハムはばらして切って入れたほうが良いよ
・先にわさびとマヨを合わせてから調味すると良いよと言ったけど、小皿に出さなくてもぶりゅっと出したマヨの中にわさびを溶かせば洗い物減るよ
本気でひと工程ごとに、私の口が出そうになるし、実際に出た。
ごめんね旦那氏。
今もこれを文章に起こしながら、あの一生懸命な旦那氏の背中を思い出すと、申し訳無さと自分の堪え性のなさを同時に思い出して、恥ずかしくなって「うぎゃぁああああ~~~!!」とジタバタしたくなる。
見守るって難しいのね…!!!!
さて、そのように口出しされつつポテサラを最終的に混ぜに入った旦那氏を見ながら、確信に変わった事柄がある。
「精米&炊飯が旦那氏の頭から飛んでいる」
私「いつお米炊く~??」
旦那氏「(時計を見て)もう一時間経ってる…!!!?」
そう。
出汁を一旦煮立ててポテサラ作ってる間に、一時間経ってしまったのだ。
当然ながら出汁は一旦冷めている。
既に18時半。
でも工程的に山場のポテサラは終わったし、これ以上口出さないように私は風呂に入ろう。
そうしよう。
大丈夫。米は30分もあれば炊けるさ。
私と旦那氏が風呂に入ったら米が炊きあがってるさ。
大丈夫大丈夫。。。
ふぅ…。
と風呂に入ってしばらくして旦那氏から
「酒蒸しのキャベツはざく切り?あさり足りるかな?」
と質問あり。
「春キャベツだしざく切りでいこう。あさり、ボリューム的に足りなそうならサバ缶足して~。」
と返事。
さぁシャワーだシャワーだ。
ここでまた「?」
「酒蒸しは2・3個貝の口が開いたら火を止めて蓋しとけば良いよ。あとは予熱でどんどん開いていくから10分くらいで完成するからね」
と言ったことを、旦那氏は覚えているだろうか…???
いや覚えていたとして、それが
「ふたりともお風呂に入り終わってからの仕上げの段階で着手すれば良い」という意味に捉えただろうか??
いや、風呂場までキャベツの切り方を聞きにきたってことは、きっとそうは捉えてない。
あわわわわわわ(汗)
あ~!だけどもこれ以上口を出したくない!!水差したくない!!
だけど落ち着かない!!!!
ざざざざざ~っっと風呂に入って、妊娠線予防クリームをぞんざいに塗ったくり、リビングに戻る。
するとまだ米が炊けていないけど完全に火が入りきってしまった酒蒸しが出来ていた。
wwwww的中ーーーー!!!!!wwwww
まぁ、冷めても美味しいから良いww
そして旦那氏はこの時点でもう目が死にそう。疲労困憊。
そしてこの日、旦那氏は倒れるように眠った。
基本的に宵っ張りでなかなか眠りにつけない旦那氏だけど墜落睡眠だった。
疲労の原因は献立を立てた私によるところが大きいので、私も大いに反省をして明日の献立に臨むことにした。
私は調理器具が汚れたままずっと流しに置きっぱなしが気になる。
調理器具は調理の合間に洗って片付けて、ゴミは流しではなくて水気を含む前にゴミ箱に捨ててほしいけど…
片付けは旦那氏担当だし、最終的に片付けば良いのだ。
私のルールは私のルール。
旦那氏は旦那氏のルールでお料理すれば良いのだ。
しかし旦那氏、いつもやっている食後の片付けはやはり早かった。
家事は慣れなんだなとつくづく思った。
多分食洗機に食器を入れるのは私より全然上手です。
というわけで、明日に続く。