プロレスを見つめて生きていく
注意:今日も代表長いぜ!!
10月15日天龍プロジェクト新木場大会において、進祐哉、拳剛がIJタッグを獲りました。
大会が終わった20日の天龍独演会にて、いつもは言葉少なに見つめてくださる方からお声がけいただきました。
その面持ちは未だに15日の獲った瞬間の様な臨場感でした。
私は大将の為に、天龍プロジェクトを再始動したけれど、こうしたことが時々に起こります。
天龍源一郎を愛し、多くの時間を費やしてくださった熱狂的なファンの方が、その当時は天龍源一郎を見ていた訳です。
大将の最後の勇姿を見届けようと想う気持ちから天龍プロジェクトを一緒に愛してくださった。
そんな人たちも大将がリングを離れてからはグンと減りました。それも事実で、至極当たり前のことと捉えている自分もいます。
大将がこれまで関わったたくさんの団体、選手。
そのどれもがその時代において、とても大切なものだったけれど、やっぱり『天龍源一郎の終の住処』として旗揚げした天龍プロジェクトを見届けようとしてくださる方への私たちの想いは計り知れないものがあります。
人は思い出に生きるものです。
大きな力にもなります。
だけど、過去に強烈に衝撃を受けたあの日の天龍源一郎を今の天龍源一郎としても愛してくださいます。
晩年の大将が、80年代の天龍源一郎ではないでしょう。
それでも、あの頃に感じたことをその方の中で色褪せぬものとして捉え、新たに天龍源一郎を心に入れてくださる。
『天龍ファン』は、そんな想いのある方が多い。
有難いことです。
そして、『天プロファン』も温かい。
その方は、大将が引退するまでの天龍プロジェクト、そして、再始動してからの天龍プロジェクトも見守ってくださっています。
そんな方からかけられた言葉が10月15日のIJタッグ戦。
進拳剛がベルトを獲ったことをとても喜んでくださいました。
感動した。と。
感動したと一言に言っても、言葉以上の気持ちが伝わってきたことが今書いている大きな理由です。
そして、タイトルにもあるように『プロレスを見つめて生きていく』っていうことの自分にとって大きなテーマについて少し残しておきたいと思いました。
その方が天龍源一郎を見届けようと足を運んでくださっていた旧・天龍プロジェクトで、蛟龍として出場していた進と拳剛。(当時はドラゴンJOKERと西村賢吾)
時が経って、2人が横に並び、WARからの歴史あるベルトを戴冠する瞬間。
その姿を見て『感動した』と言ってくださった。
とても重い重い温かなお気持ちです。
奇しくも拳剛が試合後
『プロレスは長く見るものだし、長く続けるものだなって思った』と言いました。
私もそう思いました。
そして、その方も同じことを考えてくださったのです。
あの2人が、誰でもない進と拳剛2人でIJタッグベルトを獲る日を眼にすることができるなんて。と。
話は少しそれますが、その姿を目にする前、第3試合に出場したレッドブルーの椎葉おうじ、仁木琢郎の2人が入場をした際に私は胸が張り裂けそうなほどに込み上げるものがありました。
かつて、レッドブルーの2人がタイトルマッチの際に、2人の入場テーマをアレンジした曲を作りました。(2023.5.20大阪大会)
こんなことをしたのは恐らく初めてでしたが、そうしたいと思える未来を、2人に感じたのだと思います。
天龍プロジェクトでたまたま出会った2人が現代らしくSNSでのやり取りで決めたレッドブルーというタッグチーム名。
あの2人のこれまでの歴史にも、心を寄せるきっかけがあったのかもしれません。
おうじが怪我をおしてタイトルマッチを行い、後に長期欠場を決めたことや、1人になった仁木が自団体で活躍を見せたこと、離れていた時間を経て2024年9月におうじが復帰を果たし、久しぶりにみたレッドブルーの入場。
おかえりと讃えあった復帰戦を見て、やっと10月15日大会で、2人の絆が見える入場を見た時、まさに拳剛が言った『プロレスは長く見るもの、プロレスは長くやるもの』だと心から思えました。
2人の成長をこれからも見守りたい。と、私も歳をとったなぁ、と。
でも歳を重ねることは案外悪くないなとも思いました。
若い選手のはつらつとした入場で涙が出るくらいにはプロレスに身を注いできたのだなと感慨深い想いにもなりました。
かつての進拳剛の姿と、
おうじ仁木の姿が、あの頃の天龍プロジェクトをフラッシュバックさせたのかもしれません。
そして、その、進拳剛の戴冠に感動を覚えてくださった長年のファンの方の言葉。
やはり、プロレスは続いている。
大将が言った通り、プロレスは伝承文化なのです。
そして当たり前なのかもしれませんが、あえて言葉にさせてください。
選手一人一人に生きてきた歴史があります。
天龍源一郎も私も、今、天龍プロジェクトに足を運んでくださるファンの皆様も間違いなく、今を一緒に生きているのだと思えます。
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